郷田と深浦、実力者どうしの一戦
解説の木村「郷田は長考派だが、早指し棋戦でも実績を残している
深浦は攻めと守りのバランスがとれている、粘り強い」

聞き手の室谷女流によれば、ここまでの2人の対戦成績は18勝18敗で同星だそうだ

先手郷田で、ノーマル角換わりの相腰掛け銀になった
双方仕掛けあって、郷田が「馬を作りに行く」という趣向に出たのだが、深浦はあっさりと「馬を作らせる」作戦
どっちの大局観が勝っているのか?

すると、郷田の馬が遊んで、深浦が攻勢を取ることになった
バリバリ攻める深浦vsどうにか受ける郷田、という図式

その戦いの中、深浦が自陣に一手、手を戻して銀を投入、守りに回った判断が素晴らしかったと思った
これで深浦は一気に自玉が安全、以降、寄せに専念できることになった
もっと木村はこの深浦の判断を、しっかりほめるべきではなかったか(笑) ここが最大の山場だったと思う

郷田は実に見えにくい自陣角を打ってがんばったのだが、深浦の攻めは止まらず
やはり、この2人のレベルで、終盤に攻めの選択権を持つと、ほとんど間違えずに攻めてくる
深浦がきっちり寄せきり、128手で深浦の勝ちとなった

木村「郷田の攻めに対する深浦の切り返しがうまかった、郷田の粘りも見れた」
冒頭の木村の言葉どおり、深浦の攻守のバランスが光った一局だった

これでHブロックからは、深浦が1勝で最終勝ち残り者、飯島が2勝ながら最多連勝者となった
なんか、今期は2勝で最多連勝者っていうのが多いね(^^;

気になったので、A~Hブロックの最多連勝者の勝ち抜き数を調べてみた
A 西尾六段 9人抜き
B 村田顕弘五段 3人抜き
C 船江五段 3人抜き
D 北浜八段 2人抜き
E 菅井六段 3人抜き
F 安用寺六段 2人抜き
G 澤田六段 4人抜き
H 飯島七段 2人抜き

西尾だけ目立って勝ったが、他は2~3人抜きが多い 連勝しにくくなってるということかもしれない