今期も、囲碁将棋チャンネルで女流王将戦のTV放送が始まった
土曜の夕方6時から7時38分までの番組だ
それを観て、簡単に感想を書いていこうと思う
あっさりとしたものになるかもしれないが、とにかく書いていきたい

・第38期 霧島酒造杯 女流王将戦  タイトルホルダーは里見
・本戦トーナメントは16人出場で、優勝者が里見に挑戦
・持ち時間は25分、切れたら40秒

もう、これだけ知っていたらいいと思う(^^;

室谷由紀女流二段 vs 上田初美女流三段
対局日:2016年6月7日
解説:鈴木大介八段
聞き手:中村桃子女流初段

ふーん、第1戦は室谷さんと上田さんかー、まあ女流だし、軽い感じで観よう、と思っていたのだけど・・・

解説の大介「室谷は振り飛車一本、努力が実を結んでここ1~2年、力をつけている
上田は終盤が強い、振り飛車党だったが、最近は居飛車も指す」

先手室谷で、相振りとなった ▲三間飛車vs△中飛車だ
鈴木大介は例によってしゃべりがうまく、序盤の駒組み段階でも全く飽きさせない
思ったことを全部しゃべってくれるサービス精神があるね

大介「妥協するところを見せちゃうと、同じ相手に毎回、いいなりになっちゃうんで」
大介「攻めの棋風の人は、攻めの形を早く作ると、攻めたくなっちゃうんで、まずは囲いを優先すべき」
大介「積極的ですねー!」
大介「ほお~、これは面白い手ですよ~」
・・・解説が楽しいね

時間の使い方で、気になることを言っていた 私も前から思っていたことだ
大介「持ち時間の残り時間が5分になったら、一気に使い切って、読みをたくわえておけ
どうせ40秒ずつ使っても、5分がなくなるのは同じ」
これはNHK杯でもそうだと思う  
NHK杯は最初10分からスタートするから、残り2~3分になったら、一気に使い切るのが戦術だろうね

さて、序盤は妥協した手もあり、女流っぽいな~、と思って観ていたんだけど、中盤がほとんどなくすぐ終盤に入ると、なんかレベルが高くなっていった・・・

上田の手が、寄せの構想を練る段階で、がぜん光を放っていく
上田の手が大介の予想手と一致、もしくは上回り始めたのだ

大介「上田の手、いい手ですねー 勝ちを見切ったか? もう決着しに行ってますね」
解説の大介が長手数の難しい詰みがあるかを考えているときに、上田は確実な「詰めろ」で迫る
大介「手堅い寄せに見えますね、かしこい手ですね」

「読み切れない詰み」より、「正確な詰めろ、詰めろ」で迫るほうが正しいのが将棋の寄せだ
上田の手は冴えまくり、室谷に粘るチャンスを与えなかった
78手、上田の快勝だった

大介「途中まで形勢は2転3転したかもしれないけど、上田の寄せが見事で私の上を行きました
上田は産休明けだけど、将棋がバランスが取れていて完成に近づいている印象」
大介、上田をベタほめだった  最後のほうがとにかく強かったもんなー

室谷はもう仕方ないか 今回は完敗を認めるしかないだろう 
中盤、室谷に選択肢が多く、手が広くなっちゃって、間違えやすいという将棋の作りになり、そこはアンラッキーだったと思う

相振りということで定跡にとらわれない戦いだったし、構想力が問われて面白かった
それにしてもこの上田さんの終盤力・・・ 上田さんが別格なのか? こんな女流がゴロゴロいるのか?
女流の棋戦ということで、もっとリラックスして観れるかと思っていたら、レベルが高い
こりゃ、内容についていくのが大変だ・・・
たしかに男子には劣るかもしれないけど、ぼーっとのんびり観れるってもんじゃなさそうだ(笑)
もっとレベルの低い戦いを期待してしまっていたが、考えを変えないといけない(^^;

これから毎週火曜に、女流王将戦の模様を書いていきたいので、よろしく