中村太地 六段vs野月浩貴 七段 NHK杯 1回戦
解説 阿久津主税 七段

さあー、新たなNHK杯の開幕だ 聞き手は今年も矢内、安定した聞き手っぷりを今年もよろしく!
初出場者は、佐々木勇気と高見、この2人か しかし若手が随所に出てきている
船江vs糸谷が1回戦の好カードだね
今日は中村太地と野月、勢いのいい将棋が見れるか 

太地は2006年四段、竜王戦4組、順位戦C1 総合成績優秀により予選免除 3回目の本戦
野月は1996年四段、竜王戦3組、順位戦B2 予選で片上、熊坂に勝ち10回目の本戦

解説の阿久津「太地は近年勝率がうなぎのぼり、野月は家が近所でお世話になっている
 横歩取りになるんじゃないか」

事前のインタビュー
太地「野月は鋭い攻め将棋で終盤型、2人とも横歩取りが得意なので、
 戦型は横歩取りになると思います  一局でも多く指せるようにがんばりたい」

野月「太地は非常に好青年で、将棋も強い なんとか負けないようにがんばりたい
 3年くらい前のNHK杯予選の決勝で負けているので、その借りを返したい
 戦型予想は、まだ考えていません 2人とも攻め将棋なので激しい将棋になると思う
 キビキビした将棋を指したい」

先手太地で、対局開始 後手野月は、なんと角道を止め、ノーマル三間飛車! これはびっくりだ
阿久津「予想と全然違いましたね(笑) 野月が時々やる裏芸」

太地が迷いなくクマり、ガチガチの4枚穴熊だ 野月は高美濃で対抗 
盤面右側で戦いが起こり、阿久津「まったりした展開になってきました」

盤面右側での長手数の折衝の結果、飛車香交換で野月が駒得したが、
野月の飛車は押さえ込まれている 太地の駒は全部働いている いい勝負か?

太地、香2枚を7筋に並べ、強引に突破しようというところ
阿久津「第一感は穴熊ペース」
しかし、その香2枚に狙いをつけた野月、おお、これはいい着想だ 太地、どうする?
そこで太地に、香を助ける犠牲の歩突きが出た! 
相手に、と金を作らせてでも、攻めを一手遅らせる手筋!

7筋から強引に攻め込む太地、しかし穴熊も薄くなっている どうなってる?
野月、攻めに金を張りつけ、穴熊もあと一手で詰めろがかかる
阿久津「野月の玉に詰めろがかかれば、太地の勝ちだが、何か詰めろがあるか」
太地、秒を読まれて指した手、それは・・・ 受け! 受けの手だった 
ここで受けに回るようでは攻めが失敗か

互いに金を交換し合い、ここにきて、まさかの千日手模様 うわー、ここで千日手か
だが、野月は躊躇(ちゅうちょ)なく、打開したではないか 
ええ? 金銀が替わってしまうと、野月の玉に詰めろがかかってしまうが、大丈夫なのか?

阿久津「野月に何か誤算があったかも」
太地の攻めが止まらなくなった 詰めろ詰めろで迫り、しっかりと野月玉を討ち取った
165手で太地の勝ち 
阿久津「最後は穴熊の遠さが活きた」

一手違いで、なかなかの熱戦だった 
野月、千日手模様の打開が悔やまれるなあ せめて、あと1回は、金の打ち換えを繰り返して、
時間ギリギリまで考えていれば・・・ 野月としては、惜しい敗戦になってしまった
銀が先手に渡れば、自玉が詰めろになってしまうということは簡単にわかったはずなんだけどね
一方、太地は安定した強さを見せてくれた

昨日の電王戦を見た疲れが残っており、本局は長い中盤で、やや眠たくなってしまった(^^;
昨日の電王戦はそれほどの熱戦だった・・・ ああー、船江orz
気を取り直して、今期もNHK杯の感想を書いていこうと思う