西尾 明六段 vs 三浦弘行九段
対局日:2015年6月2日
解説:藤井 猛九段
聞き手:山田久美女流四段

銀河戦、16名による決勝トーナメントに入った
注目は9人抜きした西尾、昨年度勝率1位(0.796)の菅井、A級若手の佐藤天彦といったところか 16名のうち7名が関西棋士とのこと

本局は西尾と三浦の対戦
解説の藤井「西尾は居飛車の正統派 順位戦ではC2だが、それ以外の棋戦で活躍している 
三浦はまじめで一途(いちず)、研究を怠(おこた)らない」

先手西尾で、横歩取りに進んだ 例によって△3三角型 もうプロはこれが常識だね
後手の三浦が、早々に角道を止め、持久戦模様になった
藤井「お互いに相手の研究にハマらないようにした結果、力戦になったということでしょう」

じっくりと駒組みが進む 先手の西尾は一歩得が主張だが、陣形がいまいち 後手の三浦は銀冠に組むべく進めている

三浦から攻める筋を解説していた藤井だが、三浦の手は自陣に歩を打って固める自重、これには藤井はズッコケていた 

そんな三浦に、西尾から攻撃を仕掛けた 藤井「西尾が面白い」
西尾の角切りの激しい攻めが続く 三浦は受けるしかないが、玉飛接近で、どうにも苦しそう
一方的に受けるしかない展開
藤井「三浦は何かひねり出すしかない、普通は受からない」

三浦、必死でがんばる 藤井「なるほどさすが三浦、ギリギリのしのぎを見せますね 西尾もあせりますね」
と言っていたのだが・・・
30秒の秒読みの中、西尾の的確な攻めは止まらなかった 
藤井「あ これがいい手か 西尾はあせってない、これまいりましたね やはり9連勝の西尾」

西尾の実に気持ちのいい手順の寄せが炸裂し、89手までで西尾の勝ちとなった

藤井「西尾が非常にうまく指した印象、三浦に反撃のチャンスを与えずに一手の緩みもなく攻め切った」

投了図、西尾陣には全く手つかず、一気のラッシュを決めて三浦を攻め倒していた これは西尾の会心譜!
三浦は全く力を出させてもらえなかった またしても西尾好調、強しを印象づける一局となった
完璧な寄せ手順、見ていてスカッとしたわ

今季銀河戦では西尾旋風が、どこまで吹き荒れるのか? このままガンガン行ってほしい!