昨日のTV番組、ETV特集の電王戦の感想から
よくまとまっていて、1時間があっという間だった でも、私は知っていることが9割くらい(^^; あまり知らない父は非常に面白かったようだ まともにニコニコ動画で観たら50時間以上かかるわけだからね 
棋士たちの控え室の様子が映ったのが、ああいうのが私の興味を引いた あと、森下九段とかがPCで練習将棋を指すときに、モニターの画面の将棋盤が小さいんだけど、もう少し大きく設定してあげたらどうなんだろう、と思った(^^;
【再放送】2014年11月1日(土)午前0時00分※金曜日深夜


三浦弘行 九段vs豊島将之 七段 NHK杯 2回戦
解説 木村一基 八段

清水さん、相変わらず、つけ毛をつけている 別に髪の毛の量に困っているわけじゃないと思うけど(^^;
解説は木村かあ この人は髪の毛の量に困っ(以下略)
今日は三浦vs豊島という好カード! 楽しみだなあ 
電王戦に出場した2人だ 三浦はGPSを相手に、約700台ものコンピュータ群と戦わされ、完敗だった ちょっとかわいそうな気もした 逆に豊島はYSSに完勝、対照的な結果だった 今日はどうなるかな 
あ、三浦、メガネをかけてる 近眼か? それとも老眼か? 三浦はまだ40歳、老眼は早いか 豊島は24歳、こっちは確実に近眼だ(^^;

三浦は1992年四段、竜王戦2組、A級 1回戦はシード 19回目の本戦出場
豊島は2007年四段、竜王戦1組、B1 1回戦で北浜に勝ち 6回目の本戦出場 1回戦の北浜戦では、北浜のゴキゲン中飛車に、▲5八金右の超急戦で挑み、終盤見事な玉さばきを見せてキッチリ勝ちきった一局だった

解説の木村「三浦は序盤、中盤、終盤、スキがない 終盤で特に力強い指し手が多い
豊島も序盤、中盤、終盤、スキがない 序盤の作戦が先後に関わらず意欲的」

事前のインタビュー
三浦「豊島七段は大器で、スキのない将棋で非常に手ごわい相手だと思っています 豊島七段にはだいぶひどい目に合っているので、そろそろがんばりたいと思っています」

豊島「三浦九段は序盤がとても詳しくて、中終盤は読みが深いという印象があります リラックスしていい将棋が指せるようにがんばりたいと思います」

聞いていた木村「三浦は、にこやかでしたけど気合いが入っていると感じました 豊島は受け応えもスキがないですね イジるところがありません(笑) お互いに居飛車党ですから、横歩取りになるか角換わりになるか、最新流行形が見れるんじゃないか」

先手三浦で対局開始 横歩取りの出だしに進んだが、双方ムチャクチャ手が早い ネット将棋かと思える(^^;
三浦は横歩を取らず、▲1六歩と変化した 豊島が横歩を取り、先後の立場が普通と逆の、後手が横歩を取る将棋になった 
木村「横歩は取っても取られてもいい勝負なので、取る一手を端に使ったらどうかというのが三浦の主張」

2人の対戦成績が出た 三浦0勝、豊島5勝とのこと 
木村「大変意外な成績 三浦のほうは気にしているはず」
そうだね、さっきのインタビューで三浦は「豊島七段には、だいぶひどい目に合っている」と言っていたもんね(^^;
なお、直近の2戦は銀河戦だ 去年の銀河戦は先手三浦の横歩取りで持久戦になり、終盤ギリギリの戦いを豊島が制している これは白熱の名勝負だった 今年の銀河戦は先手三浦の矢倉に豊島が急戦矢倉で、三浦の猛攻を豊島が完全に見切って受けきり勝ち、これは豊島が圧巻の強さで完勝という内容だった 三浦としてはどちらの負け方も悔しかっただろう 

駒組みの最中の雑談で、清水「三浦と豊島は普段はどのような人ですか」
木村「三浦は将棋一本という感じがします 他に趣味があるのかって言っても、あんまりなさそう 昔から純粋、素朴な人柄は変わらないです 豊島は受け応えもしっかりしている 寡黙(かもく)だけど笑うときは笑う 話しかけたときに彼は視線をそらしませんね 誰しもが、将来必ずタイトルを取るであろう、と言ってます そう言われる人はなかなかいないです」

うーん、先日までやっていた王座戦は惜しかったなあ・・・ まあ、豊島ならまた挑戦すると思うけどね それと、A級にも上がって欲しい 今、B1で3勝3敗と上がるにはちょっと苦しい星だ ちなみに三浦は今、A級で1勝3敗だ

さて、お互いに中住まいに組み、仕掛けをうかがっている 1筋と9筋、両端のやりとりがどうなるか
木村「非常に難しい応酬です ちょっとしたことで満足していると、あっという間にだまされてしまう、それが横歩取りの特徴です」

