「名人戦血風録」出版記念 
加藤一二三の名解説 「NHK杯史上に残る大逆転です ヒャー」
(以前、このブログに書いたものを再掲)

2007年10月14日放送 第57回NHK杯 2回戦 ▲羽生善治二冠vs△中川大輔七段
中川優勢で迎えた終盤、中川は勝利を確信していたのであろう 絶対負けない、と
駒音高くバシッ!と指していた
解説の、ひふみんも「羽生二冠は持ち駒が1枚足りないんですね 本譜は 
 羽生二冠は、やっぱり序盤作戦で矢倉にしなかったのが、いけなかったですね
 先手番の得がない作戦を、どうして選んだのかという感じなんで」と言っていたのだが・・・!

羽生の▲2二銀の王手に、
ひふみん「あれ、あれ、あれ、あれ、待てよ、あれ、あれ、おかしいですね あれ? もしかしてトン死?
 えーとこういって、あれれ? おかしいですよ、あれ? あれ、あ、歩が3歩あるからトン死なのかな?
 えー? これトン死なんじゃないですかね? んーと、あれ? いや これトン死かもしれません
 なんと・・・ いやーこれ、銀桂と歩が3つありますからね えっと待てよ 歩が3歩ありますからね
 歩の数が計算が・・・ えーとこういってこういって取って取って・・・
 いやちょうどピッタリ間に合いますからね これは大逆転ですね これ詰んでますよ ヒャー
 なんていう大逆転 NHK杯史上に残る大逆転じゃないかな たぶん 詰んでますもんねこれ ヒャー 
 なんとすごいことになりました・・・ んーいやー 歩の数がピッタリだから」
聞き手の中倉宏美「羽生マジックが出ましたね」
ひふみん「これは羽生さんの逆転勝ちの中でも、もうあれですね、あの、大変な大逆転ですね
 んー ヒャー 驚きました ヒャー こんなことがあるんですねっていう大逆転ですね ヒャー」

結果、163手で先手羽生の逆転勝ち

羽生はこのときを振り返って、「加藤先生が私の気持ちを代弁してくれた、
 ヒャーとまではいかないですけど(笑)」