桂馬の両アタリ ~先ちゃんの囲碁放浪記~
先崎学著 NHK出版 1200円+税  2012年4月初版

コンビニで、週刊文春を立ち読みしていた私、
いつものように、「先ちゃんの浮いたり沈んだり」のページを読んでいると、
この本が宣伝されてあった ふ~ん、先ちゃんのエッセイ本かあ
でもなー、本音を言うと、この文春のエッセイ、あんまり面白いと思って読んではいないんだよね
どうしても昔の若かったころの先ちゃんの文章と比べてしまう、あの頃は筆に勢いがあった・・・

囲碁に関することを書いた本らしい 今まで囲碁雑誌に連載されていたものをまとめた本か
へ~、ま、そのうち買うかもね・・・
と思っていたら、偶然にも、近所の本屋でこの本を発見!
まあ、偶然と言っても、将棋コーナーに目をやったらあったわけで、
将棋コーナーを覗くのはクセなわけで、まったく偶然というわけではない(^^;

おお、これが先ちゃんの言っていた本か 中身は・・・ うわ、大きな字だ
これで1200円は高いかな まあいいや、先ちゃんにお布施するつもりで買おうっと

で、読んでみたわけですよ したらば、これが面白いじゃないですか!
先ちゃんの筆が、元気です! これ書いてるとき、自分でも楽しく書いたんじゃないかな、と
思わせる内容です プロ将棋棋士の名前がポンポン出てきて、あ、この人が囲碁を打つんだ、
というのも、私みたいな将棋マニアには、うれしいです

囲碁はルールわかんないし、と思ってる人にも、全然OKです
囲碁はわかんないけど、「ヒカルの碁」は面白かった、という人ならOKです
将棋と比較して、囲碁ってこんな風なんだ、と感じることができますよ

分量が少ないか、と思っていたけど、そんなことはないです
1話が3枚の構成で、1話完結になっているため、話の数が多くなってます いいです

先崎ファンは、無条件に買いです もう買ってるでしょう
以下にあげる項目で、2つ以上当てはまれば「買い」です
・プロ将棋界のファン
・プロ囲碁界のファン
・ヒカルの碁が面白かった(囲碁のルールわかんなくてもOK) 
・軽いエッセイを読みたい

私も囲碁は打てないんですが、この「桂馬の両アタリ」、楽しく読んでいます
今、半分くらいまで読み終わりました 本来、全部読んでからレビューするのがマナーなんですけど、
今回は半分の時点で書きました だって、全部一気に読むの、もったいないんですもん(^^;
いや~、思わぬところで、ひさしぶりに面白い本に出会いました(^^)
実は、読む前までは期待してなかったです・・・(笑)

惜しむらくは、今の若い人は、先崎って誰?ってなるんじゃないでしょうか
今年のNHK杯、1回戦、誰と当たるの? 銀河戦ではどのブロック? 
・・・いないんです、先ちゃん、予選落ちしてるんですorz
先ちゃんのことを知ろうとしても、NHK杯にも銀河戦にも出れてないんです 
これでは、せっかく面白いエッセイを書いても、売り上げが・・・
先崎さん、B2で降級点を逃れてる場合じゃないです ぜひもう一旗、上げてください! 

5月13日追記 全部読み終わりました 前半はほとんどの話が面白かったのに対し、
後半は面白い話が少なくなってしまっていると感じました 残念です
前半は、プロ将棋指し達が囲碁を打つエピソードが秀逸でしたからね
しかし、この本、私にとっては、一度読んで終わり、ではなく、二度目も読みたくなる本ですね