今年の秋に秋田県で収録された、将棋の日のイベントの模様
連盟のページで調べたら、開催日は平成26年11月8日(土)・9日(日)とのこと

あれ、将棋の日の模様のTV放送、いつもは、こんな年末だったっけ?(^^;
あ、調べたら、去年は私は12月30日に感想を書いてるわ そうか、年末か
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-2197.html


司会に矢内さんがキター ひさしぶり、やうたんー! まあー、すっかり大人っぽくなったね
番組全般を通して、司会、すごくうまかったよ もうベテランの域だね

番組の最初、大学で外国人に将棋を教えてあげるコーナーが紹介されていたが、そこでの将棋の駒が工夫されていて面白かった Pは歩でポーンの意味だろう そこに↑という矢印がついていて、動きを表している
こういう駒をもう開発すべきだろうね 将棋を世界に普及させたいなら、ね 
ネットなどでは、表示を「歩」表記か「P」表記か、対局者が自分で選べるようにする、というのはアリアリだろう

さて第1部と第2部に分かれていた 前半の第1部は3人1組のリレー将棋 1人5手指したら交代で戦う、というもの
題して「秋田リレーおもてなし対局」 初手から1手30秒未満 各チーム1回の短い相談タイムがあり
▲中学生3年のアマの子(秋田市長杯準優勝)+香川女流王将+佐藤康光九段vs
△小学生5年のアマの子(秋田市長杯優勝)+甲斐女流二冠+木村八段という対戦だった
戦型は▲角交換振り飛車+銀冠vs△居飛車+矢倉風の対抗形

ゆるキャラ?みたいなご当地キャラが応援していた ひとつは、飛脚をイメージしたキツネのマスコット「与次郎(よじろう)」 もうひとつは杉の木をイメージしたマスコット「スギッチ」 キツネの「与次郎」は、普通にうまく出来ていたと思うが、私の目では「スギッチ」は出来がいまひとつ・・・(^^; 背中が曲がる構造で中に入っている人が姿勢の維持が大変そう(^^; 杉の木って、もっとまっすぐで背筋がピンとして、背が高いイメージじゃないのかな?

矢内「スギッチは、秋田県の職員なの? 毎日、何してるの?」
スギッチ「・・・・・・」
聞き耳を立てていた矢内「毎日、県のPRのために、がんばっているそうです」
しゃべれないスギッチにインタビューした場面、ここは面白かった(^^; やうたん、リハーサルがんばったね(笑)

佐藤康光のチーム、康光の「へば、いくべ! おー!」という掛け声で3人が気合を入れていた
こういう方言が聞けるのはいいね! 康光、ナイスなファンサービスだ
あきた舞妓(まいこ)というすごい美人も、振り駒役で登場し、お金がかかってて贅沢だわー

おもてなしリレー対局、これが非常に好勝負となった
解説の島さんが「ここから10手が勝負どころ」と3度も言う、見ごたえある内容だった
聞き手のカンナちゃんも「いつも以上に雰囲気がビシッとしてますね おもてなしっていう対局じゃないですね」

もう6人とも、本気も本気、気合いがビンビン伝わってくる内容!
そう、これ、これが将棋のいいところなんだよね 本気じゃなきゃ、やれないっていうね 遊びでやるつもりが、対局開始と同時に本気になっちゃう、これだよね、将棋の醍醐味だ

形勢やや悪いかと思われたところから、中学生の子が放った自陣飛車、そして香川さん渾身の強引な攻めが決まり、康光チームの将棋となった これはもう、負けた木村チームはしょうがない、相手側をほめるしかないわ
アマの小学生と中学生の子、2人の子のがんばりのおかげで、すごい盛り上がったね!

