高橋道雄 九段vs鈴木大介 八段 NHK杯 3回戦
解説 藤井猛 九段

今日ユニクロで服を買ってきたけど、色が派手すぎたギズモです どーもです
さて、新年、NHK杯の再開だ 今年もよろしくお願いします 
今日はタカミチと大介の一戦か 藤井の解説が楽しみだ

タカミチは1980年四段、竜王戦2組、A級 2回戦で島に勝ち NHK杯本戦は32回目の出場
大介は1994年四段、竜王戦2組、B1 千葉、タニーに勝ち3回戦進出 NHK杯本戦は16回目の出場
2人の対戦成績は8-8のイーブン

解説の藤井「タカミチはA級の最年長(52才)、最近はますます新しい工夫をして、
 重厚な感じになっている 棋風と合わないようだが、横歩取りの名手でもある
 振り飛車に対しては、急戦をよく指している
 大介の振り飛車も年々変化して、最近は動き回る軽快な振り飛車で高勝率を上げている 早指し自慢」

事前のインタビュー
タカミチ「大介は振り飛車党でさばきが得意、大駒をうまく使っている印象がある
 大介とは棋風からキャラクターまで正反対ということで、面白い将棋にできたらなと思います」

大介「タカミチは非常に手厚い将棋で受け将棋、さばけるようにがんばりたい」

先手タカミチで、居飛車 後手大介は角道を開けたまま四間に振って、△9四歩で様子見した後、
それからおもむろに△4四歩と止めた これが新式の四間飛車か 実に簡単な居飛穴対策だ
居飛車党にとっては、これはイヤな作戦だな(^^;

タカミチが天守閣美濃(左美濃)に組み、大介はいつもの美濃囲いだ 天守閣美濃って、
藤井システムによって、ほろぼされたんじゃ?
藤井がまず天守閣美濃を倒し、その後に居飛穴も攻略したんじゃなかったっけ
タカミチはどういう作戦を用意しているんだろう
藤井「この戦型、私は専門家なんですよ」
そう言うとおり、藤井の序盤の解説、とてもわかりやすい  いいよいいよー

と思っていると、いきなりタカミチが▲6五歩とドンとさばき合いに出たではないか 
右銀を玉に寄せた都合上、この一手とはいえ、こんな乱暴な手で四間飛車の攻略がなるのか?
これが成立していたら、居飛車は楽でいいなあ

大介が飛車を成りこんだところでは、藤井「飛車がストレートに成れればだいたい四間飛車が勝てる」 
だが、タカミチの美濃囲いに対しての7筋攻めが始まると、藤井「先手が有望な感じすらある」
直後、大介が2九の桂馬を補充したところ、「こうなってみると、やはり振り飛車を持ちたくなった(笑)」
藤井の思考を超えてる2人、いいよいいよー 
というか、藤井はどっちが良しという形勢判断するのが早すぎる感があるな(^^;

左方面で、双方、縦から攻める戦いになった 
その最中、先手が▲7四歩と伸ばすことに成功したではないか
ええ? これは美濃囲いの急所、ここに歩が伸びれば居飛車良しとしたものではないか
私の経験では、ここに歩がきたら居飛車がだいたい勝てる、これはタカミチがかなり有利になったか?

大介は考慮時間を使って、9筋の端攻めにアヤを求めたが、
藤井「大介の手に端との関連性がない タカミチペースに見える 先手に勝ち筋があるだろう
 先手は色々攻め筋があって迷う 候補手は4つくらいある」
やはり先手優勢、そうだよなあ A級タカミチ、ここはキレイに決めてくれ・・・!

大介も勝負勝負と、△7七歩の焦点の叩きか やはりイヤなところを突いてくる 
でもタカミチ、間違えないよね しかし応手が4種類くらいあるぞ これは迷う(^^; 

いったん△6二金上と受けた大介 ・・・うん? これは予期していた手をはいえ、
どう寄せたらいいのかわからなくなったぞ そして△9六桂跳ねで王手きたか
これは▲同香と取っちゃう手もあるし、玉の逃げ場も3ヶ所くらいあるぞ 
実に先手ばっかりに選択肢が多い終盤だなあ あ、上に逃げたか 
タカミチが指した手なんだから、これが正解なんだよね?

先手は玉を上部に逃げ出したけど、拠点の攻防に居た金を取られてしまった 
でもタカミチが指しているんだから、これで先手がいいんだよね?
あらあら、タカミチ、桂を渡してから▲9七銀と受けたけど、藤井は「変調」と言っている
でもタカミチが指しているんだから、これで・・・ って、大介のノータイム指しが始まった!
あらららー、あっという間に先手玉、受けなしに追い込まれてしまった

先手の金銀3枚の守り駒、玉の下段に居て、全く働かず! 最後はけっこう差がついてしまった 
タカミチは最後まで指し、無念の投了を告げた 100手で大介の勝ち
藤井「ごちゃごちゃやって、ペースを掴んでいるのが大介の将棋 いつの間にか勝ちになっている
 相手に色々迷う手が多くあり、最善手がわからない将棋で、大介らしい内容の勝ち方だった」

ああー、これ、タカミチのほうに勝ちがあったと思うけどなあ タカミチは悔しそうで、顔が紅潮していた
大介の「迷わせ戦術」に、見事にしてやられたね 
大介の「実戦で鍛えた将棋です」という言葉が聞こえてきそうだった これが大介将棋かあ

感想戦を見ていると、タカミチの勝ち筋が容易には見つからない、ということだった
というか、聞いていれば聞いているほど、よけいにわからなくなった感想戦だった(笑)
大介と藤井では、感覚が食い違っているところもけっこうあり、そのやりとりは面白かった

藤井の解説だったが、序盤が短く、終盤が特にややこしい将棋ということで、
藤井にはやや不向きだったか・・・(^^; 
終盤、まだ放送時間が余っていて、まだまだ熱戦か、と思われたが早い終局で、そこが残念だった
さて、来週は渡辺竜王と中村太地だ これはワクワクのカード、今から楽しみだ