橋本崇載 八段vs郷田真隆 NHK杯 NHK杯 2回戦
解説 佐藤康光 九段

おおっ、清水さん、髪の毛をストレートにして、サラサラにしている なんかクレオパトラみたいだ(^^;
服もピンクでいいねえ さあー、今日は大注目の一戦だ 人気者、我らのハッシー登場!
対するは、前期優勝者の郷田 こりゃもう、ファン垂涎の大一番だ!
あー、ハッシーは和服だー! 金髪でパーマをかけて、服は和服 
もう、西洋風なのか和風なのか、わけがわからん(笑) 
左側ということは、先手がハッシーか、よーし、いけー!! もう私は全面的にハッシーの応援しちゃうもんね

ハッシーは2001年四段、竜王戦1組、B1 1回戦で土佐に勝ち 10回目の本戦出場
1回戦の土佐戦は、ハッシーは三間飛車穴熊の作戦で、土佐を全く問題にせずに圧勝している
郷田は1990年四段、竜王戦1組、A級 前期優勝により2回戦からの登場 23回目の本戦出場

解説者は、佐藤康光! おおおー、解説も最高級に豪華だ やったー 今週はなんて贅沢なんだ
もう、将棋ファン冥利に尽きるな~ 
清水「佐藤康光九段は棋士会の会長としても活躍さてれるようですが、どのような活動を?」
康光「この秋口は、東日本大震災の復興イベントで被災地のほうを何ヶ所か回らせてもらってます」
そうか、被災地ではまだ大変だろうね 私はせいぜい、このブログをがんばる! 私にはそれしかないわ

康光「ハッシーは本格派なんですけども、居飛車、振り飛車を問わない じっくりした形を好む 郷田は昨年度は見事な優勝、大活躍した 居飛車一辺倒の本格派で、本筋の手を好む 郷田の将棋はプロが見ても感心する将棋  2人は棋風は似ているところがある」

事前のインタビュー 答えるハッシー、太っているので顔がでかい、パンパンだ(笑)
ハッシー「はい、えー、おはようございます 橋本です えーとまあ、おかげ様でですね、この夏はずいぶんと楽しむことができました 色んなところへ行ってきました その分ですね、ちょっと将棋の勉強がおろそかになってしまい、どうも申し訳ございません
まあ、将棋の勉強不足の分は、あり余る才能でカバーしようかなと思っております (相手が)前回優勝の郷田さんということで、まあ、はい! かなり気合い入ってます! 本局に何としても勝ちたいです 棋士人生の全てを賭けて、戦いたいと思ってます! なので! みなさん私を応援してください よろしくお願いします ・・・っていうか、相手を応援しないでくださいね(^^)」

・・・お、面白い(笑) なんやねーん、ハッシー、落語家の前口上か? 楽しいなー
インタビューの前半、体が左右に揺れる揺れる、もう振り子状態(笑)
そして、書くときには省いたけど、「えー」を連発、軽く10回以上(笑)   
インタビュー時間があまりに長かったので、計ってみたら、1分4秒もあった これ、きっと史上最長(笑)

聞いていた康光「才能が余ってるんですねー(笑) うらやましいですねー(笑) 毎回、何かやってくれるんじゃないかと注目されてると思うんですけど、今回わりと率直に話されていた感じもしましたねえ」
うむ、体が左右に揺れていたところとか、緊張しているのがよく伝わってきたよ(^^;
体は緊張しているのを隠せないんだけど、頭はファンサービスで楽しいことを言おうとしてくれている、
それがハッシーの魅力なのだ!

郷田「橋本さんはいわゆる本格派という風に思っています じっくりした将棋が好みという印象があります 本局は今期NHK杯では私にとっては初対局なので、張り切って思い切っていい将棋を指したいと思います」

・・・郷田の答え、全く普通そのもの(^^; 面白くな、いやいや、これが普通(^^;
ちなみに、郷田のインタビュー時間は23秒 ハッシーの1分4秒と全然違う(笑)
私はハッシーを応援するぜ~ 郷田は前回優勝者、相手にとって不足なし、いったれや、ハッシー!!

先手ハッシーで、初手▲5六歩! おー、ゴキゲン中飛車か、と思いきや、スイスイと手が進み、
ハッシーの▲ダイレクト向かい飛車+美濃vs郷田の△居飛車+舟囲いになった

画面にハッシーと郷田が交互に映る ハッシーの顔がでかいせいで、郷田の顔がすごく小さく見えるな~ 
ハッシーの茶色の和服もカッコイイが、郷田のスーツもめっちゃ高級感がある いくらぐらいするのかと思う
2人の対戦成績が出て、ハッシー5勝、郷田4勝とのこと おー、ハッシーが勝ち越してるか
清水「2人の対戦は戦型がバラエティに富んでいて、中飛車、四間、三間、相掛かり、矢倉ということでした」
過去5年で銀河戦で3局も当たっていて、それは全てハッシーの勝ち
他の持ち時間の長い2局は郷田の勝ち 今回のNHK杯、どうなるか・・・!

