今日は金曜なので、昨日放送があった銀河戦の模様をお伝えする
松尾と畠山成幸(なるゆき)か え~っと、けっこう地味だな・・・(^^;
地味な2人なので、以下はニックネームで呼ぶことにしよう マッツォとナルゴンだ

昨年度の成績は、マッツォは22勝16敗 0.579 ナルゴンは12勝13敗 0.480
マッツォ、強いんだけど、なんか成績が突き抜けないんだよね 本局ではどうかな

先手マッツォで居飛車、後手のナルゴンから角交換して、ダイレクト向かい飛車に振った
それに対し、マッツォが▲6五角と筋違い角を打って、馬を作る展開 これは力戦だ
双方が妥協せず、ちょっとでも序盤を得しようと突っ張ると、こうなるとのこと
解説の阿久津「お互いに意地の張り合い」 

馬が消え、互いに駒組みだが、もう、じっくりした将棋にはなりそうもない 双方、薄い玉で戦うしかない
どちらかというと、マッツォのほうが、居玉ながらバランスの良い無理のない陣形を築いたかな、と
私は思って見ていた んー、でもこのままでは攻めがない、と思っていると、マッツォは左金もグイッと
力強く上げて、攻撃に参加させた おおー これは決断の構想だ これで相手を押しつぶせるか?

すると、ナルゴンも黙ってはいなかった 飛車を急所に振ってきて、マッツォが受けたところに、
絶妙の垂れ歩の攻めが来たーーー うわっ こ、これは厳しそう パンチが入ったか?
阿久津「マッツォは困りましたね これは意表を突かれたと思いますよ」
が、しかし、マッツォに普通に対応されると、案外、大したことがなかった
あらら、これはコロンブスの卵のような受け・・・ マッツォ、やるなー

マッツォの駒得を図ろうとした手に対し、ナルゴンは相手玉めがけて迫った 
もうマッツォのさっきの手は完全に間に合わない、こりゃ、マッツォ、ダメか?
と思われたときだった マッツォ、自陣を放置で、ナルゴンの玉を目掛けて、
全ての駒を使い特攻をかけた! 美濃囲いを上から潰す攻撃 これはどれほどの攻めなのか?
阿久津「どっちの攻めも厳しいですね もうどっちかが倒れてるはずです
 いやー 激しい戦いになりましたね」

バリバリと剥がされていくナルゴンの守り駒 もともと、ナルゴンの玉は6一の金がいない美濃囲いで、
さらに上部に拠点を作られていた関係で、相当薄かったようだ
あれよあれよで、受けなしに! 本当にあっという間の出来事だった 
マッツォの怒涛の攻めが決まって、ナルゴン、なす術なく、投了に追い込まれた
77手でマッツォの勝ち 投了図は2手以上差がついていた

阿久津「手数は短かったんですが、気合いと気合いがぶつかって、目が離せない将棋だった
 マッツォの寄せの速さが光った一局」
んー、まずまず面白かったけど、最後があっけなかった 詰むや詰まざるやっていうのが見たかった
将棋の最大の魅力、それはやっぱり終盤のハラハラの寄せ合いだろうと思う 
本局はナルゴンが一方的に寄せられてしまった(^^;
お互いに、相手の手が見えていないというミスもあったようだ
でも、マッツォらしい、地道に80点以上の手を積み重ねていく、という棋風どおりの中盤戦だったと思う
寄せは鋭かったね 結果的にマッツォの快勝だった

感想戦で、阿久津「畠山さんは何でも指すので、戦法が注目だったんですけど」
と言ったのに対し、ナルゴン「何にも得意がなくて コンビニみたいな とりあえず(品を)置いているような」
この答えには笑った(笑) マッツォは居飛車の専門店、この差が出たか・・・

阿久津は、もう少し形勢判断をズバッと言ってくれると、見ているほうとしては助かったんだけどね
あと、もっと大盤を使って操作して欲しい ただ、感想戦で、阿久津はナルゴンのほうにうまい攻め方が
あったのを指摘していて、両対局者を納得させていたのはさすがA級棋士だった