小林健二の軽快詰将棋
小林健二著 創元社 2012年12月初版 1000円+税
コンセプト<実戦形の3手詰24題、5手詰80題、7手詰76題、9手詰22題、計202題>
レイアウトは普通 ヒントは手数以外は一切なし
評価 C 難易度 ★☆~★★★★

難易度が、3手<5手<7手<9手で、差が露骨なんですよね
3手5手がちょうど良かった人には、9手は手に負えないだろうし、
7手9手がちょうど良かった人には3手5手は全く物足りないと思います
私は3手はあっという間、5手はまだ物足りない、
7手もそこそこ簡単で3分以上考える問題はほとんどなかった、
しかし9手は難しく、7~8問(3分の1くらい)は挫折しましたorz 

問題の質ですが、「これは解後感が良いな」、と思ったのが少なかったです
正解を発見したときに「あっ、そうか! そんな手があったか!」と思えることが少なかったですね
今までの問題集でもよくあった筋の問題が多いと感じました

私は「7手まではけっこうラクチンだった、せっかくだからあと9手詰の22題をがんばってみよう」と
思ったんですよ そこに立ちふさがったのは、9手詰での4問目の問題「第184問」でした
打ち歩詰の打開問題なのですが、どうしても解けない、40分ほど考えたのですが、どうしても解けない
解けそうで解けない ああーと思って解答を見たら、なんと合駒問題! 
合駒を複数の種類考えて、その合駒を取って打つ変化まで含んでいるという問題orz
手数が7手から9手になって、ただでさえ難易度がグッと上がったと思ったとたんに、こういう問題orz

評価が「C」になっている理由として、同じ創元社から、
「5手詰将棋」 「7手詰将棋」 「9手詰将棋」がすでに発刊されていることも大きいです 
このシリーズなら、一冊通して同じ難易度なので、買う人の需要にマッチしやすいと思います
それと比べてしまうところですね (私は「5手詰将棋」と「7手詰将棋」の2冊しかやっていませんが)
(ちなみに私のブログで評価「C」は「普通」「まあまあ」、の意味です 棋書ミシュランと同じ)

でも、詰将棋が苦手な私がとにかく最後まで解いたんで、ダメというわけではないんですよ 
ただコバケン先生は、「短編詰将棋作家」としては、内藤先生や浦野先生にはかなわないかなと・・・
そして「囲いが残った実戦形の詰将棋作家」という意味では、高橋先生にはかなわないかなと・・・
でも、コバケン先生、私は個人的に好きなんです(^^; 
またNHK杯に出て(解説でも出てほしいです)、中年の星となってください~ 

(第194問の詰め上がり図で誤植あり 玉は1二に居ますが、2二ですね)