木村一基 八段 vs 森内俊之 NHK杯 NHK杯 2回戦
解説 島朗 九段

木村と森内、2人とも受け将棋で有名だ
しかし見た目的にはその頭髪の量の差から、格差社会の現実を突きつけられるような対照的な2人の対決だ

木村は1997年四段、竜王戦2組、B1 1回戦で脇に勝ち 17回目の本戦出場
森内は1987年四段、竜王戦1組、A級 前期NHK杯優勝により2回戦にシード 27回目の本戦出場

解説の島「木村は受け師ということで知られている ただ楽観派の代表と思っているんです いつタイトルを取ってもおかしくない 
重量級の2人の対決」

事前のインタビュー
木村「森内九段は懐が深くて大変おおらかです 何でも受け止められてしまうような印象があります 去年負かされていますので、一生懸命がんばってできれば勝ちたいと思います」

森内「木村八段は大変な実力者で力強い受けに特徴がある将棋だと思っています
去年の対木村戦では無理攻めをして失敗してしまうことが多かったので今日は慎重に進めていければと思っています」

先手木村で、後手の森内が角道を止めて無理やり矢倉にもっていった
森内はときどきこの作戦をしているね
2人の対戦成績が出て、木村12勝、森内11勝となっている 木村が大健闘している

島「矢倉戦の長期戦になるんじゃないですかね~ 両者長期戦をいとわない」

木村が強気に玉側の端歩を受けたところから、森内の端攻めが始まった
島が「森内の主張が通っている感じ」と言っていたが、木村も駒音高く攻め合いに出ていった

島「お2人にしてはめずらしい展開」
争点がハッキリしていて、▲木村の2筋の玉頭めvs△森内の9筋の端攻め、になっている
森内はと金を作っていけばいいのに対して、木村は手が広く難しい

木村はなんとか攻めをつなげるべく、苦心しているように見える
島「今日は『受け師』を封印して熱い木村を見れてますね」

王手飛車をかけさせた木村 自信があるのか?
そんな中、一瞬、木村が受けにまわった この手に島は感心
島「この手は達人の手ですね」

しかし、森内が突然、永世名人スキルを発動した スキル名は「読み切り」
島「へー 詰ましにいったんだ、これ木村玉は詰むってことですかー」
そして進んでみると、たしかに詰んでいる
島「きれいな詰みがありましたねー」
11手詰みだった  104手、森内の快勝となった

島「最後は鮮烈な寄せだった、お2人が受けを封印した叩き合った将棋ですね、とても迫力を感じました」

うーん、これ、島さんの解説、問題があった
一局を通して、形勢判断をほとんど何も言ってくれなかった もう視聴者が自分で考えるしかなかった
特に終盤、難しいなら難しい、わからないならわからない、と言う必要があるだろう
指し手の解説だけに終始してしまった
「いやいや、これはどっちが勝つかわかりませんよ」とでも言ってくれたら、全然違ったのだが・・・

感想戦を見ていると、難解だったが本譜はトン死したってことなのだろうか
木村のほうが手段が手広く難しい将棋だった、ということらしいね

ここ最近、NHK杯をぼーっと観てしまうことがある
いや、理解して観ようと思うんだけど、自分の棋力では理解が追い付かないということがある
解説者に頼りきってしまう、という状況になってしまう
男子プロの将棋は難しいから、しょうがないと言えるが、かなり問題だなあ
対局者のどっちかを応援していれば、まだ観るときに力が入るんだけどね
解説者はときどき形勢判断を言ってほしいと思う 
清水さんも「どちらがいいのでしょうか?」と聞いてくれればね