郷田から角道を止め完全な持久戦になり、2人とも高美濃に組み替えた 
1~5筋の歩をひとつづつ全て突き合う形で、がっぷり4つだ
康光「ハッシーは普段は明るい青年なんですけど、対局姿勢が集中力があり、非常に真摯(しんし)です 考え方がまじめです 対局以外でも将棋バーを開いたりとか、すごい熱心にファンのことも考えている 20代の頃からそういうことをやっている なかなか20代の頃は自分の将棋のことしか考えられないものなんですが、ハッシーは立派」
うむ、ハッシーを語るときのキーワードとして、「まじめ」という言葉は外せないものだ
さすが康光は、わかっていらっしゃる

駒組みが終わり、ハッシーが中飛車に振りなおして、戦いが始まった
考慮時間がちょっと気になることになっている ハッシー残り▲4回vs郷田残り△10回!
差がついたが、大丈夫かな? 
康光「郷田は決断がいいですね」
そうだよな~ 郷田と言えば、長考派の代名詞のような人だ 今日は飛ばす作戦か

手が進むが、郷田が8筋の飛車先の歩を捨てたタイミングが良かったようで、
ハッシーは角で取ることを強要された
康光「展開としては、ハッシーのほうが神経を使う展開です 角が質駒でいつでも相手の飛車で切られてしまう 玉の堅さもハッシーのほうがちょっと薄いように見える 郷田は手が早いですね ふふ」
んー、まだまだ戦いはこれから、ハッシー、がんばれよ~

すると、ハッシーが8筋を放棄して角の飛び出し一発!  
康光「これはなかなか思い切った手ですね 見ごたえありますね この角はさすがという感じ うまい、才能を示した一着だと思います 郷田も意表を突かれたかもしれません」
その解説どおり、この角は効果抜群で、みるみる郷田が考慮時間を減らしていく 
残りハッシー▲3回vs郷田△4回、ほとんど追いついてしまった やったー いいぞー

康光「これはなかなかハッシーがうまく立ち回ったかもしれません」
ハッシー、自陣の整備にも成功し、4筋、5筋に位を取った
康光「ここの位は大きいですよ」
このまま行けー、と思ったとたん、郷田もなるほど、と感心する勝負手を出してくる 
んー、やはり郷田も強い やっぱやるなー!

難しい終盤に突入した 手の広いところ、力が問われる場面だ・・と思っていると、郷田がハッシーの陣内に角を打ち込んできた しかし? 何だ、これは?
何のタダ取りにもなってないし、わけがわからないではないか? 意味不明な手だが?
康光「これはひねりましたね これは直接の狙いはないんですけど ちょっとハッシーも自分が指せると思っているはずなので、ここは考えたいところ」
両手を顔の前で合わせて、仏様に祈るようなポーズと取っているハッシー がんばれ~

ハッシー、どう答えを出すか、というところ、ハッシーの一着は、相手玉をにらむ自陣角だった
ほおー、そう来たかー いい手なの?
康光「このナナメのラインを受ける手が難しい、とハッシーは見てますね」
ところが! ここから郷田の手が素早かった 焦点の突き捨ての歩から、さっき打った角をバッサリ切り捨て、ハッシーの飛車を詰ませてしまったではないか!!
ぎゃああああー な、なんだこの大技は!! こ、これはモロに炸裂、やられちゃった!?
清水「そのための郷田の角打ちだったんですね これが目的でしたか」
うそやろー ハッシーが自陣角を打つ、なんていうのを予測していた、というのか?
これが郷田の読み筋?? 郷田は予知能力でもあるのか? 私はもう、頭が大混乱だ   

だがしかし! 我らがハッシーは、動揺しなかった! 
ハッシーのほうも、郷田の大技を予測していたかのように、落ち着いて対応した
清水「形勢はどうでしょう?」
康光「うーん そうですねー 見た目はなんか、ハッシーが指せそうな気はします」
す、すげー 郷田もハッシーも、この攻防、相手の手が見えていたというのか? いったいどういうレベル?

