普通、駒落ちと言えば、飛車や角を落とすものです
しかし、金や銀を落としたらどうなるのでしょうか 
例えば金1枚落ちとは、上手がどちらか好きなほうの金を選んで落として戦うものです
これが、面白いのですよ

激指定跡道場3でコンピュータと実際に対局できます
「盤面編集」で後手側の金や銀を駒箱に入れ、盤面編集終了、手番を上手番にし、
「対局」で「通常対局」、開始局面を「現在局面」、先手を人、後手をコンピュータにすると、
人間が下手、コンピュータが上手で、金落ちや銀落ちを体験できます
他の激指シリーズでも、たぶん同じ手順で対局できると思います

私が下手で、銀の2枚落ちで激指の六段+と対局してみると、これが私は勝てないんです
コンピュータはスキを見せず、終盤のゴチャゴチャに持ち込まれ、いっつも逆転されてしまいます
金の2枚落ちでも、なかなか勝てない 金が2枚もないんだから勝てるだろう、と思うのですが、なかなか勝てないです

ただ、これには訳があり、私はコンピュータと指すと、いっつもノータイム指ししてしまうのですよね
相手が人間だったら、考えることが苦にならないのですが、相手がコンピュータだと、私はほとんど考える気にならないのです なぜでしょうね

金や銀の駒落ちの良い点として、上手側を持っている人が面白く指せる、ということがあります
飛車があるので、振り飛車も指せるんですよ 序盤の作戦の幅が、がぜん広がっています
そして上手も下手も、従来の駒落ちの定跡に捕らわれずに、自由に指すことができます
感覚が平手に近いのです  

そして、さらに良い点として、下手側が負けたときに、精神的にそれほどダメージを受けずに済む、というのがあります
角落ちで負けたら、「角という強力な大駒が相手にはなかったのに」となりますけど、金1枚落ちだと、「金を落とされただけだから、まあ仕方ないな」で済みます これはけっこう大きいです

レーティングで言うと、400点差で金1枚落ち、300点差で銀1枚落ち、くらいがいいのかな、と思っています ちなみに激指定跡道場3の検討モードだと、左金1枚落ちで最初の形勢が+371点と出ました 左銀1枚落ちで、+138点と出ました 銀落ちはもう少し下手有利に思いますが、検討モードの形勢判断も、慣れないので思考が混乱している、というところでしょうか

真面目な話、現状では「角落ち」の次は「香落ち」ですが、ハンデがいきなり縮まりすぎです
「角落ち」の次は「金落ち」、「銀落ち」、そして「香落ち」というのが妥当だと思います 

金や銀の駒落ち、今後、必ず広まると私は思います 何年かかるかはわかりませんが(^^;
入玉のときのルールの「トライルール」も、先崎プロが提唱してから、「将棋ウォーズ」で採用されて広まるまでには何年もかかりました
でも、優秀なルールなら必ず広まるものと思っています
金や銀の駒落ちも、今後、広まると私は確信しています だって、面白いですから!

囲碁の置き石と違って、将棋は駒落ちが広まらないと、嘆いている人が多いんじゃないでしょうか
そんな人にぜひおススメしたいのが、金落ち、銀落ちです やってみる価値ありですよ