勝又六段、「将棋とコンピューター」をテーマに、10分間にぎゅう詰めにして、たくさんしゃべっていました
以下、抜粋です
勝又「今、AI、人口知能が話題となっていますが将棋の世界では数年前からコンピュータとの頭脳対決が始まっています。(そして、1997年のディープブルーの話など) 今ではチェスもオセロもコンピュータが人間を超えました。また囲碁でも最新の技術を駆使した強いコンピュータソフトが出現してプロに追いつこうとしています。そして今将棋もコンピュータが人間を超えようとしています。」

そして、プロが将棋を指すときに使っている「読み」と「大局観」の説明
対して、Bonanzaの「機械学習」の説明がありました

勝又「2012年に故・米長永世棋聖がコンピュータに負けたあと、羽生善治四冠は『これからはコンピュータの計算処理能力から導き出される一手を人間の知性で理解し同じような結論を導き出せるかを問われるような気がしてなりません』と述べました。その予言は当たります。今やコンピュータが指した手をプロ棋士が有力と認めコンピュータ新手として指されるようになりました。名人戦の大舞台でもコンピュータ新手がタイトルのゆくえを左右しました。コンピュータ新手を採用した当時の森内俊之名人は『誰が指しても良い手は良い手です』とインタビューに答えました。現在ではプロ棋士がみな森内さんと同じ感覚でコンピュータ将棋と接しており、コンピュータの新手を咀嚼(そしゃく)して新たな戦法を作り上げています。」

そして、過去の電王戦について、ちょっとだけ触れましたが、過去の電王戦の結果などは言いませんでした
次いで、叡王戦の説明がありました  
もうプロvsコンピュータのルールが貸し出しありなどのハンデ戦になっていることは言いませんでした

勝又「持ち時間8時間というのは人間側にとっては充分な時間です。しかしそれでも山崎八段にとっては厳しい戦いになるでしょう。それはコンピュータ将棋が進歩し続けているからです。電王戦で最初にプロ棋士に勝ったコンピュータに今のコンピュータは7割以上の確率で勝つほど棋力は向上しました。チェスやオセロのように将棋も人間が勝てなくなるのは時間の問題です。しかしだからこそ人間らしい将棋を見せ堂々と戦わなければいけません。コンピュータ将棋が強くなったから人間同士の試合はつまらない、というのではなく人間が指す将棋は面白いと言われるようにしなければならないのです。長嶋の天覧ホームラン、江夏の21球、中村のフリーキックなど、スポーツには固有名詞がつく名場面がたくさんあります。将棋にも中原の5七銀など将棋ファンの記憶に残る名手があります。棋士が残せるのは棋譜だけです。棋譜だけでその棋士の名前が浮かぶようなものをトップ棋士が残していくことがこれからはより大事だと思うのです。(中略) 人間はいかなる状況にも対応できます。コンピュータ将棋から学ぶことでもっと強くなるでしょう。その上で人間の個性を見せることができます。それは他の分野でも同じでしょう。コンピュータがいくら進歩してもAIがいくら発達しても人間は臨機応変に対応しコンピュータと共存し発展していくでしょう。私はそれを信じています。」


これ、勝又さん、ハメ手を使った阿久津八段を非難しているとも受け取れるんですが(^^;
「堂々と戦わなければいけません」、と言ってるもんなあ

勝又さんは「人間はいかなる状況にも対応できます」、と、すごいことを言っていますが、まあ願望でしょう
人間に対応できないことがあるからこそ、プロ棋士はコンピュータに負けるわけですから・・・

10分間でこれだけ濃い密度でしゃべることができるんですね、感心しました