加藤桃子女王・女流王座 vs 千葉涼子女流四段
対局日:2016年6月9日
解説:塚田泰明九段
聞き手:村田智穂女流二段

注目の加藤の登場  この2人は前期のこの棋戦で当たっており、2年連続のカードになる
そのときは横歩取りで、千葉の凡ミスから差が広がり、加藤がド圧勝していた

解説の塚田「加藤は居飛車党で、中終盤が粘り強い
千葉は居飛車党で、シャープな攻め」

先手加藤で、なんと藤井システム! 局後の加藤によると、「最近居飛車しか指してなかったけど、藤井システムを勉強してきたので」ということだった
塚田「加藤は奨励会で香落ち上手のときに、振り飛車を指しているはず」とのこと
ちなみに加藤は奨励会初段だ

戦いが起こったのだが、加藤の手順が、やや疑問と塚田
塚田「千葉が悪くない」
たしかに、千葉があっさり香得して、そこから駒得が拡大  これは千葉が良さそう・・・
千葉に焦点の歩の好手も出て、千葉好調だ
塚田は「加藤は苦しいところからの粘り強さは抜群」と言っているが、千葉の正確な指し回しが続いている

千葉、今日は冴えてる! おもしろいおもしろい、このままいけー 去年の屈辱を晴らせ 
そして、だいぶ進み、千葉優勢のまま問題の局面を迎えた
塚田が「ここは千葉は一回受けたほうがいい、攻め合うと危険」
と言っていたのに、千葉は攻めた! ぐわ、これはどれほど危険なのか

そこから加藤の猛攻撃が始まった  
加藤は「もう逃さん」とばかりに、ラッシュで迫る!
そして、いともあっさりと千葉を寄せてしまった・・・ 11手詰みを食らい、千葉はあえなく撃沈
83手の短手数で加藤の逆転勝利に終わってしまった
あああーー 千葉が受けていれば、そこから真の終盤が楽しめると思ったのに~ 千葉、痛恨の一手ばったり
これは千葉、悔いが残る敗戦となってしまった  

塚田「千葉のほうが有利だったと思うが、守るべきところで攻めてしまった
そのため加藤の猛ラッシュを浴びてしまった、急転直下でちょっと残念な一局」

感想戦で千葉「駒が気持ちよく使えていて、すごい勝ちそうになったのに残念でした」
終盤、せっかくここから盛り上がるというところで、千葉の一手ばったりで勝負が一気に決まったので、ええ~、まだまだ楽しみたかったのに、という思いが私はすごかった(^^;

でも、藤井システムの攻防は見ていておもしろい、私の好きな戦型のひとつだ
尻切れトンボな一局になってしまったが、ラストに至るまでの戦いはかなり充分に楽しめた
塚田によれば加藤と千葉、それぞれ一手ずつ悪い手があったくらいだった

(・・・だが、気になった局面を激指14で調べたところ、66手目△3七桂成はかなりおかしいと激指先生
この△3七桂成は、なんだか感触が悪いと思ったら、やはりそうか・・・ 
塚田が指摘できていなかったところだ)

でも全体的には塚田の解説が的確で、良かったと思う  
聞き手の村田も、よく質問していい仕事をしていた
私の満足度・・・75%というところだ  

加藤桃子に、千葉涼子に、塚田に、村田智穂・・・ 
色々な人材がみれて、私には女流王将戦は楽しい