澤田真吾 六段vs髙野秀行 六段 NHK杯 1回戦
解説 野月浩貴 七段

さて、今日は誰かな 澤田と高野か 地味だがどうか 熱戦を期待だ

澤田は2009年四段、竜王戦3組、B2 昨年度、順位戦C1で順位30位から9勝1敗で昇級している 総合成績優秀により予選シード 3回目の本戦出場

高野は1998年四段、竜王戦5組、C1 予選で小林宏、千葉、永瀬に勝ち 3回目の本戦出場
おおー、永瀬に勝ったのか 視聴者の「永瀬を観たかったな」と言う声をかき消すことができるか?(^^;

せっかくなので、先日購入したプロ棋士名鑑2015-2016ではこの2人はどう書かれているかな
澤田真吾六段「小学生からアマ棋界で活躍し、17歳でプロ棋士に。デビューした頃はかなりの長髪で寝癖が目立っていた。 居飛車党で、7二飛戦法など他の棋士がやらない戦法を用いることもある。 王位リーグ入りや竜王戦2期連続昇級など活躍中。NHK杯で持将棋を記録し放送時間が一部カットされたこともある。」

へー、長髪で寝癖(^^; このクセッ毛はもう天性のものなのだろう(笑)

高野秀行六段「奨励会に13年所属するといった苦労を重ねプロ入りを果たす。おもな実績に竜王戦6組優勝、棋王戦・朝日杯・NHK杯本戦出場など。 棋風は居飛車党で四間飛車に関する棋書のほか、観戦記の執筆もある。」

NHK杯の本戦出場は実績に数えていいのか? 

こんな感じ もう来週からは写さない(^^;
野月がレンズの分厚い近眼用のメガネをかけてきたのが意外だった やはり近眼だったのね
野月「澤田は、おとなしめなんですが、話しかけるといっぱい色々ハキハキとお話していただける
高野とは私は年が近くて修行の頃からずーっと一緒にお世話になっている先輩 指導がすごい上手で普及に精力的に取り組んでいる 大学で将棋を文化として教えている」

事前のインタビュー
澤田「一つでも多く勝てたらいいなと思っています 今日は目の前の一局に集中したいと思います」

高野「予選で3連勝できると思っていなかったので、大変びっくりしました 久しぶりにNHK杯に出させていただいたんですけども、自分で今、子供の教室をやっておりまして、子供たちが『先生もがんばっているんだな』、と思える姿を見せられたらと思っております」 

先手澤田で、角換わり相腰掛け銀だった
開始前の戦型予想では、野月はわざわざ「澤田は先手の場合、角換わりの腰掛け銀は非常に少ない」と言っていたのに(笑)
ところで、駒組みが進むが、解説が始まるのが遅い 毎度のことながら、なんとかしてほしい・・・
もうお互いに玉を入城し、がっぷり組んだところでようやく大盤にカメラを移動という具合だ

さて、例によって、手損合戦が始まるようだ 澤田はわざと2手損した 互いに相手の陣形が崩れるのを待っている、とのこと
野月「同じ局面でも、手番が違ったとか、我々も全部ちゃんと認識するのはけっこう大変」
うわー、これ、嫌だなー もう、受験勉強みたいになってないか、この角換わり腰掛け銀の仕掛けのところは(^^;

野月「今、一番ホットな形」
こういう難解なのがプロ間で流行しちゃうと、大半のアマチュアがおいてけぼりになる感じだが、仕方ないのかな

さて、高野にオリジナルの工夫が出たとのこと しかし、これはどうなのか さほど厳しくなく、先手の澤田にばかり手の選択権が与えられると思うが、これが後手のつらさか 
手が進むと、野月「澤田が確実に攻めの手を見せたから、高野は攻め合いに出ざるを得ない 主導権は澤田が握っている」
おー、野月も主導権は先手の澤田にあり、と断言だ

そして、澤田の手がのびのびしてきた 好位置を睨んだ角、活用できた桂、これを見て、
野月「うん、この攻めは厳しいですね」
さらに、澤田の飛車がドーンと急所に回ってキター これが高野玉を攻める絶好の位置 高野玉、玉頭が大変なことになってる うわー 一気に攻め潰されそう 攻め合いにはならないし、こ、これは、もう・・・大差なのでは・・・? もうすでに手遅れか

野月「子供たちに高野流のしのぎを見せたいところ」
そうだけど、この澤田の攻めは強烈だ しのぐ手なんてあるかな?

澤田、気合いよくドカンと飛車を成りこみ、ラッシュ、ラッシュで迫っていく 竜を切って金銀で高野玉を縛って、一丁上がり! 85手で高野投了 澤田、圧勝! 
うわー、これ、一気だったなあ もう終っちゃったよ 澤田の玉頭攻めだけで将棋が終っちゃった 高野・・・ 残念・・・

野月「玉頭を攻めた澤田の飛角桂のコンビネーションが鋭かった」
清水「澤田の攻め駒が全部さばけましたね」
野月「お互いに工夫を見せたんですが、先手に主導権があるという話はしていたんですが、そこで澤田が面倒を見る振りをして一気に踏み込んだ 玉頭攻めがメチャクチャ早かったですね 高野としては力が出ない展開でした」

20分以上も感想戦があった
終局直後の高野「あんなに簡単に寄っちゃうと思わなかったですね 厳しかったですね」
中盤の工夫については、高野「ちょっとあまり良くなかったですね これじゃあ苦しいですね 工夫して間違えちゃいましたね」
うーむ、本局、将棋というゲームでの、先後の差をかなり感じた一局だった 後手の高野、自分なりの工夫をしたところが、それが小ミス、先手の澤田にうまくチャンスとして捕えられてしまった あとは一気呵成に、一方的・・・

将棋はレベルが上がるほど、先手は1手、間違うことが許される 後手は1手も間違えることが許されない そんな感じがするなあ そもそも先手に選択権がある場面がかなり目立つ 

しかし、感想戦の最後、終盤でわりと簡単なしのぎの筋が野月から指摘された そしてそれが有力との結論
高野、まだがんばる手があったとは・・・ 悔やまれるね せっかく子供たちが見ていただろうに、まあ仕方ないか

澤田の玉頭攻めがものの見事に決まり、豪快に高野をノックアウトという一局だった
ああー、高野じゃなくてやはり永瀬 いやなんでもない(^^;