今日は地元の岡崎市で将棋まつりがありました
それに行ってきましたので、その感想 
NHK杯は明日まわしにします

午前中の30分間のトークショー、渡辺竜王と谷川九段と石田九段と鈴木カンナ女流が出演していました
300席くらいある、屋外会場の能楽堂(のうがくどう)が、満席でした(無料)
でもあまり面白くなかったです
とりわけ、谷川九段の声が聞き取れないのが、致命的でした(マイク使用)
私は後ろのほうに座っていたんで、それが原因かもしれませんが、渡辺、カンナの2人の声は聞こえるのに、タニーの声は判別不能、石田さんの声も半分くらいしか聞こえませんでした
となりに座ったおっちゃんが、「谷川の声は聞こえんなあ」と言ったので、私は「そうですね~」と話していました

どんな話だったか、ちょっと書くと、タニー「会長職は最初の1年が一番大変でした」
石田「岡崎の名物をいっぱい食べた」
カンナ「一番のおすすめは?」
石田「ど~れ~も、おいしい」
カンナ「私はパンケーキが好きです」
そして渡辺の奥さんのマンガの話 
誰が言っていたかわからないですが、奥さんに「洗濯物を見ておいて」と言われた渡辺が、雨が降ってきたけど、そのまま洗濯物を見ていただけという話

渡辺のトークはやはり面白く、
渡辺「竜王を失冠したのに、竜王という色紙を10枚くらい書いちゃって、あっと思ったけど、また使うかもしれないので、取っておいた(笑)  でもどっか行っちゃいましたけど」
渡辺「競馬が趣味だったんですけど、馬券を真面目に買うのをやめました。競馬を研究する時間を将棋をやっとけば良かった(笑) 」

お客から質問を受け付けるコーナーがあり、そこでもちょっと問題だなあと思ったことがありました
お客の声はマイクで拾っているわけではないので、何を質問したのかが、他の客たちにはわからない
本来ならば司会の棋士が、「今これこれ、こういう質問が来ましたが、どうでしょうか」と言わなくてはならないでしょう
それをせずにいきなり棋士どうしで話してしまうから、どんな質問が来たのか、私を含め、他の客にはわからないのです

質問では、盤外戦術をされた経験はあるか? と、 井山の7冠をどう思うか? と、 終盤どうすれば強くなるか?
という感じの3つの質問でした
盤外戦術について、タニー「私の世代より上の話ですね。今の若手はすごく礼儀正しい」(ギリギリ聞き取れた)
渡辺「竜王戦で糸谷さんに、盤外戦術をやられたんです。彼はすぐ席をはずしますからね~。糸谷さんがパッと席を立って、部屋から出た瞬間にこっちが指すとどうたらこうたら~」
この渡辺の話は何かお客に受けていましたが、私はメモを取るために目を下に向けていた都合上、よく分からなかったです

終盤力については、渡辺「僕は自然に強くなっちゃいました」
おお、さすが渡辺! 本音が聞けるんでいいねえ

さて、30分のトークショーがひとまず終わって、指導対局のコーナーをちらっと見てみると、瀬川さんが指導をちょうど一段落したところでした
これは「スキあり」とみて、私は瀬川さんに「いつもブログ見てます、また更新してください」と声をかけることができました
瀬川さんは「あ、ありがとうございます」と答えてくれました
瀬川さんって、何か、いい雰囲気を持った人なんですよね

さて、今後は午後の公開対局の話
能楽堂で、2時から5時頃までありました 
私は今年は事前の抽選に当たったので、入ることができたというわけです(入場料1000円)
入場料1000円ですけど、500円分の図書カードがもれなくもらえます

最初の岡崎市の人の挨拶で、「観客定員250人のところに650人も応募があった」と言っていました
どうも、申し込みが増えてるらしいです
出演棋士として、タニー、渡辺、石田、中田章道、杉本、勝又、瀬川、佐々木勇気、藤井聡太三段、カンナ女流、室田女流、中澤女流、と、もういっぱい(笑)  藤井くんは学生服姿でした

さて、3局行われましたが、1局目はカンナ女流二段vs室田女流二段 時間は初手から1手20秒未満
渡辺が解説ということでしたが、冒頭に、岡崎市のマスコットキャラである「オカザえもん」が出てきました
渡辺が「僕、今日、初めて見たんですけど、気持ち悪くって」と言ったので、私にはかなりウケました
将棋のほうは、カンナの居飛車でカニカニ銀風の2枚銀vs室田のゴキゲン中飛車となり、
この戦型では、思わぬ長手数の熱戦になりました
結果、145手でカンナの勝ちとなっていました 2人とも、これだけ指せれば満足じゃないかな

室田「20秒にしてはいい将棋だったかな」
カンナ「終盤、グダグダになってしまって、室田さんにも勝ちがあったと思う。楽しかった」

解説の途中で、佐々木勇気に「解説するときに心がけていることはありますか」と問われた渡辺が、
渡辺「どうやって笑いを取ろうかなと考えてる」と言ってくれたのには、私は心の中で拍手しました(笑)