終局後は敗者への「おもてなし」として、「なまはげ」が出てきて、木村に「ちゃんと頭で考えたんだか!? おめー、ちゃんと勉強しなきゃダメだべ!」と迫っていたのには笑えた 木村「はい、がんばります(^^;」 会場もウケていた
なまはげと木村と、どっちが本物の生ハゲだ、というツッコミはしないでおこう

秋田美人の代表として、あきた観光レディーという女性も出演してきて、またお金をかけてるなーと思った
連盟って、お金、余ってるの? NHKがお金を出してるの? 地元が出してる?(^^; 
あと、秋田の町並みも映されて、すんごいきれいだった

後半の第2部は、羽生名人と渡辺二冠の「次の一手名人戦」だ これは毎年恒例となっているもの
持ち時間はなく、初手から1手30秒 うむ、もう毎年このルールでいいと思う
羽生がめずらしく振り、対抗形の持久戦で、▲羽生の石田流+ダイヤモンド美濃vs△渡辺の居飛車+銀冠になった

駒組みが終わり、羽生が仕掛け、大駒のさばき合いになると思われたところ、渡辺が次の一手を封じたときだ
島が赤札として面白い手を指摘 意表の自陣角だ 木村も青札として同じラインに角を打て、という手を指摘 そして、島の手が見事に正解! 
羽生もひねった角打ちで対抗する この攻防に、解説の康光と中村太地「おおー! これを説明しろというのは無理ですね 羽生名人のつま先立ちのさばき」
うわ、面白いな

ここからも見ごたえある攻防が続いた 羽生が1歩を補充するだけの手を指し、なおかつ、遅そうな、と金攻めを間に合わせようというのだ 渡辺は端攻めで、羽生のダイヤモンド美濃の弱点の端から迫る
難解な手が続き、康光と中村太地のダブル解説のやりとりが面白かった
渡辺の軽い歩の突き捨てに、
中村太地「この歩の意味としては?」
康光「歩を突くんですね!」
中村太地「それだけですか・・・(^^;」
ここは笑えた

康光「ハイレベル! 2人とも、あわてるそぶりが一切ないのがすごいですね」
最後は渡辺が「詰めろ逃れの詰めろ」を決め、端攻めから一気に寄せきった 90手で渡辺の勝利 うむ、見事!
ダイヤモンド美濃の4枚の金銀を相手にせず、働かせなかったね

終局後の羽生と渡辺の感想も面白かった
渡辺「二歩を打ちそうになってしまって、打ったらとんでもないことになってました(笑) 」
羽生「渡辺さんに自陣角を打たれてシビレました 痛かったです 次の一手名人が決まる前に対局が終わるんじゃないかと心配しました」
そうか、あの自陣角で渡辺の有利が決まったのか それにしては、対局中、一切そんなそぶりは羽生は見せなかったなあ ずっといい勝負かと思って私は観ていた これが羽生の強さの秘訣だろう

第1部の「おもてなし対局」が始まってみれば「本気対局」になったこと、第2局は羽生のめずらしい振り飛車、そして不利を自覚していたのに対局中は一切、そんな落ち込みが指し手に表れない羽生、これが観れたので、大満足の番組だった
 
ただ、ひとつだけ、私から提案がある 
次の一手名人、今年はすんなり優勝者が決まったが、これがなかなか決まらないときがある 最後の壇上に上がった人たちの挙げる札の色が分かれずに、同じ色が続く場合があるのだ 
もう、毎年1人というのはやめて、例えば5人以下になったらその人たち全員が「次の一手名人」 それでいいんじゃないだろうか  なかなか次の一手名人が決まらないと、いちいち封じ手になって、対局の流れがおかしくなるからだ
これは私から提案させていただきたい 5人以下全員が次の一手名人、これでどうですかね?

ともあれ、今年は第1部が特に盛り上がり、面白い番組だった! 
やうたんも久しぶりに見れた、良かった! 

<TV番組のお知らせ>
BSフジ 放送日時 2014年12月31日(水) 昼12:00−14:00
『The GAME 羽生VS谷川 史上初の七冠制覇」(再放送)
2014年1月2日に放送した番組を30分拡大して放送!
1対1で行われる激しい頭脳戦、心理戦。知力、体力を尽くす"究極の勝負"とも言える将棋の世界。羽生善治vs谷川浩司「史上初の七冠制覇」~1996.2.14~羽生名人、谷川九段があのときを振り返る。

NHK Eテレ放送日時 2015年1月2日(金) 午後1:00~3:00
『新春お好み将棋 ~女流棋士壮絶バトル~』内容女流棋士6人による壮絶バトル。10分切れ負けトーナメント。