第20期 銀河戦
本戦Aブロック 10回戦
丸山忠久九段 vs 山崎隆之七段
対局日: 2012年4月13日
解説:阿久津主税七段
聞き手:室谷由紀女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

名人戦、終わりましたね まさか森内が4-2で防衛とはね
私の予想は4-1で羽生だったんですけどね 

さて、銀河戦、そろそろ大詰めだ 今回から10回戦になる 
各ブロックで全11回戦まであるので、大御所が登場してくる どれも見逃せない対戦が続く

本局は、丸山vs山崎の好カードだ
平成23年度の成績は、丸山22勝23敗 山崎24勝17敗 
丸山は予選シード、山崎は前局で戸辺に勝ち 2人の対戦成績は、5-3で山崎がリード

解説の阿久津「丸山は居飛車党、研究が深い 先手だと角換わりが得意
 山崎は自分から積極的に将棋を作っていく 独創性が高い」

先手丸山で、山崎は4手目に早くも角交換した
阿久津「丸山も、後手なら4手目に角交換する将棋を指すことがある」

角交換型の、▲居飛車+船囲いvs△四間飛車+居玉、という将棋になった
山崎は4筋の歩を伸ばし、積極的だ 居玉のままで、いかにも山崎将棋という感じが出ている
阿久津「山崎はこういう突っ張った形をまとめるのが得意
 もしかしたら、玉は居玉のまま動かないのかもしれない かかってこんかいっていう感じ(笑)」

阿久津「後手側は力が要る将棋 先手は自然な形」
力が要る、そういう将棋こそ、山崎は得意としてるからねえ どうなるか、楽しみだ

山崎、玉は右側か左側か、どちらに動かすのだろう、と思っていたら、仕掛けた~
阿久津「居玉のまま、行きましたね~! 自由な将棋ですね!」

え~ぞ、え~ぞ、山崎、「我が拳は我流! 我流は無型! 無型ゆえに、誰にも読めぬ!」という、
北斗の拳のジュウザのセリフが聞こえてきそうな、山崎の踏み込んだ攻めだ 
丸山も攻め合いにでて、さあ中盤まっさかり、これから、終盤へ、というところだ

丸山が▲2四歩、と、飛車先を軽くさせようと突き捨てた手に、山崎が考え込んでいる
なぜだ? ノータイムで△同歩と取る一手だけど?
阿久津「△同歩以外の手を考える人はいないと思いますけどね」

したらば、なんと、山崎、▲2四歩を放置で攻めた!! なんと放置!!
阿久津「いや~、これはさすがに無理です」
だよね~、だよね~、全然無理だよね~ なんでだー、山崎、どうしちゃったの??
山崎の玉は居玉だから、▲2三歩成がめちゃ厳しくなってる こんなの、誰でも一目じゃん?

直後、また考え込んでいる山崎、しかし、これはもう手遅れ・・・orz
聞き手の室谷「何か、うっかりされたんですかね?」
あの、山崎さん、番組開始から、まだ38分しか経ってないんですけど、もう局面、決定的ですね・・・

TV画面に、山崎が大写しになった
室谷「どうでしょう、この表情は?」
阿久津「なんでこんなにひどくなっちゃったんだろうな~と、あきれているように見える(^^;」
ここまでが、面白い将棋だっただけにね ああ~、盛り上がっていたところだっただけに、
ガックリ度が大きかった この盛り上がりを、どこに持っていけば・・・orz

結果、65手で丸山の勝ち 番組開始から、わずか52分!
丸山、この一局はすごく早指しで、なんと考慮時間を10回まるまる残していた 
阿久津「見たことのない形から、激しい攻め合いになったが、山崎は居玉が響いた」

感想戦で、阿久津「まさか、▲2四歩を手抜くとは」
山崎「攻めあう手はなかった、△同歩しかなかった、それなら難しかった △同歩だった
 すいません、ごめんなさい」

あー、期待していただけに残念な内容だった・・・ 
山崎の前局の、戸辺vs山崎戦、相穴熊だったんでスルーしちゃったけど、見れば良かったかな・・・

ところで、室谷さん、最初の挨拶、大きな声だねえ 
すごく初々しくて(ういういしくて)いいね(^^)