怒濤の関西将棋
谷川浩司著 角川書店発行 2014年3月初版発行 800円+税
評価 B コンセプト<連盟会長の谷川浩司が、関西将棋の歴史を振り返る>

棋書レビューです この本、符号はほとんど出てこない、図面は一切出てきません 完全な読み物です
対象は、プロ将棋界のファンですね 
関東の棋士はどうのこうの、それに対し関西は~といった話なので、プロ将棋界に興味がない人が読んでも、そんなに面白くないと思われます

阪田三吉、升田幸三、大山康晴といったところから話が始まっています 
よくまとまっていて、文章も読みやすくてスラスラ読めます

しかし、じゃあ、どこが特に面白かったか、と言われると困るんですよね
谷川会長にしか書けない文章、というのが、少なかったです
もっと、会長職の大変さとかを知ることができたら良かったんですけど、それだと題名と中身が違ってきますしね

P100より抜粋 「私の持論だが、将棋の棋士には『勝負師』『芸術家』『研究者』の三つの側面がある。 強い棋士は、その三つの素質を三分の一ずつバランスよく持っている。」
・・・んー、これも、私はすでにどこかで聞いたことがあったような気がします

最近の話、山崎隆之、豊島将之、糸谷哲郎、里見香奈といった名前も最後には出てくるのですけど、私はすでに知っている話がほとんどで、NHK杯の時に解説者が棋士紹介や雑談でしゃべるレベル以上の話は、書かれていませんでした 

そう、よくまとまっていて読みやすいんですけど、特に目新しいことは書かれていないんです(^^;
んー、私がもうマニアすぎるのかも? でも「関西将棋」っていう、マニア向けのタイトルだしなあ
プロ将棋界の歴史を調べて、こういう本を書けるっていうのは、会長としてはいいことなんですけどね

谷川会長には、B1からAへ復帰する、とか、まだまだプレーヤーとしてまた活躍してもらいたいものです
谷川会長51歳、ここからレジェンドになってください!