「プラネテス」という宇宙アニメを、最近スカパーで観ていた 面白かった

2003年にNHKで放送されたのだが、絵がとにかくキレイだ 
CGで描かれる地球や宇宙ステーションなどが、とても美しく見え、すばらしい

時は近未来、人類の宇宙進出が進んでいるという設定
地球の周りに浮かぶゴミを回収するのを仕事とする人たちが主役
入社したばかりの女子社員と、マイ宇宙船を手に入れたい先輩の若者、
この2人の悩みと成長を中心に、人間模様が描かれている
物語の前半はコミカルタッチだが、後半になるにつれ、シリアスになっていく

全26話のエピソードの中で一番気に入っているのが、
「宇宙の居住空間で、タバコをどうやって吸うか」に悩むヘビースモーカーの話
出張のため、普段使っている自分用の喫煙シェルターが使えず、
その人は吸う場所を転々と探すことになる
宇宙では禁煙が奨励され、タバコを吸える場所が少ないのだ

そんな折、喫煙所がテロリストの標的になり、タバコを吸いに行ったその人の目の前で爆破される
その事件の影響で、他の喫煙所も撤廃されていく
どこへ行ってもタバコを吸えないその人は、どんどんストレスが溜まっていく

やっと自分の喫煙シェルターがある宇宙ステーションに戻るが、喫煙シェルターは壊れていた
修理し、これでようやく吸えると思ったら、
今度は宇宙ステーションがまるごとテロの標的になった
テロリストが誘導する人工衛星が、迫り来る! 
その人はブチ切れ、「半径400キロでタバコが吸えるのは、あそこだけなんだよ!」と叫び、
ゴミ回収用の宇宙船を操縦し、テロリストの人工衛星に体当たりすべく突っ込んでいく 

この話は特に気に入っている 「宇宙でタバコを吸う」というテーマだけで、
一つのエピソードをまるごと(25分間)作った発想が秀逸だと思う   

第1話がYou Tubeで観れるようになっています
http://www.youtube.com/watch?v=sFbk5FF97mg