郷田真隆 王将 vs 高見泰地 五段 NHK杯 2回戦
解説 鈴木大介 八段

タイトルホルダーの登場 
しかし郷田は今一つ、羽生三冠、渡辺二冠、天彦名人と比べて目立たないが・・・
高見は1回戦で稲葉に勝ったとのことだが、私は何にも覚えていないのであった(笑)
私の過去ログを見ると、「大熱戦」、「強い勝ち方」と書いてある

郷田は1990年四段、竜王戦2組で優勝、B1 25回目の本戦出場
高見は2011年四段、竜王戦4組、C2 2回目の本戦出場

解説の大介「郷田は居飛車の本格派、プロでも見習うべき点が多い超一流の棋士
高見は屈指の攻め将棋、詰むか詰まないかに強い」

事前のインタビュー
郷田「決断よく持ち味を出せればと思っております
張り切っていい対局にしたいと思います」

高見「郷田王将は居飛車党で言わずと知れたトップ棋士
指したい手を指されて勝たれている印象があってとても尊敬する将棋です
タイトルホルダーに教われる機会は初めてなので自分の力が精一杯出せるように挑戦する気持ちでがんばりたいと思います」

先手郷田で、横歩取りに進んだと思いきや、郷田が横歩を取らず▲5八玉と変化した
これは第1期電王戦第1局の▲PONANZAvs△山崎で出た形だ

相掛かりの変形のような、力勝負に進んだ
大介「郷田が注文をつけて力戦形に」
局面、落ち着くのかと思いきや、郷田が意表の一手を指した
郷田が3筋から、一歩損をする果敢な攻めを敢行!
大介「これは見たことがない手ですねー、いやいやいや」

考え込む高見  高見は自然に対応したように見えたが、進んでみると
大介「郷田がちょっとうまくやった、3手くらい郷田が手数でリードしている」

考慮時間の残り、郷田▲10回vs高見△3回となって、差がついている
大介「それだけ苦心してるんだと思いますね」
郷田は、とにかく決断がいい 自玉に相手の駒が迫っているのに、おかまいなく攻め合い
郷田、超強気だ
大介「相手の攻めは残しているとの郷田の読み、たぶん読みというか感覚の部類じゃないですかね」

局面、郷田優勢が確定したようだ
大介「プロはみなこぞって研究しますね、特に3筋を攻めたあたりは・・・
郷田は一人で剣を研いでいる」

大介「画面で見ると、ちょっと高見、がっかりしている様子が」
高見もなんとかしようと迫りたい気持ちは伝わってきたのだが、郷田の的確な寄せの前に、なすすべなしといったところだ

郷田は最後の手もきれいで、狙われてる自陣の銀をスッとかわして、それが相手玉を寄せる拠点になっているという鮮やかな一手を指した 攻防一体の、華麗な手だね

69手で郷田、完勝! 郷田は5回考慮時間を余していた

大介「久しぶりに上位者、タイトルホルダーの貫禄を見せてもらった気がする
将棋の作りがすごいうまかった
高見としては激しい将棋で力を出し切れなかった
私も実は、対A級は四段になってから十何連敗した
高見にはこれを糧に強くなってもらいたい」

時間があまって、27分も感想戦があった・・・(^^;

郷田「横歩を取って、負けちゃっているんで」
高見「3手差くらいになっちゃった気がしました、体感的に」

郷田の3筋からの攻め、あれが研究範囲だったかについて知りたかった
研究範囲と思うべきだろうけどね
高見は今回は完全な斬られ役だったね  ▲5八玉型がそもそも高見はノーマークだったようだ

郷田は全く緩まず、会心譜だったと思う  素晴らしい出来栄えだった
さすがはタイトルホルダーだ  やはりそれなりの地位にある人は強くあってほしい お見事だった