今しがた、あらためて、ざっと先週の土曜の電王戦を観直した
Aperyが斎藤五段に、完膚なきまでにボコられた一局だ
斎藤五段の完勝、それ以外、特に見るべきところはなかったな・・・ ではないことがわかる

一番の驚きは、モニター画面上での評価値を担当していた習甦(昨年度電王戦バージョン)の、その大局観の狂いっぷりだ
戦いが起こって解説のプロ棋士の誰もが「先手良し」と口をそろえるのに対し、まだ+100いくとか、いかないとか 
中盤も終わり終盤にさしかかろうかという局面でも、まだ習甦は+200とか それくらい
まだ互角と思ってる、その大局観だから、本譜の局面になっていったのだな、というのがありありと見てとれた
負けたのはAperyだけではなく、習甦も負けていた はっきり、そういう大局観だった

Aperyは時間の使い方も謎 遠山プロが敗着と断言した△4四角を、本当にノータイムで打ってしまっている
あれほど序盤で早々に長々と考えておきながら、勝負所でノータイム指し(^^;

そして、全体に怖さが全くと言っていいほど、なかった 第2回の船江vsツツカナで、ツツカナが不利になったときに見せたターミネーターのような粘りは全然なし 

斎藤が強かったのは強かったのだけど、それにしても、この戦法というかこの戦型での、ソフト側の欠点のいかに大きかったことか これ、ホントに約40万円のPCで動いてるの? PS4で動いてるんじゃないの?と思えてしまう、そういうソフト側(Aperyと習甦の大局観)の戦いぶりだった だってそう見えたもん(^^; こんなもんじゃあ、ないはずなのだ

習甦は、昨年、対抗形で菅井を圧倒しているのは、もうみんな知っているはずだ MVPまで獲っている
習甦が考えた際、昨年の対抗形と、今回の対抗形、いったいどう違うというのか? 昨年あれだけ強くて、今年、大局観が異常に悪かったわけは? ・・・全くわからん(笑)  

もちろんAperyは、本来、総合力としての実力はもっと強いのだろう そうでなくっちゃ、ここに居れないはずだ
それにしても、ごく平凡でありがちな対抗形での一変化で、これだけ大きな穴がソフト側にあったというのは、私にとって驚きだ
これがすごく短い持ち時間ならまだ分かるのだけど、なにしろ5時間ということで、大局観の面でも、そんなに大きな判断ミスはしないと思えたのだが・・・ 結果としてここまで差がある内容になったのか、それがあの習甦までも、とびっくりだ

何だかんだで、明日の第2戦も楽しみにしている
プロ側から見れば、第1戦で勝ったので、この第2戦が一番重要になってくるんじゃないだろうか
第3戦の稲葉はなんとなくいけそう、ならばここは一気に3連勝で勝ち越しを決め、強いponanzaとAWAKEには消化試合で、というのが3勝2敗で勝つストーリーになるんじゃないかと思う 5番勝負のカギを握る第2戦!