髙﨑一生 六段vs飯塚祐紀 七段 NHK杯 1回戦
解説 中川大輔 八段

今日は高崎と飯塚か あまり目立たない2人だが、高崎の振り飛車がどんなものかな

高崎は2005年四段、竜王戦3組、C1 予選で中座、横山、渡辺大夢(ひろむ)に勝ち 
 本戦は3回目の出場
飯塚は1992年四段、竜王戦4組、B1 予選はシード 本戦は5回目の出場

解説の中川「高崎は振り飛車党で攻め将棋、苦戦のときの粘りがすばらしい 負かすのに骨が折れる
 飯塚は矢倉を得意とする居飛車の本格派、長手数のねじり合いを苦にしない、粘り強い」

事前のインタビュー
高崎「飯塚本格派の居飛車党で安定感がある、戦型は対抗形になると思う
 本戦では毎回1回戦負けなので、今回はとりあえず1回戦突破が目標 
 自分らしい勢いのある将棋が指せるようにがんばりたい」

飯塚「高崎は手ごわい相手、振り飛車党で中盤の攻め、終盤に切れがある 
 最後寄せで大技を食らわないように気をつけたい 
 トーナメントということで、次もまた将棋ファンのみなさまにお目にかかれるようにがんばりたい 
 全体的には手厚い将棋でいけたらいいかなと思います」

先手高崎で、5筋位取りの中飛車だった そこから双方、穴熊へ一直線 相穴熊となった
中川「5筋位取り中飛車と向かい飛車が高崎の得意戦法 
 相穴熊はどちらの王様が堅いかというのが形勢判断の目安」
双方金銀4枚での穴熊、めっちゃ堅いように見える

じりじりとした長い中盤が延々続くことになった
中川「地味ながら、お互いにプラスの手を積み重ねている まあ~しかし、細かいね 動きがね」

この中盤で、高崎が左桂を6五まで無条件に跳ねることに成功、天使の跳躍というやつだ
中川「飯塚がうまくやった なかなかここまで左桂が跳べないですよ」

飯塚は6筋に、と金を作って高崎を急がせた
中川「なるほど 高崎をあせらせる、なかなかの勝負手でしたね」

しかし、高崎はあせらなかった 考慮時間を使って熟考、何を考えてるんだと思ったが、
飛車の横利きを通して、角を▲5七角と位置を直し、端の1三の地点に焦点を当てた
中川「パッと見たときに、先手の駒に活気が出てきました」

そして高崎は端攻め開始、▲1三角成とぶった切って攻めていった
中川「あ~ 行った! 面白くなってきたね ようやく」
ここまで番組開始から1時間6分、長かったね(笑)

中川「高崎がペースを握っている」
考慮時間の残りも▲3回vs△0回に、飯塚ピンチか
中川「飯塚は正確に受けないと、持っていかれちゃいますよ」

どんどん続く高崎の端攻め 天使の跳躍を活かし、盤面左で桂も入手した
中川「盤面を見たときに、高崎には無駄な手がないんですよ 
 飯塚のほうも悪い手があったわけじゃないんですよ 
 高崎が何気ないうちに、局面をリードしていたということです」

高崎の猛攻が止まらず、飯塚の玉だけ寄り形になってしまった
上部からだけの攻めだったが、猛烈に厳しかった 119手、高崎の勝ち

中川「見た目より端攻めがキツかったですね 高崎の攻めの下準備がうまかった
 鮮やかな攻めでした 快勝と言っていいと思います」

高崎が攻めの本領発揮で、快勝という一局だった 飯塚は斬られ役として1回戦で散った
高崎の▲5七角といった、攻めの態勢の整え方が勝因、ということだった
高崎、なかなかやるなあ 相穴熊でどうなるかと思ったけど、高崎が完璧に指してくれたので、
その意味では気分が良かった

さて、最近、あまりに暑い 私はこの一局、2度に分けて観た 
1度目はクーラーをつけずに観ていて、途中でダウンして寝てしまった
起きて、クーラーをつけて観ると、今度は快調に観ることができた クーラー、必須だな(^^;