中村修 九段vs阿部健治郎 五段 NHK杯 1回戦
解説 三浦弘行

わけあって、昨日中には更新ができなかったギズモです どーもです

あ、今回の矢内は、紫の服ではないですか 
なんか、清水市代さんがいつもこんな色の服を着ているような・・・
矢内も清水と同じく、ずっと独身なのかなー もったいないなー

中村修(以下、修)は1980年四段、竜王戦4組、順位戦B2 予選はシード NHK杯本戦は20回目

阿部健治郎(以下、アベケン)は2009年四段、竜王戦4組、順位戦C1 
 予選で所司、中川、土佐に勝ち NHK杯本戦は2回目 (アベケンは現在23才)

解説の三浦「修は、一風変わった受け将棋、受けには『強気の受け』と『受けただけの手』の
 2種類があるが、修はその中間の手を指す
 アベケンは、非常に研究熱心な若手、攻め将棋、私の弟弟子」

事前のインタビュー
修「アベケンは、見た目はおとなしいが、しゃべると面白い 研究熱心でしっかりした将棋を指す
 (NHK杯での目標は)解説で出てくることのほうが多くなってしまったので、ぜひとも少しでも
 勝って、がんばりたいと思う アベケンは強敵だが、49才の抵抗でがんばりたい
 よろしくお願いします」

アベケン「修は、不思議な感覚の将棋で、どちらかというと受けが強いイメージ
 まあ一局一局、ベストを尽くしたいという思います 
 前期(ベスト16)より上を目指してがんばります」

先手修で、角道止めずの四間飛車、対してアベケンも振って、相振りになった
角交換型の相四間、という、かなりめずらしい戦型になった 双方、金無双という囲いだ
三浦「金無双は、とにかくコビンが薄いんです」

雑談で、三浦「アベケンと練習将棋をしていて、指されたうまい手を、
 私が公式戦で使って勝ったことがある 私以外にも、アベケンの手を参考にして使った、
 という、そういったプロ棋士がいる アベケンは山形出身で、地元の期待が高い」
 
三浦「修は変わった手を指すわりには、なかなか作戦負けにならない
 私が升田幸三賞を取ったミレニアムは、修が先に指した戦法だった」

三浦「相振りは、怖い、難しい戦法 細かくポイントを上げていくので、
 気がついたら手のほどこしようがなくなっている」

アベケンが飛車先を2歩交換することに成功、
三浦「ちょっとアベケンがポイントを上げた アベケンは相振りを指しなれてる」

また雑談で、三浦「私と阿部くん、2人でイベントに行くときのタクシーの中、将棋の話をしていて、
 現地に着いて私がちょっと席を離れていたら、女性と楽しくしゃべっている阿部くんがいた
 あれ? 阿部くん? 本当に阿部くんなの?と衝撃でした
 タクシーの中では、阿部くんは『この後、私、用があるので、早めに失礼します』と言っていた
 私が気になって、『そろそろ、阿部くん、時間じゃないの』と言うと、
 阿部くんは『いや、いいんです いいんです』って感じだったんで、
 また、阿部くん?おかしいなーと思ってね 
 となりの女性がきれいなこともあったんでしょうけどね」

この話、矢内にはかなり受けていた 
三浦の「あれ?阿部くん?」という言い方が面白く、とてもおかしかった(笑)
しかし・・・話の内容自体は、よくわからない?
阿部くんが女性と楽しくしゃべることが、変なこと? 
早めに帰るはずだったのに、女性としゃべっている阿部くんが変?
別に、普通なのでは・・・ むしろ、それを見て「あれ? 阿部くん?
と思う三浦のほうが変なのでは?
だって、阿部くんは23才の若者なのだから、女性とも話すでしょ、そりゃあね(^^;

さて、2歩を手持ちにした阿部くん、じゃなかった、アベケン、△5四角という筋違い角を打った
三浦「これは一目(ひとめ)、いい角ですね」
なんか、これ、もう終わってませんか? 1筋の端攻めが受からないじゃありませんか?

三浦「ちょっと困っちゃいましたかね?」
矢内「どうしましょうか」
三浦「(攻められたときの)被害が大きすぎる」
まさか・・・ ここでもう投了ってありうるか? 
先手が島さん、「早投げの島さん」なら、投げるかも?

修、自陣角を打ち「受ける青春」の片鱗を見せた この角は他の誰にも思いつかんだろうなあ
しかし、アベケンの攻めは的確だ 
三浦「一手ずつ、受けが間に合ってない」

アベケン、攻めが冴え渡り、カライ手を指し、圧倒していく 竜ができ、馬ができ、駒得、
自陣はまだ鉄壁、負ける要素がない 
三浦「山形のみなさんが見ているんで、確実にね」

すごく考えにくい攻めの巧手も指し、大優勢なのに、そこまで念入りに考えてるのか、と思える手を、
アベケンは連発した 三浦「視聴率を上げる手が出ました」
最後は、タダで取れる銀には目もくれず、馬を△5四馬、と引きつけ、
磐石にしたところで、修が投了 106手でアベケンの勝ち

アベケン、怒涛の攻めで、圧勝! 三浦「アベケンの中押し勝ち」
終局後、頭を抱えた修「ひどい将棋だった」

修がヘタだったのか、アベケンがうまかったのか・・・ 両者の実力差がモロに出てしまった感があった
アベケン、これが、今が旬の、バリバリの若手、というやつだね
順位戦C2で10連勝は、伊達じゃない!

三浦の解説では、「修は序盤、変わった手を指すけど、なかなか作戦負けにならない」との
ことだったので、私は序盤、ぼんやり見ていたんだけど、もう序盤で勝負が決まっていたんだね
△5四角で、もう「終了」だったね 相振りは怖い、そしてアベケンは怖い!

中堅棋士には、ツライ時代になったと思う 羽生世代、そして、豊島をはじめとする、
有望な若手の大群 これにキリキリ舞いにさせられている、という現状がかいま見れた、
象徴的な一局だった

それにしても、有望な若手のなんと多いことよ 豊島、中村太地、アベケン、佐藤天彦、糸谷、稲葉、
菅井、佐々木勇気、船江・・・ 他にもまだいるだろう
いまや、「中村」と言えば「中村太地」のことだし、
「阿部」といえば、「アベケン」もしくは「阿部光瑠」のことだ 
ベテラン、中堅たちはツライだろうが、若手の台頭がすさまじく、見ている側としては実に面白い
この調子で、若手のみなさんにはがんばってもらいたい(^^;

さて、冒頭、なんで昨日、更新できなかったか、というと、おとといの土曜、
私は友人Nと指していたのだった 昼の1時に対局がはじまり、終わったのが夜の1時過ぎ!
なんと、一局に、12時間! 順位戦じゃないんだからorz
友人Nは長考を連発するからなー しかし、このブログを始められたのは、友人Nのおかげ
ここのところ、毎週土曜、4週連続で、友人Nと指している
しかししかし、毎週、こんなことをしていたんでは、私の体がもたないぞ 今後どうする??