今日は水曜なので、昨日放送された銀河戦の模様をお伝えする

昨年度の成績は、野月15勝13敗 0.536 山崎17勝15敗 0.531
おお、野月と山崎か 相掛かりの本で共著がある2人、相掛かりが見れるか?
と思っていたら、そのとおりになった! 私は相掛かりが好きだ

横歩取り模様の出だしから、先手の野月が横歩を取らずに▲2六飛と引くやり方での相掛かりだ
この先手のやり方、ちょっと先手が作戦の幅がなく損と「羽生の頭脳」には書かれているのだけど、
プロでも指すんだね

この将棋、対局者2人の個性が存分に出た それを解説の鈴木大介が面白く伝えてくれた
大介「こういう、突っ張った、攻めを誘う序盤を指す棋士は、山崎さんくらい」
大介「野月さんはあまり端攻めが好きじゃないですから 中央志向ですから」
大介「サッカーで言うと、野月の攻めはオープニングシュートみたい」
大介「独特でしょ 山崎さんの受けっていうのはね」

(予想が大ハズレの手が出て)
大介「あー これは常識にはない手ですねー 目が悪いんですかね私はね」
聞き手の竹部「鈴木先生、現実を見ましょう(笑)」
大介「私の予想が悪いんじゃないです 指してる2人がおかしすぎるんです
 こんな攻め方はない、ないはずなんです」
大介「山崎さんはけっこうおっちょこちょいなんですよ 才能派の人はそういう人が多いと思うんですが」
竹部「鈴木先生がそう言うということは、かなりおっちょこちょい」
大介「私はおっちょこちょいじゃないですけど」
竹部「ええ~?(笑)」
私も、大介は才能派の棋士で、おっちょこちょいと思う・・・(^^; ついでに竹部さんもそうだと思う(笑)

大介「野月さんの手は全ての手が攻めにつながっている 正直、善悪は微妙だが、個性として見事」
大介「野月さんは自分が攻めることで頭がいっぱいだから、守る手は考えられない」 
大介「これが山崎流の受けなんですよ 色んなところに駒を配置して、広さで勝負する
 固めない受け将棋なんですよ」
大介「野月さんは、攻めたら九段、受けたら五段 間を取って七段」
山崎にまたしても変な攻め方が出て、
竹部「良い子は真似してはいけません、という手ですね」
野月がめずらしく受けの手を指し、
大介「受けもうまいじゃないですか! 長年指していると受けもうまくなるんですね」
こんな調子で、面白い解説だった

対局は、2回くらい逆転して、山崎が勝っていた 最後は野月の寄せ間違いということだ
大介「最後に山崎の玉さばきが炸裂した」

野月の超攻め棋風、山崎の変則の序盤、そして山崎将棋の代名詞である居玉、しぶとい受け
対局者2人の特徴が存分に出ていて面白かった  
大介は2人の手を「常識外」と何回も評していたが、感想戦をやってみると、対局者はよく読んでおり、
やはり対局者の手のほうが正しかったのでは、と思える箇所も多かった
大介も、2人に負けず劣らず、才能派の棋士なので、解説も個性的になってしまうのだろう(^^;

野月、山崎、大介、そして竹部 個性的な4人が勢ぞろいのキャストで、楽しかった
ただ、どうしても指し手や解説に精度を欠く場面もあるので、
こういう棋士たちには、対コンピュータはまかせられないと思った(^^;
私は野月と山崎の相掛かりが見れて満足だった 戦法、グッドチョイスだった
やっぱり、本を出している人は、視聴者のために、その戦法をなるべく採用してほしいね