橋本崇載 八段 vs 澤田真吾 六段 NHK杯 2回戦
解説 糸谷哲郎 竜王

ハッシーの登場、今回は何を言うかな~ 澤田の寝癖はどうなってるかな~
そして解説は糸谷竜王! どんなことを言うか楽しみだ

ハッシーは2001年四段、竜王戦1組、B1 前期NHK杯ベスト4により2回戦にシード 11回目の本戦出場
澤田は2009年四段、竜王戦3組、B2 3回目の本戦出場  1回戦で高野に勝ち

ハッシーは髪の毛を黒くしていて、いたって普通 服装も目立たない色のスーツ
澤田も寝癖がない  ・・・面白くない(^^;
糸谷は、顔がぷっくり~ 
その糸谷「竜王になって、免状などに字を書くことが増えました 月に200~300枚」

糸谷「ハッシーは居飛車、振り飛車問わず指しこなす、オールラウンダー
盤上でもエンターテイナーとして色んな作戦を見せて下さる
澤田は昔は自由な作戦だったのですけど、最近はだんだん落ち着いてきた、居飛車の本格派」

事前のインタビュー
ハッシー「前回のトーナメントではですね、反則負けという大失態を犯してしまい、視聴者の皆さまには大変失礼を致しました
えー澤田さんはですね、実力もあり勢いもある、大変な強敵ですけども、私も汚名返上するには勝つしかないと思いますんで、精一杯実力を出し切ってがんばりたいと思います」

聞いていた糸谷「前期のことを乗り越えて、より上に向かっていく決意が見れた素晴らしいインタビューだと思います」
おおーーい、全く普通やんけ! ハッシー節はどこへいった~ まあ、まだ初戦だから遠慮したのか?

澤田「橋本八段は将棋もパフォーマンスも一流だという印象があります 本局は対局時間が長くなるような熱戦にしたいと思います」
聞いていた糸谷「澤田は、泥沼の終盤になってからが自分の本領だという気持ちがあるのでしょう」

先手ハッシーで、注目の初手は▲5六歩! ゴキゲンかと思ったが違い、▲ダイレクト向かい飛車+美濃vs△居飛車になった
すぐ角交換になり、飛車も交換になろうとしている 澤田が長考・・・ それなのに、なかなか解説が始まらない、これはどうにかならないのか どう考えても、もう勝負所だろう もっと早くから解説を開始する必要があるだろう

やっと解説が始まり、糸谷「中飛車の構えを見せてから向かい飛車にする、最近の向かい飛車ですね」
もういきなり飛車も交換になり、互いに敵陣に飛車を打ち合うという、かなりの急戦だ
糸谷「ちょっと澤田が苦しいのではないか」
澤田、王手で飛車を打たれて、苦しくなったのかな? やはり守りの自陣飛車を打って自重が正解だったか?

雑談になった
清水「澤田はスポーツ観戦が好きということですが」
糸谷「一緒に行ったことはありません、澤田は三重に住んでいるんで」
清水「ハッシーは船舶(せんぱく)免許を持っているそうです」
糸谷「漁船ですかね、もっと大きいクルーザーのような?」
清水「さあ?」
なんか、話が膨らんでいかない、話がはずまない・・・(笑)

ハッシーが自陣に角を投入、澤田も攻防に角を投入 しかし澤田の角は引かされた 
糸谷は「いやー」と今の澤田の手を疑問視  
ハッシーに味のいい突き捨ての歩も出て、糸谷「ハッシーが少し指しやすいように見える」

また雑談で、糸谷「澤田はだんだん棋風が居飛車本格派に近づいている 私はさかさま、本格派から遠ざかっている、変革派ですので・・・ シャレです(笑) 」 はは、これは面白かった

ハッシーは攻めかかれそう、澤田玉は2筋が薄いのだ 2筋からどうやって攻めるか・・・
糸谷「ハッシーは優勢を意識しているだろう」
いけ、ハッシー、一気に決めてしまえ・・・

ところが? 澤田が5五に居た角を馬にして、また5五に引っ張ってきたあたりから、様子がおかしくなっていった
澤田の△5五馬に、糸谷「予想外」 そして、手が進むにつれ「澤田が盛り返した」
ハッシーの調子が明らかにおかしい、角を2回も意味なく引かされ、敵陣に居た竜も引かされた 全軍後退・・・
糸谷「差は間違いなく縮まった」
これ、おかしいよなー、ハッシー、何かなかったのか?
糸谷「だんだん混沌、澤田が得意な領域に・・・ ハッシーは逆転されたと考えてるかも」

そして、ハッシーの美濃囲いへの、執拗(しつよう)なコビン攻めが始まった 澤田、桂香香で一点攻め、容赦なし
糸谷「今は澤田のほうを持ってみたい」
しかしこれ、今回、地味な手のオンパレードだな、なんか、相手の手に対応して一手一手やってるだけ、ドーンとした狙いっていうのがない・・・ 単純な飛車交換から竜を作って、桂香を取り合ってその桂香で攻めてるだけだもんね 他の手は相手の攻めを、手なりに受けてるだけだから・・・ 

ハッシー苦しくなったのか? たしかにハッシーの主張するところってのがなくなってきたもんな、そんなことを考えてると、なんと、ハッシー、いきなりの投了!
糸谷がハッシーの竜の引き場所を考えてる、その真っ最中だった 
ええーー、こんなところで投了か あきらめちゃったか  104手で澤田の勝利となった

糸谷「澤田の玉は堅過ぎて寄らず、後は澤田の攻めを待つばかりとなりますので、もう見込みがないとされて投了されたんだと思います 序盤はハッシーが優勢に進めてたと思うんですけど、澤田が△5五馬から手厚くされて最後は見事に勝ち切りましたね」

投了図をよく見ると、まだ双方、囲いが残っているが、駒割りがハッシーの銀の丸損 そしてハッシーは左の銀が一枚、完全に遊び駒 玉も薄い そうか、だから負けか・・・ 
糸谷の解説、どうだったのか 投了図の駒割りのことを視聴者に教えてあげなくてはならないだろう 
そして、最初のほう、本当にハッシーが良かったのか? ハッシーは左の銀が完全に遊び駒だったことを考えると、そんなにハッシー有利とも言えなかったのでは?

感想戦が注目されたが、ハッシー「何がおかしかったのか 難しい 自然な手をやってたつもりだったんですけど 普通にやって普通に負けましたね どこが悪かったか」
負けたのに敗因がわからないとは・・・ 澤田にも糸谷にもよくわからなかったようだ もちろん私にもわかるはずがない・・・
ただ、何回も書くけどハッシーの左の銀、8六の銀が一生使えない駒だったことを考えると、ハッシー有利と判断していた大局観にそもそも問題があったのかもしれない

本局は、早々に飛車角総交換になって一見は派手、しかし飛車を打ち合って、大駒のラインを消しあいながら桂香を拾いあって打って・・・と、やっていることが地味だった 技っていうのがあまり見られず、残念だった 
ハッシー、魅せる将棋を指して勝ちたかったが、魅せない将棋で負けた、という感じだ 投了も早かったと思う 視聴者のためにあと10手くらいサービスで見せて欲しかった 残念だったorz