黒沢怜生 五段 vs 山崎隆之 八段 NHK杯 1回戦
解説 高橋道雄 九段

黒沢と山崎・・・ 黒沢は私は全然知らない、山崎の自由な発想が見どころだろう

黒沢は2014年四段、竜王戦5組、C2 本戦に初出場
山崎は1998年四段、竜王戦2組、B1 16回目の本戦出場

解説の高橋「黒沢はまだまだ新人だが、早くも五段になって活躍している
振り飛車党でさばきを得意としている、終盤の切れ味も抜群
山崎は山崎流という独自の優秀な指し方を色々と発表されていて、非常に個性的であり才能豊か」

事前のインタビュー(要約)
黒沢「NHK杯は3年間、記録係を務めさせていただいた
この舞台に出ることがあこがれでした
今日は喜びとともに気合充分な態勢で臨んでいます
山崎八段は力戦が得意とされていて、特に中終盤が強い印象です」

山崎「黒沢五段は振り飛車党の早見え早指しで自分のペースを握るとすごく破壊力のある将棋だと警戒しています
近年1回戦負けをしてしまっていることが多いのでぜひなんとか1回戦を突破して勢いよく指していきたいです」

先手黒沢の、▲角道オープン四間飛車vs△2筋の向かい飛車という、相振りになった
NHK杯で相振りはいつ以来だろう? 私は楽しみだったのだが、この一局は私にとって難局となった

この一局、戦いが始まるまでが異様に長かったのだ・・・
お互いじっくり駒組みし、考慮時間をたっぷり投入
▲中飛車+穴熊vs△向かい飛車の力戦形
本格的に戦いが始まったのは、番組開始から50分が経過したころだった

最近ではめずらしいけど、30年ぐらい前は、こういう「1時間近く経ってからようやく戦いに」という将棋も多かった(^^;

角交換から、山崎の角打ちに対して、黒沢が自陣角で受けたが、これがやはり高橋の言うように「黒沢は利かされた感が」という感じがした 
黒沢の角は、受け一方だからだ

高橋は「お互いに攻めが難しい、こう着状態になりそう」と言っていたが、山崎がうまく手をつなげていった
黒沢は苦しく、中央から動こうとしたが、結局、「相振りで中飛車にするのは、作戦負けになりやすい」というセオリーどおりとなってしまった

相振りで中飛車というのは、中央を攻めてみても、相手は中央は手厚いことが多い
そして相手は攻め駒と守り駒が、元々、役割が完全に分離しているので、中央を攻めても効き目が薄いのだ

山崎は格の違いを見せつけ、どんどん引き離していった
途中、黒沢が馬で山崎の飛車を追いかける展開となったが、山崎は丁寧に対処した

最後は黒沢が桂と飛車の交換という、大幅は駒損になったところで、希望なしとみて投了した
もう黒沢は山崎玉に迫る術がなく、大差だった

高橋「山崎は相手に力を出させない指し方が非常にうまかたですね
黒沢のほうはいつもの力を出せなかったですね」

感想戦が3分ほどだったが、どこをやるかということで、対局者が困っていた
徐々に差がつき、どこが勝負所だったんだ、という将棋だったなあ、相振りはこうなることも多いからしょうがないけど(^^;

今週は大差になってしまい残念だった 序盤が長いので私は眠たくなった 
山崎は強かったね、本局では手が伸びていた 人間相手だと、強い山崎が観れる
黒沢は力不足というか、選んだ作戦が損だった・・・ やはり相振りで中飛車は問題あると思った