決定権を持ったハッシー、いよいよ決め所 行けそう、行けそう、行け行け、ハッシーー!
今までがんばって取った位を活かし、攻め立てるハッシー
康光「これは強気ですね 一気に決めに行った」
おおー、康光に強気、と言わせる決め方か どうなる?
康光「んー どうなんでしょうねえ ちょっとハッシーとしても怖いところがある」
まだわからんか! マジでドキドキするなあ ハッシーが急所に角を打って、飛車に当てたが、
康光「郷田としても飛車を逃げてる場合じゃない」
郷田、飛車をタダで取らせる勝負手の受け! うわー、そういう手があるかー
康光「ギリギリの1手違いになりましたね」
 
こ、こりゃー好局だわ ここまで来たら、勝ちきれ、ハッシー!
康光「何かハッシーにうまい手がある気がします 郷田としてはちょっと苦しそうな局面」
考慮時間の残り、▲0回vs△0回 2人の表情が画面の小窓に映されながら、手が続く

康光「この一連のハッシーの手は、なかなか落ち着いた手だったかもしれません 郷田としてはしょうがないという手順になっています」
おおおー、いいぞいいぞ、そういうときは大抵、勝ちパターンだ 
実に長い終盤に感じるが、スタミナ切れせずに、このまま行けるかぁー

そして、ハッシーの一着が、康光の予想手と完全に一致した 解説の手が当たりだした、というやつだ
康光「そうですね これが痛いです」
やったー、もうこれはほぼ勝ち、もらった! 終局間近だろう、終わったか!?
ところが! ここで郷田がとんでもない一着を放ってきやがった! すんごい遠くから、角で王手一発!!
な、何、これ? 全く考えもしなかった うわー 対応が全然わからん
清水「ほおー ほおー 遠見の角」
康光「これは・・・ これは難しい手が出ましたね」
画面に映ったハッシー「うえーっ」
清水「ちょっとハッシーも、『うえーっ』と言ってましたが」
ここ、清水さん、橋本のことを、モロに「ハッシー」と呼んでいたではないか 
おおーい、この土壇場にきて、笑わせないでよー(笑)

両手でガッツリと頭を抱えたハッシーだったが、ここでも冷静と思われる手で対応した
す、すげー 両者すげぇー
そして、ハッシーは詰ます必要もなかったのだが、郷田玉を一気に詰ましに行った!
康光「何とか詰んでる感じはしますけど」
王手を続けるハッシー、その手つきが、頼もしい! 
そして、ついに、ここまで来れば、私にも詰みが見えるところまで来た・・・
郷田が「ふー」と大きくため息をついた そして、郷田投了!

117手でハッシーの勝ち やったあああああああーーーー 勝ったああああああーーー
ふうううううううううううーーーーー よく勝ちきった!! 難しい将棋だった!!
これぞ、強い人間どうしの終盤戦の魅力!! ふううううーー、面白かったーーーー!!

清水「ものすごい終盤戦という感じでしたが」
終盤の最中の雑談で、康光「そういえば、僕が以前解説したときに、森内vs郷田だったんですけど、一瞬『え』とか言って、ファンの方に不評を買いました 詰んでる局面で『あ』とか言ったもんですから、詰まないんじゃないかという印象を与えてしまって(笑)」
あったねー、そういうのねー(^^; 土壇場では解説者も細心の注意が必要、と思わされたことがあった(笑)
(2014.02.02 森内俊之 竜王・名人vs郷田真隆 九段 NHK杯 準々決勝での出来事)

さて、康光が投了図以下の詰み手順の解説を終え、さあ、この大熱戦の総評は、と思ってワクワクしていると、なんと清水さんが「ありがとうございました それでは感想戦をよろしくお願いします」
と言って、なんと、康光の総評がなかったではないか!! 何これ、どういうこと????????
総評なしなんて、そんなの、私の記憶では過去のNHK杯では前代未聞だぞ 総評はどうしたーーーー!!
康光のこの一局の感想、ぜひとも聞きたかったのにーー!! 
清水さん、勝手に終わらせたらダメだろう、康光も、そして何より、そばについているであろう、スタッフはいったい何をやってるの!? こんなミス、観たことないわ・・・
感想戦も4分ほどしかなく、中盤をサラッとさわっただけで終わった

しょうがない、完全に力不足だけど、私が代わりに総評をしよう(^^;
ギズモ「これは見ごたえ満点の一局でしたね 両者、力を出し合った素晴らしい内容で、早指し戦の名局でした 郷田の敗着がどこだったのか、すぐには分かりません 郷田が悪かったというよりも、ハッシーが強かったですね
ハッシーは作戦選びから始まって、中盤の競り合い、終盤の度重なる郷田の勝負手に、ことごとく冷静に対応していました 派手さはないけど、ミスなくという、これぞハッシー将棋の真骨頂、会心譜だったと思いますね
ハッシー自身、これは納得の一局だと思います 全国のハッシーファンも、大満足の一局でしょう 
今日は祝杯ですね みんなで飲みましょう おーい、酒だ酒だ、酒持って来い!」

こんな感じだ 酒の飲めない私ですら、マジで、酒だ酒だ、酒持って来い!! という内容、ハッシー、よくやった!! 素晴らしかった!! そして、面白かった!! 郷田もよくやった、2人とも、面白い将棋をありがとう!! ハッシー、これからも応援するぜーーー!! いやっほぅーー!! ハッシーがやってくれたぜ、NHK杯、やっぱり最高~ 乾杯~!!