郷田と丸山、重量級どうしの対戦だ

昨年度の成績は、郷田32勝19敗 0.627 丸山30勝15敗 0.667
解説の木村「郷田は本格的で堂々としている 中終盤の指し手が個性的、意思が強い、
 狙いがはっきりしている手を指す
 丸山は相手のことをよく調べて対策を綿密に練る 後手だと一手損角換わりを得意としている」

2人の対戦成績は、郷田17勝、丸山30勝とのこと 案外、差がついている

先手郷田で、いつものように居飛車 後手の丸山の作戦はやはり一手損角換わりだった
▲早繰り銀vs△腰掛け銀の対抗形 玉の囲いは、▲ボナンザ囲いvs△矢倉になった
このボナンザ囲いというやつ、もうすっかり定着しているね

丸山が馬を作って自陣に成り帰り、こりゃ、どこから手をつけていいかと思っていると、
郷田はうまい角の打ち込みで局面の打開に成功した
後手の8一の桂が△7三桂と跳んだから、先手から▲8一角と打つスキができたのか・・・
木村「郷田の角打ちは機敏な手、いいタイミングだったんじゃないか 郷田側を持ちたい」

しかし丸山がうまい大駒の使い方を見せ、グングン挽回してきた
木村「丸山の駒が急所に利いてきた 丸山がうまく立ち回った」
郷田、ここで何かうまい受けを見せないと自陣が崩壊する、大ピンチだ、こりゃだめかと思われた
そのときだった 重く銀打ちで受けた郷田、これはどうなの? 
一見、丸山の攻めを加速させるように見える手だが・・・ やっぱ、ダメでは?

ところが、その銀打ちが絶好打だった 丸山は攻めたものの、郷田玉は捕まらない
木村「驚きました 郷田がピンチに見えましたけどね しのいでいたとは、さすがですね」 
おおー、しのいだのか? どっちが勝ってるねーん?
そしたら、駒をもらった郷田はあっという間に丸山玉を詰め上げ、101手で郷田の勝ちとなった
木村「両者、苦しめだと思ったところからの、がんばりが見所があった」

やはりA級と元名人の一戦、高度なやりとりだったわ 木村もがんばって解説してくれていた
両者のしのぎの力が発揮され、どっちが勝っているか、盛り上がった終盤だった
高度な手のオンパレードで、さすが重量級どうしの戦いだった 

木村の解説だが、タイトル挑戦者になったことにより、説得力が増した感がある
同じことを言っていても、その人の実績によって、聞いている側の受け取り方が違ってきてしまうのだ 
やっぱり棋士は結果を残していないとね(^^;

これでDブロックからは、村中が有森、神崎、土佐に勝って3人抜きで最多勝ち抜き者、
郷田が丸山に勝って最終勝ち残り者で決勝トーナメント進出となった