佐藤天彦 七段vs佐藤康光 王将 NHK杯 2回戦
解説 先崎学 八段

矢内、今週もすごくイイ ショートヘアーが抜群に似合ってるなあ これからもその髪型でお願い!
服は、な~んか、ちょっと時代が古いような気がするのだが、こういうのが矢内の好みらしい(^^;

今日は天彦と康光という期待のカードだ そして解説には先ちゃんキター
先ちゃん、首がない・・・ 顔と首の境目がわからない、太ってる(笑) 顔は大福モチのようだ
頭の中には、きっと脳みそではなく、あんこが入っているのだろう

天彦は2006年四段、竜王戦2組、順位戦B2 1回戦で佐藤和俊に勝ち NHK杯本戦は4回目の出場
康光は1987年四段、竜王戦1組、順位戦A級 1回戦はシード NHK杯本戦は24回目の出場

解説の先崎「天彦は受けが得意な粘り強い棋風 康光は攻め将棋、駒が華麗にさばける将棋」
今、2人の実績を調べてみると、天彦は新人王戦で2回優勝のみ、
対して康光はタイトル戦出場36回、獲得13期、棋戦優勝11回という堂々たる数字だ
ちなみに、先ちゃんはタイトル戦出場なし、棋戦優勝2回(若獅子戦とNHK杯)、これしかないorz

事前のインタビュー
天彦「康光は実力、実績ともに超一流で、最近も好調を維持している
 NHK杯では2回戦より上にいったことがないので、ここを突破して3回戦に行きたい
 自分らしい将棋を指して、結果を出したい」

聞いていた先崎「胸に黒いバラがついてましたね」
・・・先ちゃんは絶対マネしないほうがいいと思う、似合わないからね

康光「天彦は切れ味の鋭さと、ねばり強さの両方を持ち合わせた棋風 
 終盤のギリギリの戦いになるような将棋を指せるようにがんばりたい」

先手天彦で、▲居飛車で2枚銀の押さえ込みvs△ゴキゲン5筋位取りで飛車角のさばきを狙う、
という展開になった 序盤といえど、どちらも一手も間違うことが許されないという将棋だ
先崎はよく手が見えていて、終始うまく解説してくれていたと思う
先崎「序盤早々、のっぴきならない、すでにどっちかがハマっている感じ」
と言っていたのだが、康光が比較的、穏便な手を選んだため、双方が囲いあってからの戦いとなった

中盤、細かい手の応酬、先崎がやっと見つけた手、またはそれを上回る手の連続、
先崎も思わず「目が回って解説するのが大変ですね」
さすがにレベルが高い! 駒が4つぶつかっている局面が出現、先崎「華々しい」
矢内「お互い、一歩(いっぽ)も引かないという感じですね」
そんな中、矢内は▲2四歩を指摘、それがピッタリ当たって正解、聞き手としての株を上げていた

大さばきになり、先崎「止まらない、止めようがない ああもこうもない 激しい将棋ですね~」
これだけ戦って、駒の損得なし、手番は先手だが、後手は桂がさばけている 形勢どっちがいいんだ?

ここから、天彦が攻めの切れ味を発揮した
飛車を成り込む前に▲4三角と巧打し、それを叩き切ってからの▲5二金の食いつき、そして▲5三歩!
この▲5三歩は魅せた 
先崎「▲5二金は天彦が一本取った」 矢内「▲5三歩はいい攻め筋ですね」
2人とも絶賛だ 天彦、いいぞ~ ▲5三歩は、先手の攻め駒の数を一枚増やした、絶好手だったね

天彦の追従は止まるところを知らず、▲7一銀と捨てる、速度を上げる終盤の捨て銀!
うおー、天彦、強い  康光を相手にしているというのに、気後れが全く感じられない
先崎「これは先手が勝ちになりました」
ええ~、康光、負けちゃうのか 天彦が強かったから、仕方ないか・・・ 

が、しかし康光もまだあきらめない、天彦が最後の決め方でちょっと危ないやり方をしたため、
△3九角と打った手が、なんと詰めろだ 先手玉に詰めろがかかるなんて!

天彦、これはパニクるか? だが、この若者、三段リーグで次点を2回取ったときに、
四段昇段を蹴ったのは伊達ではなかった この後がすごかった
全くひるむことなく、角のタダ成捨て!
先崎が思わず「かっこいいね こんなかっこいい手をTV将棋で指してね 詰将棋みたいな」
こんな手は普通は指せないな~ TV将棋でかっこいい手が出る、これは花形棋士の証明だろう

オーラスでは、先手玉と後手玉が1マス空けて向かい合う、という珍形が出現、
矢内「自分の玉も詰ますのに役立って」

最後は天彦が遠見の角を打ったところで、康光は投了した 115手で天彦の勝ち 
大敵相手に、若武者が堂々の勝ちっぷり、天彦、見事だった
だけど、最後、投了図から、もう完全に詰むまで康光には指し続けてほしかった
先崎が一瞬見落としていた逆王手の筋もあったし、中合いも4五と5六、両方に打つ筋があったのだった
これ、24のリレー将棋なら、まだどうなるか絶対わからなかったと思う(^^;

私は強い天彦が見れてうれしかったというのもあったが、勝負が決した瞬間、
わあ~orzと叫んでしまった 康光、2回戦で消えたかorz みっくん、残念!
康光は、TV将棋ということで(横歩取りでなく)視聴者に親しみやすい中飛車を指してくれたのだと思う
さすが康光、度量が大きいわ この対局が盛り上がったのは康光のおかげであろう

感想戦がなかったので、康光の敗因は全くわからないままだった どこで差がついたのかなあ
やはり▲5二金~▲5三歩のあたりだろうか そして▲7一銀の捨て銀で、一気に引き離したね
天彦は早く一流の仲間入りをすべく、タイトル挑戦とかして欲しい

将棋の醍醐味が詰まっていて、今週は面白かった 満足だった 良かった
康光が勝っていればもっと良かった(^^;