NHKのプレミアムアーカイブスで先月の1月27日に、放送された番組 
1995年の再放送だった
正直、全然期待していなかったのだが、これが面白かった

大内さんが日本将棋のルーツを探るべく、アジア各国を巡って縁台将棋を見つけては参加するというもの
これが、各国の生活風景が分かって、他の紀行ものとは一味違ったテイストをかもしだしており、興味深かった
旅行中の風景も、旅行代理店が用意したような紋切り型の映像とは違う
生活している人の生の様子が映し出されているのだ

まずはインドに行き、インド独自のインドチェスをやろうとしたが、インドではすでに西洋チェスが広まってしまっており、インドチェスが見当たらない やっとインドチェスを指せる相手と対局するが、それがハエが3~4匹盤上にブンブン飛び交う中での対局で、実に現地の状況をよく表している(笑)

タイのマークルックは、船の意味の駒があるのだが、それが飛車の動きである なぜかというと、タイでは水上で暮らしている風景が珍しくない そこの船は水路が十字型なのだ

中国のシャンチーが元はチャトランガがモロに元になっていて改良されて出来たものではないか、という大内さんの自説も述べられていて、なるほどなーと思った

外国将棋のルールも、いちおう手短にさわりだけ教えてくれて、それも面白かった なにより、実際、縁台将棋の中に入っていって大内さん自身が指すので、どういう風土で競技が行われているかが、実に親近感を持って観れるのだった

あと、将棋用語で大内さんがこんなことを言っていた
大内「将棋の対局っていうのは、最後は部分観ではなくて全体観だからね それを大局観っていうんですけどね」
おおー、そうか、大局観の反対語は部分観だったのか これで大局観という言葉が説明しやすくなるなー!

あと思ったのは、各国の将棋には駒落ちというのが基本的にない これは日本将棋が優れているな、と思った
駒落ちという概念がないものだから、実力差がある人どうしではあまり楽しめないと思った

1時間半の番組、長い旅行した気分で楽しめました! 大内先生、ありがとう!