第20期 銀河戦
本戦Cブロック 8回戦
島  朗九段 vs 長沼 洋七段
対局日: 2012年2月15日
解説:藤原直哉六段
聞き手:鈴木環那女流初段
記録:井道千尋女流初段

23年度の成績は、長沼15勝13敗 島13勝15敗 
長沼は、ここまでアベケン、タナトラ、田村に勝ち 島は予選シード

解説の藤原「長沼は関西の軽快なオールラウンダー 島は居飛車党の力強く手厚い本格派」
解説者、誰だこれは、私の知らないプロがいたのかと思うくらいに珍しい藤原さん(^^;

先手長沼で、相居飛車の力戦になった ▲菊水矢倉vs△矢倉もどきのカチカチの囲い
長沼が序盤ですぐ▲6六歩と角道を止めた手がやや弱気だったようで、
島に矢倉崩しの理想形に組まれてしまった
解説の藤原「島の作戦勝ち」

しかし、決めるにはまだ全然難しいぞ、と思ってると、
島、なんと角をぶった切り、飛車もぶった切ったではないか! うわーすげー攻め!
聞き手のカンナちゃん「ひゃーーー! やはり行きましたかー!」
藤原「長沼なら、攻めを切らすでしょう」
島が攻め倒すのか、長沼が切らすのか? がぜん、面白くなった盤上

島、絶妙な歩使いで、攻めをつないでいく これは見えにくい、
指されてみるときっと最善の手なんだろう、という手を連発! 島、つええー 
カンナちゃん「仕掛けは単純だったですけど、あの手この手ですごい技術ですねー!」
ホントにすごい よくこれだけ手が見えるなー
長沼、致命傷を与えず、ずっとがんばっていたのだが、いよいよもうこれまでか・・・

最後のお願い、豊富な持ち駒で王手ラッシュにかけた長沼
ええ? なんか、と金の使い方で、あれっという手が出て、長沼の王手が続く続く
どんどん続く ♪線路は続くよどこまでも、♪王手は続くよどこまでも、という歌が聞こえてきそうだ
ま、まさかこれが捕まるのか??? き、キワドイ 叩きの歩が2度出て、島はかわすがどうだ・・・
最後は島は逆王手をかけたものの、長沼にお返しの逆王手でしのがれ、島玉が詰んじゃった!!
実に、33手の怒涛の寄せ な、長沼、つええー

長沼も、島も、どっちも強かった 島さんはA級に何年もいたから、そりゃあ強いと思っていた
ところが、長沼さんも本当に強いではないか 
NHK杯でベスト4に入ったことがあるのはフロックではないと思わせるに充分な内容だった
C1にはこんなプロがゴロゴロいるんだろう プロってすごい! 

不動駒は9九の香車一枚だけ、白熱の熱戦だった 面白かった パチパチパチ