最近、囲碁将棋チャンネルで放送されている、女流王将戦を見始めた これが面白い(^^; ご存知のように、去年の10月、里見さんから香川さんがタイトルを奪った、あのタイトル戦だ 持ち時間は各25分、切れたら1手40秒というルールで、実際に対局者が指しているところをTVで放映してくれている

男子プロの将棋もたしかに面白いのだが、女流はまた一味変わった面白さがある それについて語ってみたい 男子にくらべて女流は棋力が低い だが、逆にそれによるメリットがある 男子が疑問手を指すと、ガッカリするが、女流が疑問手を指しても、許せてしまう プロ野球でエラーが出ると、観客は「あー、何やってんだ」ということになるが、高校野球でエラーが出ても、「まあ、ドンマイ」で済ませることができるようものだ

女流が指す戦型がアマチュアに身近な戦型なものが多いのも、非常に大きなメリットだ 右四間、強引な早石田、相振り飛車など、観ていて面白い 攻撃の狙い筋が単純で、それを相手が受けきれるかどうか、といった、わかりやすい展開を観るのは楽しいものだ 対して男子は、横歩取りの最新形、相矢倉の難解な将棋、といった、解説がなければさっぱり、なことも多い 

女流は終盤力が未熟なため、逆転が多く、最後まで楽しめる 
男子では、一定以上の終盤力があるため、ある程度の差がつくと、もう逆転は難しい しかし女流は、かなり差がついても「まさか」の大逆転がしょちゅうある とにかくハラハラする(笑)

女流はコンピュータにもう及ばないが、全く関係ない
男子はコンピュータに抜かれた、いやまだ、という戦いを強いられているが、女流はそんなこととは初めから無縁だ もともと、女流は男子より弱かったので、最高の棋譜を作りあげるために女流は存在したのではない 神の一手を追求するために女流は指しているのではないのだ 相手に勝つ、という人間どうしの戦いだ この点、観ている側としても、非常に気楽であると言える 

女流王将戦、もう対戦結果がわかった後に放映されるのが欠点だが、これからも楽しみに観たいと思う