豊島将之 七段vs塚田泰明 九段 NHK杯 1回戦
解説 中村修 九段

いやー、土曜は色々なことが起きすぎたな・・・(笑) 阿久津の露骨なハメ手炸裂に、タッグマッチの白紙撤回、その後の番組の異様なムード 川上会長が、「この貸し出しありのルールは大成功! 大成功です!」と声を荒げてたけど・・・ もう、電王戦、FINALでいいんじゃね? あ、FINALか

さて、日曜のNHK杯だ こっちの棋戦もやっているのだ(^^; 私のやる気がなくなるまで、書いていきたい 
今回は期待の若手、豊島登場か 塚田がどこまで食い下がれるかだ

豊島は2007年四段、竜王戦1組、B1 予選シード 7回目の本戦出場 24歳
塚田は1987年四段、竜王戦4組、C1 予選で金沢、上野、高崎に勝ち 23回目の本戦出場 50歳

解説の中村修「豊島は若手のホープでスキのない将棋 
塚田は若い頃から攻めっけ120%と言われた、塚田通れば道理引っ込むとか言われた それを変えず、攻め将棋を貫いて来られた 塚田が自分のペースに持ち込めるか」

事前のインタビュー
豊島「早指し棋戦なので、決断よく勢いのよい将棋を指したいと思っています 今日は矢倉と横歩取りの準備をしてきました」
これを聞いていた中村「塚田は矢倉と横歩取りしか指しませんから、準備万端だと豊島は言っているんですね(^^;」

塚田「昨年久しぶりにNHK杯に出させていただいたんですけども、1回戦で負けてしまったのでなんとか1回戦は勝ちたいと思います 攻めて攻めて攻めまくりたいと思います」

おお、いいね、塚田、面白いわ しかし後手番だけど、攻める順は回ってくるのか
2人の対戦成績は豊島の1-0とのこと

先手豊島で、相矢倉になった 互いに入城した後、塚田から歩をぶつけ、双方相中飛車に振るという力戦だ
もう歩が3つもぶつかった後で、ようやく解説が開始になった もっと早く解説を始めて欲しいものだ

中村修が豊島の人物像を評して、「表裏が全く感じられない」と言っていた うむ、羽生もそういうところがなんとなくある 自然体で強い、というね

もう完全な力将棋になっている 豊島が相手の攻め駒を引っ張り込む手筋を指せば、塚田も全く引かず対応している
塚田は、中村に「落ち着いた手ですね ふわっとした手」と言われる手も指し、なかなかやるね 
強敵相手に、互角に中盤を渡り合っているようだ
気づけば、考慮時間の残りが、豊島▲2回vs塚田△8回になったではないか おお、まさか、があるのか?

塚田に攻める番が回ってきたようだ 候補手の多そうな中から、最善を見つけられるか、塚田・・・!
塚田の選んだ手、それは次に厳しい、桂の控え打ちだった これでいいのか?

しかし、そのとたん、豊島に怒涛の攻撃手順がキター ぐあっ、銀を捨ててからか それで1手攻めが速くなるか ぐあっ、すごい猛攻、こ、こういう手の流れ、こうなると塚田はツライ・・・
中村「豊島の攻め、すさまじい速さですね 塚田は1手負けパターン」

豊島ペースになったとはいえ、持ち駒が大量にあり、候補手が非常に多い これはまだ間違える可能性もある しかし、指しているのが誰あろう、豊島だからなあ  すると中村も同じことを考えていたようだ
中村「豊島が攻めているから、手数が伸びないんじゃないかと思うんだけど、対局者が私なら自信がない(^^;」
はは 中村さん、正直だな

豊島が相手の飛車を攻めたところ、中村が一瞬「逆転してもおかしくない・・・」と反応したのだが、検討してみると、いい手だったとのこと 最後は豊島、大量にある持ち駒を歩以外、全部使い切り、長手数の即詰みに切って落とした
145手で豊島の勝ち あー、やっぱ豊島はしっかりしてるわ 最後の寄せ、並のアマチュアだったら簡単に間違えてるところだ 終ってみれば、豊島は考慮時間を1回残していた うむ、見事!

中村「非常に面白い将棋で、両者の持ち味がよく出ていた将棋 塚田も存分に攻める形になったんで、いい将棋だなと思って見ていた 豊島の銀捨てからの攻めだしてから、非常に速かったですね びっくりしました」

感想戦の時間はなかったが、局後の言葉を聞いていると途中は豊島は自信がなかったようだ
確かに、塚田にも攻めの順があったからね 塚田の敗因は攻め間違いだろうか ちょっと悔やまれるね
まあでも、豊島のしっかりした寄せ手順が観れて、私としてはよかったよ また2回戦で豊島が観れると思うとうれしい

これ、案外に勝ちきるのが難しかったと思うけど、豊島がさすがにきっちり勝ったという将棋だった