里見香奈女流名人女流王位 vs 加藤桃子女王女流王座
対局日:2015年7月18日
解説:藤森哲也四段
聞き手:伊奈川愛菓女流初段

準決勝の第2局 決勝では北村女流が待っている
・・・というか、これ7月半ばの対局、もう今11月やでorz (放送日は10月31日だった)

でも注目の一戦だ 女流2冠どうし、里見は奨励会三段、加藤は奨励会初段だ

解説の藤森「里見は振り飛車党だが居飛車も指すオールラウンダー、終盤での切れ味ある攻めが魅力的
加藤は基本は居飛車党、中終盤が力強い
目が離せないトップ同士の一戦です」

これまでの対戦成績は、里見5勝、加藤4勝とのこと

先手里見で、ダイレクト向かい飛車から角交換の将棋になった
双方が銀冠に組み、ほぼ同じ陣形に組み上げていく こういう将棋を、私はミラー将棋と呼んでいる
ミラー、すなわち鏡のことだ

なかなか戦いが起きない
お互いに自陣角を打ち合い、飛車先の8筋の歩の位置以外は全部同じ駒組みで先後同形ということになってしまった

開始から50分ほどかかって、ようやく本格的に駒がぶつかった 長かったなー(^^;
加藤から仕掛けたが、藤森「一見、加藤がうまく攻めてるようだが、加藤は飛車があまり使えていない」
一方、里見の飛車は潜在パワーがすごい
藤森「形勢、わずかに里見がいい」

加藤がなんとか食らいつこうとしたときだった、里見に一挙両得の、受けの妙桂が出た!
指されてみれば、なるほどな~という手だ この桂で、相手の角と飛車、両方の利きをさえぎっている
実にうまい、絶妙! 
藤森「里見が優勢になりました」

あとは里見がどう決めるか、だったが、最後の寄せのところ、里見は自陣の銀冠の銀が歩でタダで取られてしまうというのに、放置で相手玉に攻めかかっていった うひょー、発想がすごいー
藤森「里見の鋭さが出た、これで加藤玉は受けなし」
113手で里見の勝利となった

藤森「お互いに同じような陣形から戦いが一気に起きたが、里見の飛車の使い方がうまくて、あっという間に勝ち切った」
里見、快勝だったねえ 本局でも特に疑問手はなかったのではないか
飛車の動かし方もうまかったけど、何よりあの受けの桂だね あれで加藤はしびれたな~
感想戦が2分ぐらいしかなく、もっと観たいところで終わってしまった あー、残念

里見が加藤に力を発揮させなかった一局と言っていいだろう 勝つべくして勝っていた
終盤が差が開いてしまっていたので、そこはやや物足りなかったけどしょうがないか まだ次でも里見が観れるのだ
藤森の解説は、安定していていいね  来週はいよいよ決勝、里見vs北村となった