三浦が9筋からいよいよ仕掛けた ん、これは端が破られてしまうのではないか? 単純に豊島がちょっと困ってるか?
木村「豊島は反撃したいところだが、すぐには手段がない」
清水「少し三浦がポイントを上げたんでしょうか」
木村「そのような感じですね」
んー、豊島、反撃なるか! がんばれ豊島~  

そのときだった 豊島が放った一着、△9六歩という手が盤上の空気を変える手となった
木村「いい勝負手ですね こういう手は読みにくいです 三浦は『何だこれは』っていう顔をしてるように見えません?」
ちょうど画面に三浦の顔がアップで映し出された 口を開いたまま、ポカーンとしている(^^; モロに「何コレ?」っていう表情だ そして三浦は小さく「いや~」とつぶやいた こりゃ、△9六歩が意表を突いたのは確実だ

三浦、△9六歩の狙いを消すべく角をバチッと音を立てて打ったが、豊島にノータイムで角を合わされて、それを取らざるを得ず、豊島にゼロ手で歩を伸ばされてしまった 明らかな手損だ そしてまた考慮時間を使った三浦 
木村「この取り引きは三浦が損をしましたね △9六歩は手裏剣の歩でしたね 読み筋にない手を指されると動揺しちゃいますよね」

局面、進んだが、豊島の△9六歩が、と金になって三浦陣を荒らしている 豊島がだいぶ良さそうだ
三浦、A級棋士の力はこんなもんじゃないはず、まだがんばれ、と思って観ていると、三浦は取られる寸前の桂を跳ねて勝負!
木村「なるほど、この桂跳ねは好手じゃないですか」
しかし、直後に豊島もお返し、とばかりに桂跳ね! これがなんと、詰めろ! うわー これは厳しそう・・・

三浦は仕方なく詰めろを受けたが、なんと豊島に馬で金取り桂取りの両取りをモロにかけられてしまった あああーー これは技ありどころか、一本級・・・ 
木村「三浦は辛抱の時間です 豊島がリードしている」
考慮時間の残りは、三浦▲0回vs豊島△3回 辛抱と言っても、局面は駒割りが豊島の銀香の丸得だ おまけに、駒の働きも豊島のほうがだいぶいい 三浦としては主張点が何もない これは、もう三浦は指す手がないのでは? 投了か・・・ と思ったら、ホントに投了した!

三浦「負けました」 68手という短手数で豊島の勝ち ああー、大差がついちゃったか・・・

木村「投了の時間としてはだいぶ早い感じがするんですが、三浦の方から見て有効な攻めがないんです 投了は仕方ないという感じがします 序盤の三浦の作戦は、むしろ先手持ちかという感じがしました ただ△9六歩と豊島が手裏剣を放った、あれがけっこううるさかった それを打たせたのが三浦としてはどうだったか △9六歩から急に豊島がペースを握りました あの後、ごちょごちょしている間に三浦の攻め駒を取り切ってしまいましたね △9六歩が流れを変えた妙手でした 豊島の勢いのあるいい手が見れました」
 
早く終局したので、25分も感想戦の時間があった(^^;
豊島は、三浦の9筋の仕掛けに対してのところ「ちょっとこっちが困ってるかと思ったですね」
三浦は「△9六歩を打たせたのが悪かった バカだったな ちょっとコレ」と言っていた・・・

木村「△9六歩を打たさなければ、むしろ先手持ち」
三浦「しかし、それを言ってもしょうがないんで 相手は相手でまた違ったことをやったに決まってるんだから」
うむ、三浦は完敗を認めていた 潔い態度だったと思う

実は豊島はこの△9六歩の直前に△3六歩という、一見、意味のよくわからないパスのような手を指している それが三浦の疑問手を誘い、△9六歩の勝着につながったのだ △3六歩で三浦に手を渡した豊島の勝負術、まさに一流だな~

しかし、三浦はこれで対豊島戦、6戦全敗か・・・ A級棋士としてのプライドが・・・  
長い感想戦の最中、場の空気が、みんなが三浦を気遣う空気だったのが伝わってきた 68手、短手数で完敗で大差だったもんね 静まり返ってシーンとしてた(^^;

勝った豊島は、さすが将来の名人候補、それにふさわしい勝ちっぷりだった 良かったよ~ 期待どおりの強さを見せてくれた! この調子で、強くあり続けて欲しい!
渡辺(30歳)以降の世代、強いのがゴロゴロいる、と言っても、実際にここ10年で渡辺より年下でタイトル戦にからんだのは、広瀬(27歳)と中村太地(26歳)と糸谷(25歳)と豊島(24歳)、この4人だけだからね(年齢は現在のもの)
やっぱり少ない、さみしいと感じる 豊島、これからも若手代表として勝ちまくってくれ! 期待しているよ~!!