飯野愛女流1級は飯野健二七段の娘、そして松尾香織女流初段は松尾歩七段の嫁さんということだ
飯野愛さん、いったいどんな将棋を指すか注目だ
松尾香織さんは、松尾歩と結婚していたのか 全然知らなかった(^^;

解説は千葉幸生六段、聞き手は山口恵梨子女流初段だ

飯野愛女流1級は、昨年度の成績が1勝2敗 通算成績が3勝4敗 0.429 17歳
予選で中倉宏美女流二段、大庭女流初段に勝ち まだプロ2年目ではないか
なんで女流1級なんだ? 通算でたった3勝しかしてないのに、もう2級から1級に上がったのか
ウィキペディアによると、この女流王将戦で予選に勝ち本戦入りしたから1級に上がった、とのこと
・・・この制度は問題あるなあ 予選で2勝しただけで、もう1階級上がるって、早すぎだろう

松尾香織女流初段は、昨年度の成績が4勝5敗 通算成績が82勝112敗 0.423  40歳 予選で高群女流三段に勝ち LPSA所属 ウィキペディアでは、2005年に松尾歩と結婚したと書いてある 私、ず~っと知らなかったわ(^^

解説の千葉「飯野は振り飛車党で、非常に研究熱心 序盤からていねいに将棋を作っていく 松尾も振り飛車党 中盤のさばきにセンスがある」

先手飯野で、相振りになった 相三間の、双方早石田だ 大乱戦もあるか、と思われたが、回避された
あー、大乱戦、期待したが、さすがにならなかったか
お互い、同じような駒組みで、浮き飛車+金無双という形

千葉「飯野は、棋譜を見ていると序盤で作戦勝ちが多い印象がある」
飯野、金無双から銀冠への発展を目指し、積極的だ
千葉「松尾としては、漠然と駒組みを進めてしまうと、飯野にいい形を作られて苦しくなる」
山口「事前のアンケートで、どこを観て欲しいかという項目で、松尾は『中盤の組み立てが好きなので中盤を観て欲しい』ということでした」
そう山口が言った直後だった 松尾、なんともう仕掛けた! おおー 早い仕掛け これはどうなの?
千葉「びっくりしました まだ駒組みが続くかと思ったんですけど パッと見、そんな簡単に松尾の攻めが決まるとは思えない」

山口「事前のアンケートで、抱負はという項目で、飯野は『この一戦で、その後も注目していただけるような印象に残る将棋を指せたらと思います』とのこと 
松尾は『昨年はこの棋戦の本戦の1回戦で中澤アマに負けて悔しい思いをしたので、今年は1回戦は絶対勝ちたいです』とのこと」

さて、松尾の攻めが無理攻めっぽいんで、すぐ受かるかと思われたが、一段落してみると、飯野の1歩得になったが、その代わり飯野は囲いがバラバラという局面になった
千葉「松尾も、まあまあに見えてきました」
これは面白くなったなー もう引き返せないからね あんまり長手数になりそうもないしね ここのところ、NHK杯はやたらと長手数だからな(^^;

千葉「松尾の攻めは単調、少しでもいやらしく迫るしかない 飯野はちゃんと受ければ優勢にできる」
うむ、これは受けきれてるだろう 飯野、最善を指せるか? ここらへんが勝負所だぞ
すると、飯野は強く、相手の高飛びの桂馬を歩で取りに行った! おー、もっと安全な手もあったが、これは最強の手だな ちょっと嫌な予感がしないでもないが、桂が取り切れれば話は早い どうなる?

が、この飯野の判断が、完全に間違っていた! 桂を取りにいったのは失着だった!!
松尾の怒涛の攻めが開始された 松尾は1歩を絶妙のタイミングで補充、桂が取られる直前に仕事をし、結局、桂はタダでは取られなかった 
千葉「攻めがつながってる雰囲気が いやいや 松尾、うまく勝負に持ち込みましたね」

千葉「松尾はうまく攻めをつなげましたね まだ形勢は微妙だと思いますが」
しかし、飯野は気落ちしたのか、もう形勢に差があったのか、松尾の一方的な攻撃がやむことはなかった
あっという間に、飯野陣、壊滅!! もうボロボロ! 松尾の駒、全軍躍動だ 
千葉「飯野はそれほど悪い手をやった感じではないんですけど、不思議ですねー こうなってくると、松尾の攻め駒は全部さばけた 飯野がもう受け切れそうという局面もあったのですけどね 飯野からすると、信じられないという負け方」

圧倒的な大差がついた 松尾の玉は、全く、なーんにも全然手付かず 飯野の玉だけ終盤になり、あれよあれよで丸裸にされた そして即詰みに切って落とされた 76手で松尾の圧勝となった

千葉「飯野はそれほど悪い手を指した感じはなかったんですけど、松尾が細い攻めをうまくつなげた 松尾の会心の一局だった」
あー、これ、飯野さんは残念だろうなー 投了図は、圧倒的な大差、逆の意味で「視聴者の印象に残る一局」となってしまったなー(^^;

感想戦をやってみると、飯野さん、何回も最善を逃していたことが判明した
千葉六段、もっとしっかり解説を頼むよ 飯野さん、けっこう悪い手をやってたんじゃん
まあー、それにしても、相振りは怖いわ どちらかが攻めて、それが続いたら、もう攻め倒されてそれっきり、っていうことが多いねえ 一方的になりやすい戦型のナンバー1じゃないのかな

松尾さんの攻めもちょい無理気味のようだったが、受けきるのは容易じゃないね
飯野さん、相手の桂を歩でタダで取りに行った瞬間に、手を作られて、結局桂を活用されてタダで取れず、歩を突いた手が完全に一手パス、という、プロがやってはいけない類の悪手を指してしまったな・・・
やはりまだまだ甘いが、まだ17歳と若い、これからだね! 

松尾さんは会心の攻めを決め、気分がいいだろう これでベスト8進出、旦那さんの松尾歩七段も銀河戦でベスト8に進出している 夫婦で、どっちが上まで行けるか?