熊倉紫野女流初段 vs安食総子女流初段
対局日:2015年6月3日
解説:井上慶太九段
聞き手:久津知子女流初段

さて、今回から、囲碁将棋チャンネルで放送がある女流王将戦の模様を伝えていきたい 
毎週土曜の午後に放送があり、それを私が火曜に感想を書く 終わるのは11月末頃だ

女流王将戦、本戦は16名のトーナメントで、優勝者がタイトル戦に出て香川女流王将と3番勝負を戦う
そして持ち時間が各25分、切れたら1手40秒未満という、ちょっと変わった持ち時間だ
今回解説の井上「40秒というのは、30秒に比べてありがたい、ポカが出にくい」

全女流参加の予選を2~3回勝てば、TV放送の本戦の16名に名をつらねることができる
シードは上田、里見、加藤、甲斐、清水だ
16名の名前を見ていると、注目は何と言っても里見だ 
私の好きな矢内、竹部がいない 今話題の竹俣紅も見てみたかったが、いない

聞き手の久津によれば、女流は普通は持ち時間2時間だそうだ へー、初めて知った(^^;

今回は銀河戦で聞き手としてよく出てくる顔なじみの2人 だが2人の将棋を見たことは私は記憶にない・・・
井上「熊倉は毎年安定した成績を残している 居飛車、振り飛車、両方指す
正直、関東の人なんでよう知らんのです(^^;
安食は、ほんわかしたイメージ 振り飛車党」
久津「2人ともTV棋戦は初出場」

先手熊倉で、対抗形になった ▲居飛穴に潜ろうとする熊倉vs△ノーマル四間飛車での棒銀で攻めた安食
井上「仕掛けた安食が機敏だったように思うが・・・ 熊倉はまだ穴熊になりきってないから」

雑談で、久津によれば、今回登場の女流3人ともが将棋教室をやっているそうだ 
・・・教室の先生として女流は棋力的に足りているのか大丈夫なのか、気になるところだ(^^;

さらに久津「安食は4年制の女子大学を出ています」
井上「いかにも女子大を出てるって感じやもんね~」
久津「熊倉は、そろばんが得意で珠算1級で、暗算が準1級 私は3級くらいですけど・・・」
井上「私は無級」
これは面白かった(笑)

まずまず互角で進んでいたように思えたのだが、安食に決定的なミスが出てしまった
まだ寄せ合いではないが、竜を作りあう終盤で、安食が完全な2手パス! 熊倉は0手で、と金を作ることに大成功
しかも、その「と金」が「5三のと金」だったのが安食には不幸だった 俗に言う「5三のと金に負けなし」というやつだ
こ、これはどう見ても、もう一気に差がついた・・・

その、と金を拠点にガンガン攻め立てる熊倉 安食の美濃はたちまち崩壊 
一方の熊倉の玉は、竜と角付きで金銀4枚 めっちゃんこ堅い(^^;
井上「熊倉囲いになりましたね、めちゃめちゃ堅い(笑) 」

安食は大量の駒が遊び駒として盤上に残ってしまい、大差で敗れた 
熊倉さん、優勢になってからの駒運びは淀みなかった きれいな勝ち方だった 87手で熊倉の勝ち

井上「序盤~中盤は安食がうまく指していたが、と金攻めに対する受けを安食は間違えた」
安食さん、2手パスは痛かったな~ やはり女流、いたしかたないか 男子プロと比べて敗因がハッキリしているなあ(^^;

安食は感想戦で「勘違いがあった」とのこと その後の熊倉の手が的確だったこともあって、終盤はノーチャンスだったね
・・・女流が先生の教室では、本気で平手で負かしにくる生徒がいそうだな、それはそれで面白いだろう(^^;

なお、CMで、横綱の白鵬が出ていた 霧島酒造さん、気合い入ってるね~!
焼酎の宣伝で、白鵬「どっしり、ほわんと、白霧(しろきり)」

こんな感じで簡単ではあるけれど、今年もこれから女流王将戦の感想を書いていきたい