前回の記事↓
将棋世界1月号の付録より 後手番に苦労している棋士 あ~た行編
http://mune1232007.blog121.fc2.com/blog-entry-2654.html

将棋世界2月号の付録、「現役棋士データブック 下 2016 た~わ行」を入手しました
後手番に苦労している棋士が知りたいので、それを調べる後半、た~わ行編です
2012年度~2015年度(10月末時点まで)が載っています

前回調べたときと同じく、2014年度を見てみます・・・と思ったのですが、そんなに目立つ差のある棋士がいなかったです

増田康宏四段 2014年度 先手勝率 0.8333 後手勝率 0.000  年度成績 5勝3敗
でも、これは たった8局のデータですからね

中尾敏之五段 2014年度 先手勝率 0.6667 後手勝率 0.1250 年度成績 9勝11敗
この棋士、ふだん、屈指の目立たない棋士なのでは(^^;

渡辺明竜王 2014年度 先手勝率 0.8095 後手勝率 0.4737 年度成績 26勝14敗
た~わ行では、2014年度に後手番に苦労していた、有名な棋士は、この人ぐらいでした


でも、下(た~わ行)では、2013年度に、おお、これはそうとうな差だな、という棋士が何人かいたので紹介します
なお、上(あ~た行)では、こんなに差がある棋士は、いなかったです

豊川孝弘七段 2013年度 先手勝率 0.6875 後手勝率 0.1111 年度成績12勝13敗

長岡裕也五段 2013年度 先手勝率 0.5882 後手勝率 0.1000 年度成績11勝16敗

中川大輔八段 2013年度 先手勝率 0.5385 後手勝率 0.1667 年度成績10勝16敗

中田功七段 2013年度 先手勝率 0.5000 後手勝率 0.1818 年度成績9勝16敗

堀口弘治七段 2013年度 先手勝率 0.8333 後手勝率 0.1818 年度成績7勝10敗

山本真也五段 2013年度 先手勝率 0.6000 後手勝率 0.1111 年度成績5勝9敗

この6名は2013年度、後手で負けまくり、後手の勝率1割台・・・ 先手は5割以上勝ってるのになあ
振り駒が勝負に直結ということか(^^; 


ちなみに、羽生名人のデータを載せておきましょうか 
2015年度(10月末まで)の羽生さんの後手勝率に注目です

羽生善治四冠
2012年度 先手勝率 0.8529 後手勝率 0.6471 年度成績 51勝17敗 0.7500
2013年度 先手勝率 0.6667 後手勝率 0.6875 年度成績 42勝20敗 0.6774
2014年度 先手勝率 0.7407 後手勝率 0.7037 年度成績 39勝15敗 0.7222
2015年度 先手勝率 0.4667 後手勝率 0.8000 年度成績 19勝11敗 0.6333
(2015年度は10月末時点までの数字)

羽生さんって、先手が得意な印象が私はあったんですけど、2013年度は後手のほうが成績が良かったんですね 
そして、今年度は先手で負けて後手で勝っているというデータ、へえーですね

せっかくなので、もう一人、比較対象として渡辺明竜王を載せておきましょうか
渡辺明二冠
2012年度 先手勝率 0.8000 後手勝率 0.6774 年度成績 45勝16敗 0.7377
2013年度 先手勝率 0.5385 後手勝率 0.5185 年度成績 28勝25敗 0.5283
2014年度 先手勝率 0.8095 後手勝率 0.4737 年度成績 26勝14敗 0.6500
2015年度 先手勝率 0.6923 後手勝率 0.5000 年度成績 16勝11敗 0.5926
(2015年度は10月末時点までの数字)

渡辺さんのほうは、やっぱり、後手で苦労があるようですね 
統計として出ているという結果でした

プロ棋士全体の統計として、2014年度は2590局、先手1326勝、後手1191勝、千日手65、持将棋8
先手勝率0.5268と書いてあります
過去20年間で先手勝率が一番高かったのは、2004年度の 0.5540
過去20年間で先手勝率が一番低かったのは、2008年度の 0.4972 となっています