第20期 銀河戦
本戦Eブロック 7回戦
飯塚祐紀七段 vs 金井恒太五段
対局日: 2012年1月6日
解説:泉 正樹七段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:渡辺弥生女流1級

平成23年度の成績は、金井14勝13敗 飯塚13勝6敗
金井は本戦で田中魁秀、村山に勝ち 飯塚は予選で小倉に勝ち

解説の泉「金井は居飛車の本格派 郷田の将棋を信望している 研究熱心な若手 ピアノがうまい
 飯塚は居飛車党で、序盤が独創的 中終盤が強い 受け8割の棋風、負かすのに骨が折れる」

先手金井で、角換わりの相腰掛け銀
金井がうまく攻めた そして、何を指すか難しい局面で、じっと相手に手を渡し、
プレッシャーをかける手が2回出た これは強い

局面、金井の大優勢、金井の手は緩まない 飯塚、まったくいいところを出せなかったなあ、
どっちがB1棋士か、わかりゃあしない、と思って見ていた

105手目、9五に居た飛車を詰めろでタダ取られ、
もう、後手はどう見ても投了しかないだろう、と思われた ▲9五角成の局面↓

後手の持駒:角 銀二 桂 香 歩 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・v玉 ・|二
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v桂 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩|四
| 馬v歩 歩 歩 ・v金 ・v歩 ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ 銀 歩 ・ ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ 桂 ・ ・ ・v飛 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金 銀 歩五 
手数=105 まで



解説の泉も完全に終了モード が、ここから飯塚、粘りに粘った
往生際が悪いぞ、と思っていたのだが、これが功を奏し、なんとなんと入玉模様に!
形勢はまだ金井がいいんだろうけど、延々、難しい応酬が続くではないか
まさかこの将棋がこんな風になるの~ びっくりだ

が、金井も踏ん張った ギリギリ入玉を阻止する順があり、最後は後手玉を詰めた
143手で金井の勝ち いや~、それにしても飯塚の粘り、見事だった
もう自分だったら、105手の飛車を取られたところで、あきらめて投了してるよ
それを延々指し続け、あわやという展開まで持ってくる、これは強い
金井が明らかな大ミスをしたわけではないのだが・・・

しかし、金井も強かった 詰みに討ち取ったからね 精神力が弱い人なら、逆転されていただろう

泉「金井の快勝譜だったはずだが、泥沼化させて、飯塚将棋の真骨頂は見せた」
飯塚、負けはしたけど、こういうのは次につながるね 

105手目の局面で、あきらめない人がどれだけいるだろうか
将棋は詰むまでわからない、怖いなー(^^;