メインイベントの谷川九段と森内名人の対局です
コメント付きの棋譜をkifu for windowsに取り込んで読んでね

解説は2人、ずっと出演していたのが石田和雄九段、
そしてもう一人は、順番に他の棋士がでてきました
記録は中村マリカちゃん、読み上げは室田さんです

開始日時:2012/04/29
先手:谷川浩司九段
後手:森内俊之名人

▲7六歩
*持ち時間は各10分、切れたら30秒
*振り駒の結果、先手は谷川九段
△3四歩
*後手は森内名人
▲2六歩
*石田「本日のメインイベントでございます」
△3二金
*(上田女王、のどを詰まらせながら登場)
*上田「かしわもちをいただきまして(^^;」
▲7八金
*上田「お二人の永世名人の対局姿を前にしていると、自分が対局するよりも緊張しますね」
△8四歩
*上田「この将棋盤には、もみじの木が使われているそうで、きれいですね」
▲2五歩
*石田「上田さんは、おしゃべりが上手ですねえ」
△8八角成
*上田「石田先生に言っていただくとうれしいですね(^^)」
▲同 銀
*上田「さきほどは、私の名前のプレートが、何回か落ちたということで(笑) 今日で縁起が悪いことは振り払っていきたいですね」
△2二銀
*上田「1局目が相振り、2局目が居飛車vs振り飛車、今回が相居飛車、全部違う戦型ですね」
▲3八銀
*石田「言われないと気がつかないですねえ 頭悪いからなー」
*お客(笑)
△3三銀 ▲6八玉 △7二銀 ▲7七銀
*石田「谷川さんの棒銀は、あまり見ないですね」
△6四歩 ▲2七銀
*石田「あー やりましたね(笑)」 
△6三銀 ▲2六銀
*石田「じゃあ、次は△1四歩か」
△1四歩
*石田「次は▲1六歩」
▲3六歩
*上田「こっちで(笑)」
△4四歩
*(以下、しばらく盤面を見つめている石田さんと上田さん)
▲3五歩 △5二金 ▲3四歩 △同 銀 ▲3七銀 △4三金右
*石田「・・・ ただ見ているだけじゃあ、イカンですね」
*お客(笑)
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛
*石田「なるほどお あー 形勢はどうでしょう わからないなあ」
△5四銀
*石田「狙いは△6五歩から△6四角かなあ」
▲7九玉 △4二玉 ▲5八金 △9四歩
*石田「後手の狙いは△9三桂~△8五桂かな」
▲5六歩
*石田「名人を1回取るだけでも大変なのに、お二人は永世名人だからねえ」
*上田「ここ10年は、森内さんと羽生さんだけが名人ですね」 
*石田「ええー そうなの」
△4五歩
*(この辺で、上田女王から中田章道七段にチェンジ)
▲2六銀
*石田「谷川さんの、21才で名人の記録はもう破られないでしょうねえ」
△2四歩
*石田「じゃあ、ここで次の一手クイズの1回目をやりましょうか 候補手は・・・ ①は▲3五歩 中田さん②の予想をどうぞ」
*中田「②は▲6八金右にします」
*石田「はい、③はその他、にします ①~③の、どれでしょうか」
*(谷川が封じた)
▲6八金右
*(封じ手が開封されて)
*石田「おおー 中田さん強い! 正解!」
△9三桂
*中田「次は▲2五歩かな」
▲2五歩
*石田「中田先生、よく当たりますねえ」
△同 歩 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △2三歩
*石田「あ、柱のせいで、持ち駒が見えにくいかな? んー、でも、この柱がないと、ここがこわれちゃうからねえ」
▲5五歩
*石田「決戦に突入ですねえ」
△同 銀
*石田「次は▲6三角?」
▲4五飛
*石田「ほお~」
△4四銀打
*石田「手厚いですね~」
▲2五飛
*石田「じゃあ、ここで封じ手! 30秒で封じ手は大変か? まあ仕方ないね~」
