銀河戦の▲阿部隆vs△菅井、某所でちょっと話題になっていたので、観てみました
(私は最近、銀河戦、よほど気になる対局しか観てません)

145手目、双方、考慮時間はもうなく、30秒将棋の秒読みの中 「8」まで読まれた阿部
阿部が▲1三歩を指そうとして、駒台から持った歩を1三に置こうとするが、歩は1三の地点で飛び跳ねて、豪快に菅井のほうにまで素っ飛んでいってしまった
焦った阿部は1二を指さし、「あ、すいません、銀、銀」と言い、駒台から銀を持とうとするが、今度は銀も手につかず、阿部の手から素っ飛んでいった  そして、阿部は間髪入れずに「すいません、負けました」と言った
そのあと、頭をペコペコ下げる阿部の姿があった 菅井も「いえいえ」という感じで頭を下げ返した

・・・結果は、たぶん「投了」でしょうね 「時間切れ負け」ともどっちとも取れますけどね 
記録の伊藤明日香は、「まで144手で菅井七段の勝ちとなりました」と事務的に言ってました

これは阿部隆さんが、マナーが普通、当たり前の行為をしたと私は思っています
指したのは▲1三歩のはずなのに、指し直しで▲1二銀をやろうとしたのだから、ダメですわ
阿部さんはそのことに本能的に気づき、もう「銀」と言った直後に1秒空けないくらいで「負けました」と言ってました
これは「待ったに相当するルール違反は即負け」という脊髄反射が普段から身についているということでしょう、プロの持つべき手本だと思います

阿部さんは終局直後、「二歩に見えちゃったんだよね、一瞬」と言っていました
後手の歩が1六にあったのですが、それが先手の歩に見えたということでしょう

解説の大石は、「▲1三歩と▲1二銀を迷われているうちに時間切れ負けという形に、まあ放送ならではのハプニングではあったんですけど」
大石が投了時の形勢について言ってくれてなかったのが私の不満ですね
それまで実にうまく解説していたんですけどね 
(私見ではたぶん阿部の劣勢と思います
阿部がちゃんと着手できていれば、あと少しで決着がついたのではと思えました) 
追記・激指14の検討モードPro+の判定では、投了図では+941で先手の阿部有利とのこと
うわー(^^; 阿部がリードしてたんかー

対局中の聞き手の伊奈川女流の「この手はどうでしょうか」というフォローが素晴らしかった
ただ、対局としては相矢倉でお互いに決め手に欠け長手数になり、私は退屈でした(笑)
感想戦がなく、番組は終了 
時間枠があと4分は余っていたのに、なんで阿部に感想戦でしゃべらせてあげないのか
「解けたら初段 七手詰め」を放送してどうするんですか・・・

話変わって、羽生さんの件ですけど、NHKスペシャルの予告で、羽生さん、煽られてますね~(笑)
ナレーション「最強の頭脳、羽生善治が唯一戦っていない相手、それが人工知能」
こんな風に言われたら、「いつ戦うのか」っていう話にもうなっちゃうじゃないですか
羽生さん自身がなんらかの動きがあることを示唆してしまいましたし、もう引けない・・・

どうなるかの私の予想ですが、叡王戦に予選から出場するというぐらいでは、もう済まないと思いますね
150何人が参加する予選を勝ち抜かないとコンピュータと対戦できない、そんなのではもうダメダメでしょう

スポンサーですが、今まで電王戦を開催してきたドワンゴを無視して他の企業がスポンサーになるっていうことができるのか?と思いますね 
ドワンゴは連盟にとって、もう欠かせないスポンサーでしょう いっぱいタイトル戦を中継していますからね

「羽生vsコンピュータ」をドワンゴ以外の企業が取り仕切り、一番おいしいところをさらっていったら、せっかく今まで「プロvsコンピュータ」の電王戦を盛り上げてきた川上会長が怒るのは目に見えてます ・・・まあ怒らせておけばいいか?(笑)
仮にドワンゴがスポンサーとなると、また貸し出し+PC制限+貸し出し後ソフトの性能変更禁止のトリプルハンデでやるってことなんでしょうか
アルファ碁とセドルさんはそんなことしなかったですけどね

囲碁で負けたあとに出てきたとなると、誰かが言ってましたけど本当に「羽生さんは戦艦大和」ですけど(^^;
もう敗戦が実質決まったあとに出撃していったという日本軍の最終兵器・・・
羽生さんが負けたら、私はどうなりますかね  
もう負けるのは覚悟してますけど、それでも負けたら・・・orz 
羽生さん、たとえ負けても大和魂を見せてくれ~