先日の7日、第3回電王戦の出場者の発表がありました 
(カッコの中は順位戦と竜王戦の組、連盟のHPの棋士紹介を参照)
佐藤紳哉六段(C2 2組)、菅井竜也五段(C1 5組)、森下卓九段(B2 2組)、
豊島将之七段(B1 2組)、屋敷伸之九段(A 2組)
この5人とのことです 超期待のホープ、将来の名人候補の豊島が出るのは意外でした
それと、ソフト側の出場では、激指が出ないんですってね なぜでしょうね

さて、残念ながら、私としては今度の電王戦、実は興味が持てないんです 
対局後に棋譜を見るだけになると思います

11月にコンピュータの代表5つが決まって、対局があるのが来年の3月~4月、
それまでの間、ソフトの貸与があり、当日と同じ仕様のソフトと棋士側はいくらでも練習できる、
ということで、私はめっきり興味がなくなりました 
これでは、対局当日の内容は、単なる「棋士による、ソフトのデバッグ作業の成果発表」に
なってしまうのでは、と思ってます 
PCのスペックも限定され、当日と同じソフトとの練習期間が存分にある以上、
今度はプロ棋士側は言い訳がききません 絶対に負けれません
それゆえ、各ソフトの欠点を突いた作戦ばかりをプロ棋士がやってしまう予感がします

第1回電王戦と、第2回電王戦で負けたせいで、第3回ではプロ側は「勝って当たり前」という勝負を
やらなければならなくなってしまった、というのが正直なところだと思います
アルバイターがやるような「デバッグ作業」を、何ヶ月もの間、
せっかくの選ばれた人たちであるプロ棋士が、本番一局のためだけに、やり続けるわけです
一つのソフトと延々指して、変なクセがついて、プロ棋士がむしろ弱くなってしまわないかと心配です 

「完全情報公開の運なしゲーム」、それはコンピュータが人間を追い抜いていく、
これが将棋というゲームの性質上の宿命で、昔からわかっていたことです
もうすでに「あから2010」、24でのbonkrasとponanzaの最高レート更新、
第2回電王戦の三浦vsGPSなどで、現在のコンピュータはめちゃめちゃ強いのがわかっています
そしてこれからもまだコンピュータは強くなっていくのです 

今、私が妄想しているのは、スーパーコンピュータ同士の対戦です
例えば「京」で動かすBonanzaと「セコイア」で動かすGPSとの対戦が実現したら
どうなっちゃうんだろう、指し手の意味をプロ棋士でも理解できるのだろうか、と・・・