*
*石田「①は△3六角 ②は△8五桂 ③はその他 選んでください」
*(森内が封じた)
△8五桂
*石田「これがタイミングなんですかね~ 正解は②の△8五桂!」
▲6六銀
*石田「強い手ですね~! 他の場所に逃げるのは、利かされかあ」
*(このあたり、中田さんから杉本さんにチェンジしている でもあんまりしゃべってなかった)
△同 銀 ▲同 歩 △3六角 ▲2八飛 △4七角成 ▲4五歩
*杉本「これを△同銀だと、▲4四歩ですか」
*石田「いやいやいや、お互いの持ち味の見せ所ですねえ」
△同 銀 ▲7一銀
*石田「さすがだ! 飛車がどこに逃げても、角打ちかあ」
△9二飛
*杉本「そこしか逃げ場がないでしょう」
▲8一角 △4六馬
*石田「谷川さんの攻めと森内さんの守り、お互いの特徴がよく出てますねえ」
▲3七銀 △5五馬 ▲2二歩
*石田「じゃあ、この辺で佐々木勇気君を呼びましょう」
△3六歩
*石田「勇気君、さっきの将棋はなーんだ、角の丸得の将棋を負けたらダメでしょ」
▲5八飛
*佐々木「昨日、サウナに入ったり、今朝、牛乳飲んだりして調整したんですけど、ダメでした(^^;」
△5六銀打
*石田「森内さん、手厚い! 勇気君、どっちが優勢?」
*佐々木「(森内陣を指差して)こっちが良し」
▲2一歩成
*石田「3七の銀を逃げてるようじゃ、さみしいか」
△3七歩成 ▲9二角成 △同 香 ▲8二飛 △5二銀
*石田「△3三玉だと、▲2五桂があったからね」
▲3七桂
*石田「放置すると、△4七と、が厳しかったからね」
△同 馬 ▲6二銀成 △3三玉 ▲5二成銀
*石田「ここまで進んで、飛車角交換だけで、駒の損得なし! これがプロの将棋なんだなあ」
△3五角 ▲8八玉
*石田「勇気君はこの2人の将棋を参考にしなさい」
*(佐々木勇気から勝又にチェンジ)
△4七銀成 ▲1八飛
*勝又「きわどいですね」
△2六桂 ▲2五桂 △3四玉 ▲5三成銀
*勝又「ここは(歩を持って、4二の地点を指差して)これですね~」
△4二歩 ▲4三成銀 △同 金
*勝又「後手の駒が、1筋~4筋に多いですね」
▲8四飛成
*勝又「はあ~ 味のいい手ですね」
△1八桂成 ▲8五龍 △5五歩
*石田「いやいやいや 鉄板流の本領発揮」
▲1八香
*勝又「森内さんは、鉄板流と言われるのが好きじゃないみたいですよ」
△2八飛
*石田「じゃあ、鉄板流じゃなくて正確無比! 飛車がきましたね~」
▲7九銀 △1八飛成
*ここで谷川九段が投了 104手で森内名人の勝利となった
*勝又「もう、後手の入玉を阻止できないですね」
*石田「お疲れさま、ご苦労さまでした」
*谷川「▲7一銀、▲8一角が響かなかったです」
 

私の感想 1局目、室田さんの寄せが見事でした △2八歩は、本に出てくるような一着でしたね
2局目、先手早石田に対する佐々木勇気プロの駒組み、序盤で千日手模様に持っていく手段はとても参考になりました
3局目、一手損角換わりを得意戦法にしたいと思っている私のためにあるような棋譜でした
森内名人が快勝できた理由は、常に手厚く指して、受けに徹したことでしょう
相手玉を詰ますのではなく、受けまくって勝つ、という手段が 一手損角換わりでは有力そうですね
森内名人は初めから入玉も視野に入れていたのではないか、と思える見事な指し回しでした
 
最後の挨拶で、石田九段「私は現役を引退しますけど、普及と弟子の育成で、じゃまにならないように、少しばかり将棋界の手助けをしていけたらいいなと思ってます 岡崎将棋祭りを1年でも長く続けたいと思います」
みなさま、お疲れ様でした 私は今年はたまたま抽選で当たって、見れてラッキーでした
また来年も見たいですね 石田九段、現役生活、本当にお疲れ様でした