将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~
著者 特に記述なし 2014年2月28日発売 定価1480円+税 発行 日本将棋連盟 
評価A コンセプト<今度の電王戦をワクワクして待とう> 

棋書レビューです この本、なかなか充実した良い出来です
この本を読めば、今度の電王戦の予習はバッチリ、電王戦がいっそう楽しみになること、受け合いです
ただ、問題が・・・ それは、発売時期が遅かったんじゃないの!?ということです
もう、第1局の菅井vs習甦の開始まで、2週間を切ってますよ~
この本の寿命は2週間か~!(笑)

第3回の電王戦の結果が全て出てから、この本を読んでも、面白さが半減すると思います
今度の電王戦がどうなるだろう、というワクワク感を増大させるというコンセプトなので、
読みたい人は、大急ぎで買うことを薦めますね 

あと、ちょっと値段が高いかな 私は本にはお金を使う主義なんで、まあ許容範囲ですけどね
本の大きさは「将棋年鑑」と同じサイズです(厚さは4分の1くらい)

図面、符号(▲7六歩とか)は基本的になしで、たいがいインタビュー形式、というスタイルです
将棋の棋力があまりなくても楽しめる、ライトユーザーを重視した作りになっております

ただ、勝又六段の記事の図面が7つ、そして遠山五段の記事に図面と符号がふんだんに使われてます
遠山五段の記事に、符号が必要な具体的な指し手の記事は押し込めた、ということですね
(ちなみに遠山解説の図面は23個) 図面や指し手の解説がもっと欲しい!という人はいるでしょうが、
私はこれくらいで充分です 私は「将棋世界」でも、図面はあんまり見ないほうで、
読み物のところしかほとんど読みませんから(笑)
終盤の難しい変化とか、長手数を進められても、わかんないですもん(^^;

爆弾発言というようなものは、なかったですね みなさん、わりとお行儀が良い発言をしておられます
でも、プロ側もソフト開発者側も、気合いが伝わってきますよ~ 特に森下九段なんかね
良くまとまってて、いい本と思いますけど、過度の期待はしてはダメです
このブログを見てくれてる人は濃いマニアのレベルの人も多そうですし・・・(^^;
あくまで、イベントが行われる事前に出した、これから電王戦を楽しみましょうね、っていう本ですからね
さあ、お楽しみは、これからだ!

以下に、「もくじ」を書き写しておきます 左の数字はページ数です

004 巻頭インタビュー 谷川浩司九段(日本将棋連盟会長)「プロ棋士の真剣な姿を」
008 熱戦を彩る豪華な対局場(カラー写真5枚)
010 対談 川上量生(ドワンゴ会長)×森内俊之竜王名人 電王戦──それは21世紀の文学

全出場棋士、開発者インタビュー
024 第1局棋士  菅井竜也五段 「全力の姿を見てほしい」
028 第1局ソフト 竹内章(習甦)「理想を追い求めて」
032 第2局棋士  佐藤紳哉六段 「血を流さなければ勝てない」
038 第2局ソフト 磯崎元洋(やねうら王)「やねうらお見参!」
043 第3局棋士  豊島将之七段 「電王戦で実力をつけたい」
046 第3局ソフト 山下宏(YSS)「常に謙虚な気持ちで」
050 第4局棋士  森下卓九段 「勝ちたいじゃない、勝たねば」
054 第4局ソフト 一丸貴則(ツツカナ)「バリエーションが増えた新生ツツカナ」
060 第5局棋士  屋敷伸之九段 「どういう将棋が生まれるのか」
064 第5局ソフト 山本一成(ponanza)「ポナンザがくれたもの」

070 対談 保木邦仁(Bonanza)×渡辺明二冠 「コンピュータの強さ、人の強さ」
078 座談会 鶴岡慶雅(激指)×棚瀬寧(東大将棋)×船江恒平五段×佐藤慎一四段
 「力のねじり合いを見てみたい」
090 「勝又教授が語るコンピュータ将棋の現状」 解説 勝又清和六段
096 徹底分析 将棋電王トーナメントに見る5ソフトの実力 解説 遠山雄亮五段
109 コンピュータ将棋のしくみ
 ・プログラムとは? ・将棋ソフト今昔 ・ひと睨みで数億手? ・コンピュータの強さの秘密
 ・コンピュータにスキなし? ・神の創りし物
116 開発者に聞く 第3回電王戦 公式統一採用パソコン 「これがプロ棋士に挑むマシンだ」
120 出場選手へのエール&ファンの勝敗予想
124 電王戦を楽しむためのコンピュータ用語集
126 ニコ生で電王戦を見よう! (ページ数は全部で127ページ)

・・・これ、書き写した後にわかったことなんですけど、
Amazonでこの本の「目次を見る」というところを押したら、もくじの内容が全部出てきますね ちゅどーん