斎田晴子女流五段 vs 里見香奈女流名人女流王位
対局日:2015年7月18日
解説:藤森哲也四段
聞き手:伊奈川愛菓女流初段

対局日が7月18日・・・ もう3か月も前だ・・・(^^;  注目の里見の登場だ

解説の藤森「斎田はミス四間飛車と言われています、最近は中飛車もよく指しますし色んな振り飛車を指しこなす、きれいな振り飛車党
里見も振り飛車党だが、居飛車も指しこなすオールラウンダー 特に終盤での切れ味ある手が印象的」

2人は過去8戦していて、斎田2勝、里見6勝とのこと

先手斎田で、▲角交換四間飛車+美濃囲いvs△居飛車+舟囲いというシンプルな戦いになった

斎田が攻めの左銀を積極的に出していき、早々に戦いになった
里見の馬を作る手に、藤森「急に攻めるのではなくじっくり良くしたいという、里見の好みの一手という感じ」

中盤は互角と思える丁々発止のやり合いとなった
藤森「ここらへんがプロっぽい感じがしますね」
藤森「なんかすごい含みがたくさんあって、面白い展開ですね」
うむうむ、斎田も里見もいいよー、さすがベスト8の戦いだ 

斎田もよく健闘しているなー、と思われたが、それはつかの間だった 
里見はうまい手を連発し、見事な構想で自陣の飛車を世に出す手、これで斎田はしびれた
藤森「いやー、これ里見のいい手ですね、斎田は困りましたね」

聞き手の伊奈川女流「困ったときというのは、どう手を探せばいいんですか?」
藤森「それがないから困っているんでしょうね(笑) 」
このやりとりは笑えた(笑)

斎田が勝負手を放つと、里見は最強の応手で答えてきた
そして、里見は自玉が危なくなったのに、一気に斎田玉を寄せに行った~! うわー、そうか もう寄るのか!
読めていなかった藤森は驚嘆、「うわーすごい これはカッコいい手が出ましたね」

あっという間に斎田玉は即詰み! 84手で里見の快勝となった

藤森「よくありそうな最新形だったんですけど、途中は斎田がいけそうな局面もたくさんあって、これはいいねじり合いになったんじゃないかと見ていて思ったんですけど、里見はもっと確実にいく手もたくさんあった中でものすごい切れ味を見せましたね、里見の終盤力が際立った一局だった」

里見の最後の寄せの力は藤森を超えていたな~ 
まあでも、藤森がもし対局者だったらきっと読めていたとは思うけどね 一本道の寄せだからね
プロとして最短の勝ちを目指す意識があるかどうかだが、里見はそれがあり、魅せる将棋を指してくれるなあ
中盤までは競っていたけど、特に里見が不利になった場面はなかったと思う
全体を通して考えれば、里見が斎田を問題にしなかった一局と言えるだろう

感想戦で、斎田が「(終盤に)面白くなったかなと思ったんですけど、あっという間に寄せられてしまいました」と言ったのが印象的だった 
終盤は全ては里見の手の内の中で詰みまで進んだねえ(^^; 力の差は歴然だ

里見の寄せももちろん良かったのだが、中盤での細かい手でしっかりリードを広げていったのが実に強かったという印象だ
里見が地力の差を見せつけ、ベスト4進出だ

藤森の解説だが、声が聞きやすいし丁寧なんで、実にいいね まあ女流の将棋だから解説しやすいのだろうが・・・
藤森はアマや女流の対局のときに出てくれば名解説者だね 
NHK杯で男子プロの将棋を解説をさせたらどうなるかはわからない(^^;  
聞き手の伊奈川さんは、声が棒読みで初々しくて、聞いていて楽しい(笑)  
今週も女流王将戦、やはり面白かったよ