千田翔太 五段 vs 阿久津主税 八段 NHK杯 2回戦
解説 稲葉陽 七段 

今日は千田と阿久津か 千田は1回戦で、すごく面白い仕掛けをして楽しませてくれた
阿久津は電王戦・・・ もういいか? その話は(^^;

千田は2013年四段、竜王戦6組、C1 1回戦で中村亮介に勝ち 本戦初出場
阿久津は1999年四段、竜王戦1組、B1 1回戦はシード 11回目の本戦出場

解説の稲葉、顔がすごいホームベース型だ~ 何度見てもそう思う
稲葉「千田は受け将棋、流行を追わない独特の棋風 昔の戦型も掘り下げてやってみたりしている
阿久津は居飛車、振り飛車どちらも指すオールラウンダー、攻め味鋭い棋風」

事前のインタビュー
千田「阿久津はさわやかで切れ味のある将棋で全棋戦で活躍されている印象があります 本局は安定した将棋で崩れないようにしたいと思います」

阿久津「NHK杯はファンの方にすごい影響がある棋戦と認識しております すごい終わってから一喜一憂されるんで毎回出るときは気合が入ります 相手が千田さんという若手バリバリの人なので千田さんは力戦形で自分のペースを持っていて力強い将棋を指すので、それに引きずり込まれないように最後まで手に汗握る熱戦を指したいと思います」

先手千田で、千田が早々に角道を止めたのでどうなるかと思ったら、▲居飛車穴熊vs△三間飛車穴熊の、相穴熊になった 
清水「千田は他の棋士と違うことを常に意識して、視点を変えて将棋を見ている、とのこと」

駒組みが進むのが遅く、なかなか進まない
稲葉「重厚な戦い」
戦いが起こらず、千日手の心配をするハメになり、これでは楽しくない・・・
清水「じっくりした序盤の駆け引きになっています」

戦いが起こったのは、番組開始から49分が経過したときだった
清水「いよいよ駒がぶつかりました」
遅かったな 2人の考慮時間の残りは、千田▲2回vs阿久津△5回だ

阿久津が攻めていき、角を切り、2枚換えとなった 
互いに飛車を成り込み合い、ここまでで残りの考慮時間が千田▲1回vs阿久津△2回
そして、また千日手になるかという、不穏な空気が流れる おいおい、かんべんしてくれー

千田が1筋に端角を打ったのだが、これがどういう効果かよくわからない
稲葉「この角は効いているか微妙」

そして、お互いの玉の居る筋である9筋で、戦いが始まった 阿久津が踏み込んだのだ
稲葉「これはもう攻め合い」
・・・あのー、私、この将棋、ぜんっぜん、次の指し手が予想できないんですけど? ただ見てるだけの状態なんですけど、どうしてだ?

千田が「いやー」とぼやいた直後、面白い手が出た
千田は攻められている玉頭を放置で、9筋に桂馬を足したのだ これは面白い桂打ち!
しかし、面白い場面と思われたのは、ここくらいだった

千田が果敢に攻めかかり阿久津玉に必至をかけた あとは阿久津が千田玉を詰ませるかどうか
だが、詰みは全然なく、千田が117手で勝利した

阿久津が投了した瞬間、私は「全然わからんかった、今回!」と叫んでしまった
本局の次の一手の予想できなさは、どうなってんだ・・・ こんなにわからなかった将棋も珍しい・・・

稲葉「ちょっと変わった出だしになりましたけど、阿久津の仕掛けに対しての千田の切り返しがうまくて、千田がリードを奪って、それを広げていった感じがしますね」

これ、私の将棋観戦ライフの中でも、屈指にわからなかった将棋に入るなあ
形勢がどうなってるのか、次の手の候補は何なのか、今どういう状況なのか、本当にわからない将棋となった
この将棋だけの話なのか・・ それとも私の棋力が一気に落ちたのか・・・ ・ 前者ならいいのだが、後者なら激ヤバいね
まあ、相穴熊は将棋の中でも特殊な戦型で、大局観が難しく、何が起こっているのかがわかりにくいということはあるけどね
稲葉の解説にそれほど問題があったとも思えない 稲葉は最近、銀河戦でも解説してたが、そのときは何とも思わなかったからね

今週、銀河戦と女流王将戦があり、来週またNHK杯がある それで私の棋力が落ちたかどうかの評価が出るね
正直、将棋を観ても、本局ほどに何もわからないのだったら、もう将棋観戦しててもあまり意味がない ピンチだ ぐはっorz