小野ゆかりアマ vs 里見咲紀女流2級
対局日:2016年6月29日
解説:佐藤康光九段
聞き手:室谷由紀女流二段

アマチュアの登場、棋力のほどはいかに
対するは里見香奈の妹の里見咲紀

解説の康光「小野は振り飛車党」
聞き手の室谷「小野は女流戦で30局戦って16勝14敗」
康光「私は里見咲紀はよく知らない」
室谷「里見咲紀は2016年度に女流棋士になったばかりで20歳」

先手小野で、相振りになった ▲向かい飛車+金無双vs△三間飛車+美濃
じっくりとした駒組みが終わり、徐々に局面が動いていった

康光「里見はなかなか自在、ちょっと作戦勝ち、巧みな動きでした」
里見はどんどん攻撃態勢を整え、里見の駒が小野の玉頭に4枚も利いているという、絶好の攻めの形
しかし小野のほうも、玉頭は4枚で守っており、ギリギリ耐えている
小野としては、超怖いところだけどなあ

そこで小野が流れを変える一手を指す
いまいち働きのなかった角を、中央にバーンと飛び出して、これで盤上の空気が変わった
小野からも攻めがあるという状況を作り出した
康光「この角は攻防に利いたいい手」

そして、里見が痛恨のミスをしてしまう
桂の跳ね違いが、一見、気持ちよい手に見えて、おかしかったとのこと
康光「んー、桂跳ね、どうでしたかねー」
里見は果敢に先手の玉頭を清算して迫ったのだが、もう一押しが足りない
康光「この里見の攻めは駒を渡すけど、里見の玉は大丈夫でしょうか」

で、康光「小野がうまく受けて、盛り返した」
あら~、里見、せっかくけっこう迫ってたのになー
里見は自玉も、美濃のコビンを吊るし桂の筋で狙われ、美濃が崩壊した・・・ これは困ったか

そしたらなんと、秒に追われた里見さん、単純な王手飛車をモロに食らう手を指してしまった
その瞬間、康光「ん?」 室谷「あ」 康光「あ」 
・・・里見さん、その悪手を指した瞬間に口に手を当てて「やっちゃった」という仕草を見せていた
純粋王手飛車を食らった里見、即、投了! 95手で小野アマの勝ち
まあ小野さんとしては作戦負けではあったけど、快勝というところかな

康光「序盤から中盤にかけて里見のほうがうまく駒組みして充分な態勢を取った
ただそこから小野がうまく持ちこたえて、結果的には里見のミスを誘った
小野が差をつけられないように粘り強く指し継いだ」

相振りで楽しみにしていたんだけど、いまひとつ盛り上がりはなかったように思う
細かい構想が問われてミスできないし(当たり前だけど)、相振りはやはり大変だな~と思う
大技が出なかったのが残念だった
最後の王手飛車は単なる大ポカだからね

もし里見さんが大ポカしてなかったら、どういう局面だったのだろう、やはり里見が悪いのか?
そう思って、投了から2手前を激指14で調べてみると、検討モードのpro+はなんと、「+145で互角」という判断
な、なに~ +145って、ほとんど差がないやん  ああー なんてこったい・・・