土曜の夜にTVで放送のあったETV特集「最強ソフトVS個性派棋士~激闘 電王戦二番勝負~」の感想です

正直、私はもう電王戦はTVや出版媒体から、見放されたと思ってましたので、こういう放送があるのは素直にうれしかったです
去年の「電王戦FINAL」の後では、こういうTV放送や出版物を、とんと見かけなくなっていましたので・・・

さて、印象に残った発言をピックアップ
今後のソフトの進化を聞かれた山本一成さん
「ここまでが限界だ、という理論は特に言われていないので、人が理解できない領域になると思います」
おおー、そうですか、まだまだ進化しますか! 
もう人間を抜いたし、どんどん強くなっちゃえ(笑) 

山崎叡王のPONANZAとの練習
ナレーション「手も足も出ず、初手合いは完敗に終わりました」
ナレーション「山崎さんはその後、何度指しても歯が立ちません」
ナレーション「山崎さんは練習を重ねるうちに、自分の読みに自信が持てなくなっていきました」
ナレーション「山崎さんは攻略の糸口が見いだせないまま第1局にのぞむことに」
ナレーション「第2局の展望が全く見えません」

・・・なんか、もうボロボロな言われ方なんですけど(^^; 
思うのは、結局、山崎叡王は練習で一局でも、待ったなしでPONANZAに勝てたことがあったのか? それは思ってしまいますね

千田五段と山崎叡王との違い
ナレーション「千田さんは今や棋士は、ソフトの形勢判断を参考にして指し手を選ぶべきだと言います」
ナレーション「しかし山崎さんはその言葉を素直に受け入れられません」

ここ、面白かったです
千田が正しいのかもしれないけど、ただのソフトのコピーに成り下がりたくない山崎の気持ちもよく分かります

技術的なことは、2か所、疑問点がありました
第2局の▲2二角成と踏み込むと山崎叡王にチャンスがあったかのように言われていましたが、▲2二角成としてやっと五分だったんじゃないでしょうかね
△5六歩▲2二角成△5七歩成▲3二馬△同玉▲5七金のときに、△3九角とPONANZAが打つ読みでしたけど、そこでは△3三銀として互角との激指の読みです 
△3九角はココセでしょう 

その後の△1三同玉のときに▲1五香と走れば山崎叡王にチャンスだったとも番組では言われていますが、千田五段のブログで「後手玉が逃げ出せる形になるのでチャンスとは言えないようだった」と書かれていますね
(「千田翔太 ブログ」で検索すると出てきます)

でも色々な資料映像が多く見られました
よく1時間も番組の放送時間を確保してくれたと思います 
この企画に対してはNHKさんには感謝しております、ありがとう
欲を言えば羽生vs佐藤天彦の名人戦でも、これぐらいの番組があったら最高だったんですが(^^;