ドワンゴの川上会長は、「タッグマッチは白紙にし、次の新しい電王戦の企画をやる 詳細はまだ話せない」と言っていました そこで、私が勝手に考えて予想してみました

まず、ドワンゴの今までの4年間の電王戦の実績をざっと振り返りましょう

・開始前の、あおりPV(プロモーションビデオ)の演出のうまさ
・様々な場所での対局を実現 有明コロシアム、両国国技館、あべのハルカス、各地の城など
・コンピュータソフト同士が統一ハードで戦う、電王トーナメントを実施
・振り駒に、安倍首相、カスパロフという大物を出させる
・カスパロフ氏と羽生名人の特別チェス対局
・電王手くんを開発させる タッグマッチでは特殊なメガネを開発させる
・森下ルールという、変則ルールを連盟に認めさせる
・様々なスポンサーを獲得、極めつけはトヨタをスポンサーにして車将棋という大掛かりな企画を実現させ、羽生名人も出場
・視聴者数は軽く延べ5百万人以上

まだ他にもあるかもしれませんが、こんなところでしょう
いやー、全く、すごい企業ですね、ドワンゴって(^^;

さて、5vs5の電王戦が終わり、次に予定されていたタッグマッチは見事にコケました
それに代わる企画をということですが、私も考えてみました

・アマチュア、女流がなんらかの形でコンピュータに挑む
これはどうか 例えば、アマチュアトップ何人かが相談しながら、ですが・・・ ボツですね 相談将棋は、形勢が有利なときはいいのですが、形勢が悪くなると、悪くなったほうが仲間割れしてケンカになった事例を私は知ってます ずっと前にTVで実際にやっていて、見られたもんじゃなかったです 
駒落ちで挑むのはどうか 例えばコンピュータに角を落としてもらって女流が挑む、という企画 でもこれも、5vs5の電王戦に比べれば、全くワクワクしませんね 負ければ「駒落ちでも勝てないのか」となるし、勝っても「駒落ちじゃあね」となるでしょう 男子プロがコンピュータに駒を落としてもらって戦うのはどうか? ・・・連盟が承諾しませんね(笑)

・大逆転将棋でやっていたようなイロモノ企画
大逆転将棋をウィキペディアで調べると、色々なバラエティ将棋のルールが出てきます 
しかしこれも結局、人気も出ないし長続きしないでしょう 視聴者が毎回違うルールや投了図を把握するのが大変なんですよ  シンプルな普通の将棋の面白さには、全くかなわないと思います 

・指定局面将棋
これは私は興味あるのですけどね 例えば「イメージと読みの将棋観」の本で紹介されている序盤や中盤の局面から、プロとコンピュータが戦うというもの でも、わざわざコンピュータと指させなくても、プロvsプロでいいですね それに、かなりのマニアでないと、面白さがわからないのではないでしょうか 5vs5の団体戦には及びませんね


以上は真面目に考えました 私はこれぐらいしか思いつきません 以下はオマケのネタ企画です

・詰将棋解答選手権 
人間が延々考えているのを尻目に、0.1秒で解くコンピュータ 

・JAXAがスポンサーになりロケットで宇宙に飛び出し、国際宇宙ステーシ ョンで対局する「はるかな高み将棋」
・深海に潜って日本海溝で対局する「ハチワンダイバー将棋」 
・富士の樹海で、さまよいながら対局する「樹海将棋」 
・ピラミッドの内部で迷宮をさまよいながら対局する「ピラミッドパワー将棋」
・四国八十八箇所を歩きながら対局する「巡礼将棋」 

注:これらはネタです 

結局、使い物になりそうなものは私には思いつきませんね でも、ドワンゴのことですから、素人の発想の斜め上を行く、すごい企画を考えてくれそうです そのとき、連盟はどうするのでしょうか?
何しろ、タッグマッチを真に受けて、ビッグ棋戦としていったんはやると決定した実績を持つ連盟ですからね
ドワンゴがどんなことを言ってきても、連盟は「その発想は我々にはなかった さすがはドワンゴだ」と言いそうな雰囲気があります(笑)
どんな企画をドワンゴが提案するのか、非常に楽しみです