次、2局目 事実上のメインイベントだったと思います
石田「期待の新人、藤井聡太三段です! まだ13歳、中2」 それに対するは石田の愛弟子、佐々木勇気
持ち時間は初手から1手20秒未満
これが、前局に引き続き、熱戦となりました
棋譜を下のほうに貼っておきます

そして、ラストの3局目、本来のメインイベントだった、渡辺vsタニー
持ち時間は5分、切れたら1手20秒未満
先手は振り駒で渡辺となりました この時点でいやな予感はしてたんですが・・・(^^;
相矢倉になり、双方組みあがったあと、渡辺がスズメ指しで端から先攻 1筋で香交換
タニーも攻め返すが、渡辺が自玉の頭に▲8七香と手堅く打つ手で、タニーの攻めが止まってしまう
タニーは駒を渡す攻めになってしまい、渡辺のお返しの反撃が猛烈に厳しい
あとは渡辺に一刀両断という感じで、タニー玉はあっさり詰んでしまった
渡辺、圧勝といっていい内容でした これは・・・ 両者の実力差がモロに出たとしか・・・



開始日時:2016/05/01
先手:藤井聡太三段
後手:佐々木勇気五段

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △7四歩 ▲6七金右 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩
▲2六歩 △4三金右 ▲3七銀 △6四角 ▲4六角 △3一玉
▲7九玉 △2二玉 ▲8八玉 △9四歩 ▲9六歩 △5三銀
▲1六歩 △7三桂 ▲2五歩 △6二飛 ▲1五歩 △4五歩
▲6八角 △8五桂 ▲8六銀 △5五歩 ▲同 歩 △4四銀右
▲2四歩 △同 歩 ▲2五歩 △同 歩 ▲1七桂 △5五角
▲4六歩 △5三銀 ▲3五歩 △2四銀 ▲3四歩 △同 金
▲2六歩 △4二銀 ▲2五歩 △3三銀引 ▲1四歩 △9五歩
▲同 歩 △9七歩 ▲同 桂 △5七歩 ▲同 角 △5六歩
▲6八角 △5二飛 ▲8五桂 △同 歩 ▲同 銀 △5四桂
▲7七金上 △4六桂 ▲3五歩 △4四金 ▲4七桂 △5八桂成
▲5五桂 △6八成桂 ▲同 金 △5七歩成 ▲7八金寄 △2七歩
▲同 飛 △4九角 ▲2六飛 △5五飛 ▲2四歩 △3五金
▲3四歩 △2六金 ▲3三歩成 △同 玉 ▲2六銀 △6七と
▲3五銀 △7七と ▲9七玉 △9六歩 ▲同 銀 △7六角成
▲3四銀打 △2二玉 ▲2三歩成 △3一玉 ▲3二と △同 馬
▲4三歩 △2七飛 ▲2二金 △同 玉 ▲2三歩 △3一玉
▲2二金 △同 馬 ▲同歩成 △4一玉 ▲3二角 △5一玉
▲4二歩成 △6一玉 ▲8五桂 △5九飛成 ▲4三角成 △7一玉
▲5三角 △8一玉 ▲7三桂成 △9九龍 ▲8六玉 △7六金
▲同 馬 △同 と ▲同 玉 △7五金 ▲同角成 △同 歩
▲8五玉 △9六龍 ▲同 玉 △8四桂 ▲8六玉 △7六金
▲8五玉 △9六角 ▲8四玉 △9三銀
まで154手で後手の勝ち

藤井「勝てなかったのは残念でしたけど、いい機会になりました」
佐々木「藤井くんのうわさは広まっている、中終盤、苦しかった、またどこかで当たるかもしれない」
タニー「素晴らしい将棋でした」
勝又「終盤の最後、▲7九歩と底歩を打っていれば先手が有利だったのではないか」
この一局は、要するに相矢倉での細かい手筋を使った高度な応酬でした
ついていくのも一苦労という感じ 藤井くんは負けたけども、20秒将棋でこれですから、やはり三段は、レベルが高いですね~
何しろまだ13歳ですもんね

さて、この能楽堂での公開対局なのですが、問題もあるのです
大盤が設置されてあるそばに、木の柱があり、そのせいで先手側の持ち駒が見えない席があるのです
それもかなり大量の席、3分の1の席は確実に、先手の持ち駒が見えません
私は中央付近に座っていたのに、「先手の持ち駒が目隠し将棋状態」でした これはどうにかなりませんかね
大盤をもう一つ増やして、右だけでなく左にも大盤を置くのはどうでしょうか
人手は余っているので、解説は右の盤でやって、現在の進行を左の盤でも示せばいいと思いますよ
お客が駒の全容が見えない将棋観戦、それはやはりダメでしょう

以上、レポートでした 疲れました