矢倉崩し右四間の、典型的な勝ち棋譜なので、参考になるはず!(中級くらいの居飛車党向け)
コメントを書くにあたり、激指定跡道場3で調べながら、詳細に書いてみた!

開始日時:2012/12/31
棋戦:レーティング対局室(早指し2)
先手:1596点の人
後手:Gizumo

▲7六歩
*年末に指した一局(レーティング戦、早指し2)
*私は後手 「矢倉崩し右四間戦法」というのを見ていただきたい!
*中級くらいの居飛車党の方には、特に参考になるはずである! 
△8四歩
*私は後手番で2手目にこうやることはめったにないが、今回は△8四歩で行ってみた この手に代えて、△3四歩だと、先手はあまり矢倉にしてこない
▲6八銀
*2手目△8四歩は、この手を誘っている意味がある
△3四歩 ▲6六歩
*これで先手は、矢倉か振り飛車が濃厚 もう横歩取り、角換わりではない
△6二銀 ▲5六歩 △6四歩
*普通の相矢倉に組むつもりはありませんよ、という意味の手 本局では、私は右四間に行くつもり
*
*ここから先手が振り飛車にしても、右四間は使える
*(ただし、少し高度になるけど、先手が中飛車から▲4六銀~▲5五歩とすると後手の右四間を防ぐことが可能だ!)
▲7八金
*これは必要な手 いきなりの△6五歩の仕掛けを防いでいる
*先手は振り飛車にするつもりなら、▲5七銀か▲6七銀と指す手が有効
△6三銀
*以下は、先手は矢倉をめざし、後手は右四間をめざす駒組みがしばらく続く
▲4八銀 △3二銀
*この手が私のちょっとした工夫 意味は、△3三角~△5一角という含みをもたせている
▲5八金 △4二玉 ▲6九玉 △3一玉
*先に玉を移動しておいた
▲6七金右 △3三角 ▲2六歩 △5一角
*後手としては、2手で△5一角とできたので不満なし △3一角~△4二角~△5一角だと、3手かかってしまう
▲2五歩 △3三銀 ▲3六歩 △3二金
*この金はぜひ上がっておきたい これを上がる前の決戦は避けるべし
▲3七銀
*お、攻めてきたか
△7四歩 ▲2六銀
*棒銀か しかし、先手は角が攻めに参加しにくい形なので、後手としては怖くない
△7三角
*とりあえず、飛車のコビンを狙って、攻めをけん制しておいた
▲3七桂
*この桂をわざと跳ねさせた後手の高等戦術! 桂が負担で先手は攻めてきにくいだろうという私の判断
*しかし、ここでは形勢は全く互角との激指先生(激指定跡道場3)
△5四銀
*いよいよ後手、右四間を組みにいく
▲5七銀
*うむ、先手としてはこう受けるくらいか
△8五歩
*この手は、8筋の歩交換ができると思って突いているわけではなく、△8四角と出れるようにした意味
▲7七角 △5二金
*この金も、守りを固めるため、ぜひ上がっておきたい 
*この場合はいつかの▲4五桂~▲5三桂成に備える意味もある
▲4六歩
*7三の角筋を嫌った手と思われる
△6二飛
*待望の右四間
▲7九玉 △8四角 ▲8八玉 △7三桂
*双方、駒組みが終了 激指先生の形勢判断は、-1で全くの互角と出た
*しかし、ここでは私はすでに優勢を意識している 後手からバンバン攻めが続く形で手がわかりやすく、後手が非常に勝ちやすいのを経験上、知っている 
▲1五銀
*攻めてきたが、手筋を知っていれば簡単に受かる
△2二銀
*これが手筋の一着
▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀 △2三歩
*これで、一歩交換だけに終わるので、後手としては全く怖くない攻めだ 棒銀は、手数がかかるわりに、すぐ受かってしまうケースがある
▲1五銀 △1四歩
*後手としては、いったん、銀を引かせてから攻めたい(かなり高度な話になるが、△1四歩は、指さなくても充分後手がいけるとの激指先生)
▲2六銀
*先手は、棒銀に手数をかけたわりに、一歩交換しかしていない
△6五歩
*先手の銀を引かせた今が、仕掛けのチャーンス!
*これが先手は取れない(▲同歩△同桂▲6六角△5七桂成で後手優勢) 以下、先手は難しい手が必要 激指先生の評価は-80でまだ互角だが、人間どうしの対局では、ここではすでに後手が勝ちやすいと思う
*
*次の手、激指先生のお勧めは、▲2五銀の攻め合いだった
▲7五歩
*しかし、受けに回りたくなるよね
*受けるとすれば、この一手との激指先生も同意見 
*だが形勢は-386となってしまった
*この手がすでにこの一局の敗因になったのだから、右四間は恐ろしい 
*この一局、以下、先手に勝ち筋はなかった!
△同 角 ▲7六金
*ここでも、▲2五銀がとにかく勝負手だったと激指先生
*(それなら-400程度で、まだ難しかった)
*
*次の後手の手、△6六歩は▲同銀で、まぎれる
△8四角
*じっと引いておき、次に△6六歩を狙う 先手から▲6五歩はもちろん△5七角成、先手苦しい
*激指先生は-837との形勢判断
▲5五歩
*先手、苦しいながらも、最善手との激指先生がほめてる手 △同銀なら、▲6五歩~▲5五角を見た手だ
△同 銀
*しかし、こんな手に下がるのでは、流れが変わってしまうので△同銀だ!
▲6五歩
*後手は、手がよりどりみどり
△6六歩
*素直に△5七角成が最善手だったようだ まあこれも次善手との激指先生のお言葉だ 形勢は-1000ほどの差がついている
▲5六歩
*先手にはもうすでに、いい受けもないし、攻め合いもまったくない
△6五桂
*この手では△7五歩も有力だが、その場合▲6六金がある、とのこと
▲同 金 △同 飛
*次の手は当然、▲6八歩と思いきや
*(▲6八歩なら、△4七金でも銀をバックして逃げておいても後手大優勢との激指先生)
▲5五歩
*もう相手の人、やる気なくなったみたい(^^;
△6七歩成
*まさに理想的な後手の攻めであった
▲5六銀 △7七と
*まで、66手で相手の人が投了 
*△8四角型で攻めの態勢をきずき、棒銀をバックさせた瞬間に△6五歩という、この呼吸をマスターして欲しい! 矢倉戦での強力な武器になるはずだ!
まで66手で後手の勝ち