番組時間50分は長いかと思いきや、すぐ過ぎてしまいました 面白い番組でした
インタビュー前、加藤浩次さんいわく「将棋はあんまり知らない分野なんですよ」
以下、私が特に印象に残ったやりとりを載せておきます 


加藤「28才に見えないですね? よく言われませんか?」
渡辺「実際の年よりは、上に見られることが多いですね」
加藤「そうですよね 落ち着いていらっしゃいますね」
渡辺「んー、やっぱり種目が将棋ですからね 小さい頃から大人の人とか相手にして将棋しますからね
 小学生の頃から」 
加藤「じゃあ、子役が大人に囲まれて、20代のときにすごい大人びてるのと同じ感覚?」
渡辺「そうです、そうです」


加藤「1手目って、プロでも飛車の上? 歩?を上げるんですか?」
渡辺「それか、角」
加藤「角の道を通す?」
渡辺「ほぼ2通りですね」
加藤「プロも!? そこは一緒なんだ!? じゃあ、まず渡辺さんは角を上げる? 道を開ける?」
渡辺「プロはそっちのほうが多いですね そこはもう家から決めてきてる事ですね
 今日はこれで、みたいなね」
加藤「あ、家で決めちゃうんだ そこは?」
渡辺「そこっていうか、もっと先まで、作戦は」
加藤「え? どこまで?」
渡辺「いや~ 長いときは、もうずーっと後まで」
加藤「でも相手がどう打ってくるか、わかんないわけですよね?」
渡辺「相手がその通り来なくては、予定は、もう」
加藤「おじゃんですよね?」
渡辺「はい」


加藤「最初に羽生さんに勝ったときは、(対局前は)どういうイメージで行ったんですか?
 羽生さんの棋譜はだいぶ見てると思うんですけど」
渡辺「もうこっちは、羽生さんの将棋っていうのは、子供の頃からお手本にしてますし、
 相当知ってるわけですよね その時に羽生さんがどういう指し方に凝ってるだとか、
 そういうのはある程度、予想して行くんですけど」
加藤「何ですか? 『その時に凝ってる』?」
渡辺「その時に、はやっている戦法ってあるんですよ」
加藤「はやってる形?」
渡辺「ええ、はやりの移り変わりがあるんで」
加藤「将棋に!? 将棋にブームがあるんですか!?」
渡辺「ええ」
加藤「将棋ブームじゃなくて?」
渡辺「『将棋ブーム』じゃなくて、『形』のブーム(笑)」
加藤「将棋の中の『形』のブームがある!?」
渡辺「んー、アマチュアの方は、あんまり関係なくて、プロの中ではあるんですね、やっぱ」
加藤「今は何ブームですか?」
渡辺「横歩取りとか、あと振り飛車」
加藤「あ 飛車振って行くんだ? わかんないけど(笑) 
 はやりで(はやりを採用して)やってる人が強いわけじゃないでしょ?」
渡辺「でも、率がいいから、はやってるんですよ やっぱ」
加藤「じゃあ トップの人たちは、はやりに敏感な人が多い?」
渡辺「んー 基本的にはそれが多数派で、少数派では、もうそんなの関係なく、
 自分は自分の形でやりたいっていう」
加藤「あ、そういう人もいるんですね?」
渡辺「はい」
加藤「あー、そんな色んなやり方の形があって、面白いですね そこがわかるようになるとね」
渡辺「それがわかるのは、けっこうコアなファンですね」


加藤「将棋が強い人っていうのは、何が優れてるんですかね?」
渡辺「正しく指せるパーセンテージが高い人ですよね」
加藤「ミスが少ないっていうことですね?」
渡辺「(一局の中で指し手は)ずっと続くんで、安定して(正しく指せる)率が高い人ですよね」

<私の感想>
やっぱり渡辺竜王って、28には見えないよね 
というか、小学生の頃から、もう人間として完成された雰囲気があった(笑)
加藤さんのド素人ぶりが面白かった (でも「棋譜」という言葉は知っていた)
プロ将棋指しの中で「将棋ブーム」が起きる、という発想は笑えた
渡辺が考える「将棋の強さの定義」として、「ミスが少ないこと」というのは納得できるものがありました
常に合理的な手を指す、それが渡辺将棋の特徴と私は感じているのでね
面白い番組でした(^^)